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格差社会(11月21日放送)

2012年02月01日 | FM放送要旨
かずさFM 83.4メガヘルツ 
「熊本秀樹の生活まる得情報」(放送時間 毎週月曜日9時30分~ 再放送19時30分~)
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毎週金曜日12時~14時の「ランチタイムガーデン」もどうぞ。
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NO133格差社会を考える(要旨)

 ニューヨーク市のウォール街を震源地に規模を拡大する反格差社会デモが拡大しています。

 1.格差社会とは
  ①中流社会が少なくなる現象(1段下の生活を強いられる)と考えています。
    日本ではバブル崩壊まで1億総中流と言っていましたが、その後の20年で生活の格差が大きく
    なっているようです。
  ②格差拡大で機会の不平等が発生する危険
    高校や大学に行きたくても行けない。給食費が払えない。十分な情報が得られない。
    余裕のある人は様々な社会保障を受けることができるのに、生活に追われると
    有利な制度を知らなかったり、申請できないこともあります。
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 2.どこに格差が生まれるか
  ①所得格差
   1987年当時、中流と感じている人が75%に対し、2006年では54%に減少しました。
   日本の可処分所得の中間値は約470万円。
   相対的貧困層に属する世帯は年間の可処分所得が約235万円以下の世帯といわれます。
  ②世代間格差
   年齢によって政府や自治体から受ける社会福祉や税の優遇措置が異なります。
   少子化で高齢者を支える人数が減り、現役世代の負担が重くなる可能性があります。
  ③教育格差
   公立と私立、学習塾など、費用を伴う幼児教育に掛けるお金によって、
   学力に大きな差ができる可能性があります。
  ④雇用格差
   新卒と就職浪人は圧倒的に新卒者のほうが有利のようです。
  ⑤結婚格差
   収入の少ない人は結婚する条件が悪くなります。
  ⑥医療格差
   お金がない人は十分な医療が受けられなくなる可能性があります。
   近くに病院がない、産科がないなどの医療地域格差も深刻になっています。

 3.格差をなくすために
  ①社会保障を充実させるために、国民の痛みを伴う改革が必要です。
   国の歳出と 歳入をバランスさせる努力が必要でしょう。
  ②高齢者の既得権となっている福祉の削減も必要になりそうです。
  ③総合的な戦略に基づいて格差をなくしていく方法を考えましょう。

 ちょっと抽象的になってしまいました。難しい問題です。