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住宅ローンの金利(6月13日放送分)

2011年06月27日 | FM放送要旨
かずさFM 83.4メガヘルツ 
「熊本秀樹の生活まる得情報」
放送時間 毎週月曜日9時30分~ 再放送19時30分~
「かずさFM」は4月からインターネットでも聞けるようになりました。
 
毎週金曜日12時~14時の「ランチタイムガーデン」にも出演していますので、
インターネットでお聞きください。
 
NO111住宅ローンの固定金利と変動金利(要旨)
 
ローンを組むとき悩むのが金利を固定にするか、変動にするか?です。
現在は低金利が続いていますから、変動金利は低めの金利、一方固定金利は金利が高く設定されています。
 
 1.固定金利
   ①ローンを借り入れる段階で将来の金利を一定に定めてしまうタイプです。
   ②最近は35年固定金利など超長期の固定金利商品も利用できる場合があります。
 

 2.変動金利
  ①利息を支払う都度、金利水準を定めることをいいます。
   借りた時点で将来の金利は決まっていません。利払いの時点で支払利息額が決定されます。
 
 3.固定、変動、どちらを選べばいいのでしょうか
  ①固定金利を選ぶ場合
   住宅ローンの支払総額を確定させたい人
   将来の利息支払額を借入時点で確認したい人
   大企業に勤めていて将来の収入の予測がつけやすい人
   ローンを返済すると、あとは生活するだけでぎりぎりの人
     ローンを目一杯で組んでしまうと変動金利では金利上昇時に返済額が増えて家計が
     破綻する可能性があります。
   将来の金利上昇幅が大きいと思う人
   将来景気が良くなると思う人
     景気が良くなると一般的には企業の借入れ増などで金利水準は高くなります。
  ②固定金利の注意点     
   金利が上昇すれば常に固定のほうが変動より得になるわけではありません。得をするのは
   予想以上に金利が上昇した場合だけにです。
 

  ③変動金利を選ぶ場合
   住宅ローンの借入期間が短い人
     2年とか3年程度で返してしまう場合、金利が上昇しても大きな影響はないと考えられます。
     固定金利で不利な金利を選ぶより変動金利のほうがいい結果になります。
     但し、銀行のキャンペーンで短期の固定金利が異常に安い場合もありますので
     チェックしましょう。
   住宅ローンの繰上返済を積極的にしようとする人
     両親から住宅取得資金を贈与してもらう予定がある場合。
     余裕あるローンを組んでいるので繰上返済がいつでも可能な場合
     早い時期に一気に繰上返済を行うと、利息をほとんど払わないうちに、元本を
     大幅に減らすことができます。
     金利上昇前に、元本を減らしてけば、利息支払額を減らすことができます。
     固定金利の場合、ほとんどの銀行では繰上返済時に手数料がかかりますが、変動金利の場合は、
     繰上返済手数料が無料の銀行が結構多いこともチェックしておきましょう。
   住宅ローンの借り換えを考えている人
     住宅ローンは銀行間で激しい競争があり借換えを行うと金利が安くなるケースが多くなっています。
 
 金利の低い現在は、原則として固定金利で借りておくべきと思いがちですが、返済方法や経済状況でにより、
 どちらの借入が有利ということはありません。
 
 変動・固定のどちらを選ぶか長所・短所を知って自分で判断してください。