トライアスロン初レース、行ってきました。制限時間ギリギリでしたがなんとか無事でゴールできました。(^o^)vご覧の皆さんにご報告できてうれしいかぎりです。成績は270名の参加者中258位で、ゴール者のうちだと尻から4番目。やっぱり「這う這うの体」という形容がピッタリの有様でしたが・・・。
ベルトの穴が一つ移動してはじめたブートキャンプ、あれから約1年です。スイミングスクールの門を叩いたのが昨秋、バイクを手に入れたのが冬、で今回初レース。五十の手習いってやつです。溺れたり、転倒したりしやしないかと不安なことばかりでした。幸い最初に選んだ大会が「静岡県選手権」で、募集人数も少なく、東海三県の方がほとんどというローカルな大会だったので、初心者にとても優しい大会で、その不安も半減してくれました。事前に選手の皆さんに「初レース者」が50名もいること、その者たちにはこのピンクのキャップを与えること、そしてその者達をやさしく導くこと等通達してくださいました。大会関係者のお心遣いに感謝したい気持ちでいっぱいです。
「水分補給」「自分の身体と相談」「前半トばすな」等血の通った言葉を戴いたブリーフィングが終わり、イルカの肌を思わせる黒いスーツのツワモノどもといざ海へ。水温23度、いつものプールより少し冷たいかなという感じでした。立ち泳ぎをし、スタートを待ちます。スイムコースは港内に泊めた三艘の漁船を2周回1.5km。ふくらはぎが早くも攣りそうな具合でここでもまだとっても不安。精神の緊張が筋肉にもいらぬ緊縛観を強いるものなのかも。「カエッテコイヨ~」とか、「練習の成果をダセ~」とかいうような声援を受けそのつど全員の雄叫びがあがり11時10分ついに港にホーンが鳴り響きます。
練習では約45分程度かかるスイムパート。出場者のデータからみるとどう考えてもビリのほう。それがさらにアッチコッチとジグザグに泳いでしまう。プールと勝手が違い流れがあって、波もある。時々平泳ぎを入れてコースの修正をしなければならない・・・などとしている間に周回遅れとなりトップの選手に抜かれてしまう。スイムパートは制限時間1時間。余裕ありと思っていたがコレでは早くも失格かと心配になり、温存するはずだった「アシ」も使ってキックを入れる。2周回目の後半でその脚が攣る。周りにはもうほとんど誰もいなくなっていて「リタイア」の文字が早くも脳裏を過ぎります。課題1オープンウォータースイミング。
引きつった脚を擦りながらバイクラックに辿り着くと残っているバイクはほんの数台、「分かりやすくてよかった」、などと言ってる場合か!アミノバイタルを一本、キュっと流し込んで、ゼッケンをつけたTシャツを着、いざ40km。大井川の堤防に一度上がり、下って河川敷のリバティというきれいに整備されたマラソンコースを走ります。うす曇だったお天気もサングラスが欲しいほどの上天気に。同日「高塚」エリアに飛びに行っている仲間が「こりゃ飛べてるかも」と想像します。が、「あ、イッケネ~」バイクボトルをク-ラーに忘れてきた。「こまめな水分補給」ってのができないじゃん、これじゃ。
仕方ないコース中にある水のみ場頼りダナ。巡航30km台のときもあって一人二人抜きましたが、コース3周の間に27~25kmに落ちて、三周目にはコース内に選手がほんのチラホラ。慣れないダウンヒルポジションを取っていたら股間に血が通わないらしく玉が痺れてきました。みんな全然平気なのかしらん、この辺も克服すべき次なる課題だな。
ランのスタート地点とゴールが一緒のため、私がスタートする頃には続々と選手がゴールしています。分かつのはゴールテープの横を過ぎるのかテープを切るのか。制限時間まで残り1時間半ほど。10kmのランは凡そ1時間を切れていますからなんとかなりそう。だが、練習時と違って脚が攣ってしまっています。スタッフの方にバケツで水をぶっ掛けてもらいフラフラとランコースへ。(掛けてくださるスタッフの何名かの方は女性、とっくにびしょぬれなんだから水着だったらいいのに、なんて考えてる輩はいないんだろうな~。)途中で何度も工場のフェンスやブロック塀に寄りかかってストレッチ、わき腹にも痛みがきて、さらには13年前の「背骨の古傷」あたりの背筋も攣ってきて、ついには走れなくなって歩いてしまいました。それでもここまできたら仲間との夜の宴席の盛り上がりを考えてリタイアだけは免れたい。慌てることはない、今から焦ってもどうせビリなんだから、と自分を諭す。今までやってきたトレーニングの量や質からすればこの辺がいいところなんだよ、とも。「因果応報」やはりマラソンが人生に例えられるのもこの辺がその所以かななんて考えながら脚をはこびました。
そしてラスト、ゴールテープまで200mくらいで3時のサイレンが聞こえました。10分遅れでスタートですからなんとか4時間に間に合いそう。最後はきちんと「走って」ゴールしたいと歯をくいしばって向かっていると大きな声で「サ、ノ、サ~ン」!
ありがたいなあ。朝霧が飛べなかったらしく、浜名湖の宴会に行く途中のタマちゃんが寄ってくれていたのです。チョーうれしい!。)*^O^*(
「高塚」組14名のフライヤーとこの日は浜名湖館山寺温泉で合流。ヒリヒリした肌に浴衣でグビグビといただきましたヨ、ソリャ~。