2007.10.18
この一枚のチケットから・・・物語は始まる・・・
話は少し前に遡るが・・・
私が「エース」、転じてもはや「狂犬」と呼ばれるようになった男とエレバンの出発日について打ち合わせていた時の事だ・・・
「LOHAs」の2人組みが・・・なにやらにやけながら我々に新情報を持ってきたのだった・・・
「なんでも18日にミス・アルメニアのコンテストが国立オペラ・バレエ劇場で開催されるらしい・・・」
「・・・」
「・・・・・・」
この私、「プロフェッショナル」は・・・
そんな「出来レース」に興味などは全く無い・・・
ここは・・・出発は予定通りで・・・
と横のエースを眺めると・・・
「エッエースが・・・!!」
「くっ喰いついている・・・・!!!」
『18日なら・・・ちょっと待つぐらいだから折角だから行ってもいいですよ・・・!!』
エースにためらいは・・・無い・・・・
いや・・・やる気満々だ・・・
となると・・・私はいかにするべきか・・・
それに残念な事に・・・喰いついたのは「エース」だけではなかった・・・
その時アルメニアのエレバンの安宿「リダの家」には日本人旅行者が7人・・・
私に「エース」、「LOHAsの2人」、そして遠くを見つめる視線が拳法の達人ブルースリーを髣髴させる「リー」、そして女の子とのツーショットで抜群の笑顔を見せる「ロック」、この6人は次はトビリシだがたった一人誘拐事件で日本を現在ホットに騒がせているイランに突入を試みる「スー」(文中の人物はプライバシー保護の為すべて匿名です)・・・
この7人の内・・・・私を除く6人が・・・
あっという間に「ミスコン」を見に行く”固い決心”をしてしまっていたのだ・・・・
ここでちょっと私は考えなければならないことがある・・・
旅行者は個人商売だが・・・
日本国籍のパスポートを所持する身としては・・・
隠れ蓑として「日本人の習慣・風習」にもなじんでおかなければならない・・・・
そして怖いのは日本人社会独特の「村8分」という風習である・・・
私一人興味が無いからといって・・・・
ミスコンを見に行かないと・・・
他の日本人旅行者に「仲間はずれ」にされてしまい・・・
ストーカー先を軒並み失うという非常事態にもなりかねない・・・
熟考に熟考を重ねた1秒後・・・
私はあくまでも「プロフェッショナルとして観光効率を完璧に計算した上」で・・・
「LOHAs」の情報に・・・あくまでも”止むを得ず”乗ってやることにした・・・
行くと決まったからにチケットだ・・・
チケットは3種類・・・3000ドラム(約1000円)、4000ドラム(約1300円)、7000ドラム(約2300円)・・・
皆が3000ドラムのチケットを買う中・・・
『エースが4000ドラムのチケットに手を出した!!!』
私は・・・別段3000ドラムのチケットで十分だが・・・
ストーカー先のエースが・・・4000のチケットを買ってしまうのなら・・・
この私はいかにするべきか・・・
3000と4000のチケットの違いは2階席の正面か側面かの差だ・・・
思いは乱れに乱れた0.5秒後・・・・
4000のチケットを手にしている自分がいた・・・・
舞台となった国立オペラ・バレエ劇場
ミスコンの幕が上がる30分前に劇場前に到着すると・・・
戦いの舞台に上がる前のミスアルメニア候補達・・・
『エフィイィ・・・・皆様おキレイなのです・・・・』
『ハッ・・・違う違う・・・村八分を恐れ・・・ストーカー先のエースにただついて来ただけだ・・・・』
そして中に入り・・・
自分の席の前にカメラの3脚を立て・・・
暗い中でもキレイな写真が取れるように「プロフェッショナル」として用心して・・・・
・・・
・・・・・・
まあちなみに専門のカメラマン以外に腰の高さまで伸びるような3脚を使用していたのは・・・劇場広しと言えどもこの「プロフェッショナル」だけだったが・・・
まああくまでも「いい写真が取れたら一緒に来た皆に分けてあげたいから」という心遣いだけで・・・
決して自分が良い写真を撮りたいだけという訳ではない・・・
そして・・・”普段から持ち歩いている単眼鏡”を取り出して・・・
・・・
・・・・・・
いや、この日のために特別持っているわけでなく・・・
いつも景色を見るために持ち歩いている単眼鏡を・・・
出しただけで・・・・
特に他意はない・・・
・・・・
・・・・・・
まあ前振りが長くなったが・・・
「ミスコン」の舞台の幕があけた・・・
色々なイベント(歌やダンス)等があったような気がしたが・・・
『始まると同時に最早女の子しか目に入ってなかったので』写真は自然と女の子が中心に・・・
幕を開け、勢ぞろいしたミスアルメニア達・・・
『おおおぉぉ!!中々の・・・強者揃いのような気が・・・』
彼女たちが水着を着て勢ぞろい・・・
『えふぅ~・・・・キレイな方が見れて・・・しわわせでふぅ~・・・・』
そして・・・デジカメの性能の限界に挑戦
『くぅぅ・・・12倍ズームさえあれば・・・・もっと美しくとれるのにぃ・・・・でもおキレイなのでしゅぅぅぅぅぅ~!!』
そしてなんやかんやとやってから一段落して
また・・・勢ぞろい
このあとちょっと間をおいて・・・
一次審査の結果発表が・・・・
一次審査は・・・???
この7人に・・・
「・・・」
「・・・・・・」
『ガイドブックに世界一の美人の産地と謳われたアルメニア・・・その厳選された7人・・・・ドイツもコイツも・・・・この美しさ・・・やつ等はんぱじゃねぇ・・・!!』
そして・・・2次審査では
また水着~!
『ゲヘッ!ゲヘヘヘッ!!でれでれでれ~・・・・!!』
またなんやかやと審査やショーがあってから・・・
3人が呼ばれ・・・
そのうちの一人の彼女が・・・ミス・アルメニアに輝いた・・・
今年のミス・アルメニア
ちなみにこの右側の娘!!
そして幕が降り始め・・・観客が三々五々と帰る中・・・
今なら「接近戦を挑める」とばかりに・・・
ここがチャンスとばかりに「エース」と私は猛ダッシュをして1階席に・・・
そして・・・
下に降りてグランドフィナーレを眺め・・・
ミス・アルメニアを近くから眺め・・・
ミス・アルメニア!遠くても近くても・・・美人は美人なのです・・・
『うーん・・・グレィトなのでふぅ~・・・』
「・・・」
「・・・・・・」
そして我々は・・・
今迄の旅行人生最大最強の満足をして・・・
会場を後にした・・・
唯一つこのミスコンテストに難点があるとしたら・・・
旅行界で常にヨーロッパを絡め、エレガントに旅行を続けたために、ここ数年で「ミスターエレガント」、通称旅行界の『ミスター』との異名まで頂戴するようになったこの「プロフェッショナル・デューク東城」を・・・
この「ミス・アルメニア」の伴侶に選ばなかった事であろうか・・・
この一枚のチケットから・・・物語は始まる・・・
話は少し前に遡るが・・・
私が「エース」、転じてもはや「狂犬」と呼ばれるようになった男とエレバンの出発日について打ち合わせていた時の事だ・・・
「LOHAs」の2人組みが・・・なにやらにやけながら我々に新情報を持ってきたのだった・・・
「なんでも18日にミス・アルメニアのコンテストが国立オペラ・バレエ劇場で開催されるらしい・・・」
「・・・」
「・・・・・・」
この私、「プロフェッショナル」は・・・
そんな「出来レース」に興味などは全く無い・・・
ここは・・・出発は予定通りで・・・
と横のエースを眺めると・・・
「エッエースが・・・!!」
「くっ喰いついている・・・・!!!」
『18日なら・・・ちょっと待つぐらいだから折角だから行ってもいいですよ・・・!!』
エースにためらいは・・・無い・・・・
いや・・・やる気満々だ・・・
となると・・・私はいかにするべきか・・・
それに残念な事に・・・喰いついたのは「エース」だけではなかった・・・
その時アルメニアのエレバンの安宿「リダの家」には日本人旅行者が7人・・・
私に「エース」、「LOHAsの2人」、そして遠くを見つめる視線が拳法の達人ブルースリーを髣髴させる「リー」、そして女の子とのツーショットで抜群の笑顔を見せる「ロック」、この6人は次はトビリシだがたった一人誘拐事件で日本を現在ホットに騒がせているイランに突入を試みる「スー」(文中の人物はプライバシー保護の為すべて匿名です)・・・
この7人の内・・・・私を除く6人が・・・
あっという間に「ミスコン」を見に行く”固い決心”をしてしまっていたのだ・・・・
ここでちょっと私は考えなければならないことがある・・・
旅行者は個人商売だが・・・
日本国籍のパスポートを所持する身としては・・・
隠れ蓑として「日本人の習慣・風習」にもなじんでおかなければならない・・・・
そして怖いのは日本人社会独特の「村8分」という風習である・・・
私一人興味が無いからといって・・・・
ミスコンを見に行かないと・・・
他の日本人旅行者に「仲間はずれ」にされてしまい・・・
ストーカー先を軒並み失うという非常事態にもなりかねない・・・
熟考に熟考を重ねた1秒後・・・
私はあくまでも「プロフェッショナルとして観光効率を完璧に計算した上」で・・・
「LOHAs」の情報に・・・あくまでも”止むを得ず”乗ってやることにした・・・
行くと決まったからにチケットだ・・・
チケットは3種類・・・3000ドラム(約1000円)、4000ドラム(約1300円)、7000ドラム(約2300円)・・・
皆が3000ドラムのチケットを買う中・・・
『エースが4000ドラムのチケットに手を出した!!!』
私は・・・別段3000ドラムのチケットで十分だが・・・
ストーカー先のエースが・・・4000のチケットを買ってしまうのなら・・・
この私はいかにするべきか・・・
3000と4000のチケットの違いは2階席の正面か側面かの差だ・・・
思いは乱れに乱れた0.5秒後・・・・
4000のチケットを手にしている自分がいた・・・・
舞台となった国立オペラ・バレエ劇場
ミスコンの幕が上がる30分前に劇場前に到着すると・・・
戦いの舞台に上がる前のミスアルメニア候補達・・・
『エフィイィ・・・・皆様おキレイなのです・・・・』
『ハッ・・・違う違う・・・村八分を恐れ・・・ストーカー先のエースにただついて来ただけだ・・・・』
そして中に入り・・・
自分の席の前にカメラの3脚を立て・・・
暗い中でもキレイな写真が取れるように「プロフェッショナル」として用心して・・・・
・・・
・・・・・・
まあちなみに専門のカメラマン以外に腰の高さまで伸びるような3脚を使用していたのは・・・劇場広しと言えどもこの「プロフェッショナル」だけだったが・・・
まああくまでも「いい写真が取れたら一緒に来た皆に分けてあげたいから」という心遣いだけで・・・
決して自分が良い写真を撮りたいだけという訳ではない・・・
そして・・・”普段から持ち歩いている単眼鏡”を取り出して・・・
・・・
・・・・・・
いや、この日のために特別持っているわけでなく・・・
いつも景色を見るために持ち歩いている単眼鏡を・・・
出しただけで・・・・
特に他意はない・・・
・・・・
・・・・・・
まあ前振りが長くなったが・・・
「ミスコン」の舞台の幕があけた・・・
色々なイベント(歌やダンス)等があったような気がしたが・・・
『始まると同時に最早女の子しか目に入ってなかったので』写真は自然と女の子が中心に・・・
幕を開け、勢ぞろいしたミスアルメニア達・・・
『おおおぉぉ!!中々の・・・強者揃いのような気が・・・』
彼女たちが水着を着て勢ぞろい・・・
『えふぅ~・・・・キレイな方が見れて・・・しわわせでふぅ~・・・・』
そして・・・デジカメの性能の限界に挑戦
『くぅぅ・・・12倍ズームさえあれば・・・・もっと美しくとれるのにぃ・・・・でもおキレイなのでしゅぅぅぅぅぅ~!!』
そしてなんやかんやとやってから一段落して
また・・・勢ぞろい
このあとちょっと間をおいて・・・
一次審査の結果発表が・・・・
一次審査は・・・???
この7人に・・・
「・・・」
「・・・・・・」
『ガイドブックに世界一の美人の産地と謳われたアルメニア・・・その厳選された7人・・・・ドイツもコイツも・・・・この美しさ・・・やつ等はんぱじゃねぇ・・・!!』
そして・・・2次審査では
また水着~!
『ゲヘッ!ゲヘヘヘッ!!でれでれでれ~・・・・!!』
またなんやかやと審査やショーがあってから・・・
3人が呼ばれ・・・
そのうちの一人の彼女が・・・ミス・アルメニアに輝いた・・・
今年のミス・アルメニア
ちなみにこの右側の娘!!
そして幕が降り始め・・・観客が三々五々と帰る中・・・
今なら「接近戦を挑める」とばかりに・・・
ここがチャンスとばかりに「エース」と私は猛ダッシュをして1階席に・・・
そして・・・
下に降りてグランドフィナーレを眺め・・・
ミス・アルメニアを近くから眺め・・・
ミス・アルメニア!遠くても近くても・・・美人は美人なのです・・・
『うーん・・・グレィトなのでふぅ~・・・』
「・・・」
「・・・・・・」
そして我々は・・・
今迄の旅行人生最大最強の満足をして・・・
会場を後にした・・・
唯一つこのミスコンテストに難点があるとしたら・・・
旅行界で常にヨーロッパを絡め、エレガントに旅行を続けたために、ここ数年で「ミスターエレガント」、通称旅行界の『ミスター』との異名まで頂戴するようになったこの「プロフェッショナル・デューク東城」を・・・
この「ミス・アルメニア」の伴侶に選ばなかった事であろうか・・・