覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

巻末に込められたサイン

2017年06月26日 08時51分23秒 | Weblog

 春の大レース、宝塚記念直前、前日24日全国発売の御用雑誌『優駿』7月号

 この巻末編集後記の読み込み。21日水曜日には入手、解読に掛かり、これをも踏まえ水曜週中情報をお送りした。これがやはり大きなポイントで、今回の大きな明暗だった。

 

 今回は、ダービー制覇 藤沢和雄先生を採り上げ、その四半世紀も前の管理馬

     ヤマトダマシイ     父シンボリルドルフ   2戦1勝     

 ここから説き起こされていた。明け3歳のデビュー戦を圧勝。当然、クラシック候補と騒がれ、注目された2戦目。アクシデントで競走中止、帰らぬ馬となった。

 

 この1頭への反省、自戒を込め、以降、藤沢先生は「一勝より一生」をモットーに、若い時焦って無理遣いすることなく、ダービーに間に合わなくても、成長し古馬になってから大きいところを獲れれば良い、との鷹揚さ、「馬優先主義」を掲げ、2年連続ダービー2着 シンボリクリスエス ゼンノロブロイ この2頭を古馬になってから大成させ、有馬記念3連覇、秋GⅠ3連覇を達成する。

 

 表装はこの藤沢さんを掲げつつ、実は宝塚記念の前、競走中止の悲劇を持ち出す以上、その真意とは、宝塚記念史上の名高い悲劇的結末

    1995年 第36回 宝塚記念   

       優勝 ダンツシアトル     枠連 1-5  1番 9番   

 

 このレースの

    中止  8枠16番 ライスシャワー     的場  

 これを暗示しているのではないか。これは自然な発想だった。そして今回、メンバー中

    ライスシャワー      天皇賞・春 2回優勝   菊花賞馬

    キタサンブラック     天皇賞・春 2連覇    菊花賞馬   

 

 これが明らかに重なり、合致する。これでわたくしは先週水曜、申し上げた。キタサンブラックの闇。この同じ実績を持つ2頭。7月号巻末で ライスシャワー を暗示する以上、これは今回の宝塚記念。圧倒的大本命と目される キタサンブラック これのアクシデントの可能性、ひょっとしてゴールしない可能性にまで水曜云い及んだ。

 果たして翌日、木曜午後出馬表発表で

 

    8枠16番 ライスシャワー         競走中止、安楽死処分

    8枠11番 キタサンブラック    

 

 この配置となり、結局はこれの取捨。これが分かれ目となった。

 

 もう1つ。暗示されているのが ライスシャワー なら、この馬のキャリアで

    クラシック無敗3冠 のかかる ミホノブルボン をゴール前、凌ぎ、阻む   

    史上初春の盾3連覇 のかかる メジロマックイーン を止め、阻む   

 

 この 3冠ストッパー = ライスシャワー に該当する、キタサンブラックに立ちはだかる、今回のこの名馬の 春GⅠ3冠を止める馬 この突き止めこそ最大のポイントだと考えるに及ぶ。

 結果、キタサンブラック 1.4倍の圧倒的人気で9着に沈む。



 実は、ライスシャワー暗示こそ、今回の 宝塚記念 に向けた、藤沢&ヤマトダマシイ 提示の真意だった。

 3冠を狙う名馬が阻まれ8枠で大きく沈む、そして3冠ストッパーが台頭する。


 無論、これだけの圧倒的人気が存在し、これが勝てず、『太陽がいっぱい』の仕掛、未来を見据える藤沢 → サトノクラウン勝利レース これが浮かぶ以上、わたくしも 11番 単 頭から 馬連 馬単 は押さえたが、ただ、わたくしの大本線にも読み違いはあった。



  御登録 お問合せ先

        sir_delacroix@yahoo.co.jp    まで

  『詳細希望』 または 『登録希望』 件名明記にて、空メールを下さい。

 今日は完全休養のつもりだったが、どうしても競馬のことを考えてしまうな。

 春GⅠシリーズはフィナーレだったが、引き続き、中長期の御優遇御登録。今週はお受け致します。
 

 基本的に、競馬のGⅠシーズンは前シーズンと同じことが何らかの形で繰り返されるが、去年秋最後の2つのGⅠ 朝日杯 有馬記念 が共に サトノの馬 勝利だったが、このシーズンも 安田記念 サトノアラジン 宝塚記念 サトノクラウン この2頭のサトノの締めくくりだった。


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日本人が愛した俳優

2017年06月26日 06時19分21秒 | Weblog

 第58回 宝塚記念 優勝 8枠大外 サトノクラウン デムーロ これが具現するある意味壮大な仕掛。わたくしはこの1着馬は読み切った。一言で、予め仕組まれ、予定された通りのダービーリベンジだった。

    ダービー    8枠18番 アドミラブル     デムーロ      18頭立て
    宝塚記念    8枠11番 サトノクラウン    デムーロ       11頭立て

 この配置の一致。共に 大外のデムーロ これがリベンジを果たした、と云う単純なことに止まらない。ただ、こんな一致だけで馬券など買えない。

 ただ、この大外の同じ騎手で合致する配置を見ている内、閃いたことが真実、正解だった。

 
 御登録各位にもそのまま、同様お伝えしたが、1935年11月8日生まれ、81歳。184cmでかなりの長身である。この 誕生日日付 11月8日 これが西洋風に記すと 8・11 これが 8枠11番 に繋がることも合点した。
 日本人に長らく、そして歴代これ程愛され、憧れられた俳優が居たか、と思われる圧倒的な人気。御当人は、あの当時、1960年代、70年代の日本人に取り、自分は一個人としてではなく、憧れの西洋、まだ容易に訪れることのできないハイセンスなファッションと粋、スタイリッシュなものの代表、典型として存在していたのだ、と来日時、筑紫哲也とのインタビューで分析、語っていたのを記憶している。実に冷静に、自身の人気、存在意義を自覚していた訳だ。

 先月5月9日、この俳優 アラン・ドロン が、ほぼ俳優業を完全引退することを表明した。そして今年のダービー。これをも受け、1番人気 大外の アドミラブル が造型されたのだと判断する。

 ニーノ・ロータの哀切なテーマ曲も大ヒットした、ドロンの出世作『太陽がいっぱい』。主要人物は

     トム・リプリー (アラン・ドロン)    貧しい青年 

     フィリップ・グリーンリーフ       その友人で、富豪  

     マルジュ                 フィリップの恋人  

 貧しい主人公が富豪の友人をヨットの上で殺し、その友人になりすまし、その富も地位も恋人まで奪い取ろうとする犯罪ドラマである。映画の中で、ドロンが友人の筆跡、サインを真似、繰り返し練習するシーンが登場する。そっくりのサインを覚え、様々の偽造にも手を染める。この影武者性、本物と思ったら偽。この仕掛けがJRAのこの春のGⅠで使われた。

     ダービー   1番人気 アドミラブル    青葉賞優勝馬     3着

 実はこの1頭が 青葉 = グリーンリーフ だったのである。実に記憶にない皐月賞馬を青葉賞馬が人気で凌ぐダービー。結局は、最後猛烈に外から追い込んだが レイデオロ の3着まで。そして

     宝塚記念   優勝   サトノクラウン     父 マルジュ   優勝

 実に、ドロンが奪い取ろうとする、友人の恋人と同じ名・マルジュである。実はこの1頭 サトノクラウン の父の名が、『太陽がいっぱい』のヒロインと同じであることは、この馬が2年前出走した、ドゥラメンテのダービーの頃から察知していた。

 果たして、ダービーで大方のファンに溜息をつかせた グリーンリーフの馬 即ち1番人気青葉賞馬の大外敗退。これを伏線に、今回、宝塚記念では、同じく大外の デムーロ騎乗 で、マルジュの息子 サトノクラウン が配置された。この合致に心づいた時、わたくしの脳裏に、ニーノ・ロータの主題曲が流れたことは云うまでもない。

 昨日当日情報冒頭で申し上げた。優勝馬の駄目押しサイン

 24日土曜日全国発売の『優駿』7月号。無論、既に水曜日に入手、読み込み、この最新号の巻末編集後記。ここに ダービー を制覇した藤沢厩舎が取り上げられ、10年前のNHKのドキュメンタリーへの出演にも言及し

    2007年 5月NHK『プロフェッショナルの流儀』 
       タイトル 「未来を見据えるものが勝つ

    今年今回 7月号『優駿』 藤沢先生インタビュー記事
       タイトル 「馬の未来を見据えながら」 

 この2つを並べ、紹介している。これで思い当った。

    藤沢和雄厩舎 と 馬の未来     →  アヴニールマルシェ (未来への前進)  藤沢和雄厩舎   

 この藤沢先生が扱った、実在の1頭を指しているのだ、と。この馬の代表的なレースは
    
     2014年 11月24日(月) 第19回 東京スポーツ杯2歳ステークス 

     1着 1枠 1番 サトノクラウン         ムーア    堀  
     2着 2枠 2番 アヴニールマルシェ     北村宏司  藤沢和雄  
          (13頭)

 間違い無かった。レース前日全国発売。御用雑誌『優駿』巻末で、ダービーに事寄せ、藤沢さんの未来を見据える馬を暗示しているのは、この大外の勝ち馬の解かる者だけへ向けた告知である。
 そして結局、この重賞と同じ サトノクラウンと2枠2番 との決着だった。 

 実にこの上記 3年前東スポ杯2歳の前日 11月23日(日) 東京メイン 霜月ステークス 枠連 1-6 11番2番 が馬番の完全提示だった、と云うのが驚きの仕掛だったが、アラン・ドロンの誕生月レース。

 なりすましグリーンリーフは偽物、不発。マルジュの仔がリベンジした。

 またこの7月号巻末編集後記の上段に、6月号152ページ記載内容の訂正が断り書きしてあった。
 引っ張り出し、6月号の152ページを見ると、下段のイラストが
 
     ドバイワールドカップ 優勝    ヴィクトワールピサ     デムーロ    

 この姿だった。頭は完璧にサインされており、これで 1番人気 1.4倍 キタサンブラック に過剰に傾斜しているならば、この 11番 サトノクラウン 単勝 9倍。躊躇うことは無かった。


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 昨日、フジTVの競馬中継で、ゲスト具志堅用高さんが登場し、生まれた時から キタサンブラック を愛していた、などと語ったが、私には強みだった。

   具志堅さん  現役時代の愛称   カンムリワシ    =  (クラウン)

 これだと察知した。急遽予定変更があったとは思わないが、優勝厩舎・堀 2着馬が黄金の俳優 やはり話題として避けて通れない 本名 越宝世 逝った麻央さんの夫を造型する意図は明らかに読める。11代目海老蔵で、11番目の堀。

 海老蔵は、本名 孝俊(たかとし) → 世(たかとし) に換えた。これが塚にも通じるので、この様な演出も着想されたのだろう。本当は、夫婦の一心同体で 8-8 が当初の予定であり、が、週中突然にも麻央さんの訃報があり、それで大方のファン御期待外れ、落胆を海老蔵と共有せしめる為、キタサンブラック を撃沈させたのか、とも疑うが、真実は解からない。


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