ドリルのあな

ほんの小さな喜びと
ほんの小さな幸せ感じていれば
やがてそれは希望になる
歩いてゆこう!どこまでも!!

【不定期的連載】思わず泣ける話(10)

2011-07-18 22:29:49 | 連載もの/コラム
それは、奇跡の瞬間が起こらんとする、
ほんの5時間程前に遡る…。


私は決戦に備えて風呂に入り、
さっさと家事を済ませた。


その時、時計の針は午前1時半…。


午前3時まで、時間はある。
その間、何をして時間を潰そうか…。
私は、考えた…。


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「そうだ。DVDでも観ようか…。」(・_・;)
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私は一旦部屋に戻った。
『ウルトラマン』のDVDと、
動画を観てリラックスしていた。( ̄~ ̄;)


-しかしその時、
私を不思議な空間へ誘うことになろうとは、
一体、誰が想像できただろうか。(°□°;)


リラックスしすぎたのだろうか…。
私が気がついた時には、
そこはもう『午前6時半の世界』だったのだ!(・_・;)

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「そんなバカな!時間が飛び越えるワケがない!」( ̄□ ̄;)
「一体何が起こったというのだ?」(°□°;)
「誰かが編集作業(カット)でもしたというのか?」(・_・;)
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私は暫く、この状況を全く理解出来なかった。
そして、携帯電話を開けたその瞬間、
速報が流れていたその文字を、
私は目撃することとなったのだ!



『なでしこ、米国を下して世界一!!』



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「な、何だとぉぉぉぉっ!?」(°□°;)
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私は目を疑った。
決戦の時は、既に終わっていたのだ!
ベジータな気分になっても後の祭りだった…。(TヘT;)


なでしこJAPANが死闘を繰り広げ、
日本中が歴史的瞬間に湧いたアノ時間…。


私のアタマは私のカラダを離れ、
『無の世界』へとさまよっていたのだ…。orz


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姉「あれぇ?見てないの~?残念だねぇ…。
 部屋に行ったけど、アンタ寝てたもんね。」
父「サッカー凄かったなぁ。わしゃあ部屋で見ちょったぞ!」
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姉と弟は歴史的かつ感動の瞬間をしっかり見届け、
部屋に入って寝床についた。zzZ


さぞ夢見心地な気分であっただろう。
この日、日本全国にどれだけの人々が、
清々しい朝を迎えて眠りについたことだろう…。( ̄~ ̄)zzZ


私は家族で唯一、感動に巡り会えなかった。
アノ『無の世界』へさまよっていなければ…。
誰かが私の時間を編集さえしていなければ…。


なでしこJAPANのドラマチックな展開に、
リアルタイムで歴史的瞬間を見れなかった無念さに、
私は泣いた…。
心の中で、泣いた…。(TヘT;)


「こんな泣ける展開もあるんやな。」と、
心の中で噛み締めながら、
私は部屋でDVD鑑賞し、
リラックスな1日を過ごしたのだった…。


めでたしめでたし…。(TヘT;)








だったらここで叫んだるぅ!

「いぇぃやぁぁぁっ!!」\(°□°;)/

…嗚呼、めでたしめでたし(笑)。(-_-;)

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