The Normal Years

普通。普通がいちばん。

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読みメモのつづき mar.23

2012-03-23 18:23:29 | 
この間、書きそびれた本について。

音楽が降りてくる
湯浅 学
河出書房新社


まるで歌っているような本だった。
大好きなアーティストの音楽を聴きながら、思わずいっしょに歌っちゃって、
踊っちゃっている感じ。
まだ聴いたことのないひとの音も、独特の湯浅節に乗っかって、
「聴いてみたいなあ」と素直に思える本だった。何よりおもしろかった。


いますぐ書け、の文章法 (ちくま新書)
クリエーター情報なし
筑摩書房


「音楽が降りてくる」とほぼ同時に読んでいたので、少々混乱(笑)
なぜかというと、堀井さんは「誰にでもわかりやすく、好かれる文章を書く方法」を
この本のなかで、ホントにわかりやすく説明していて、
読み始めてからすぐに、ブログの書き方も変わったぐらいなんだけど、
湯浅学さんの、独特の、ときどき難解な文章を読みつつ、
「小説や評論などは、自分の個性を引き出すものだから、別もの別もの」と
自分を納得させながらの読書だった。
わたしたちのようにブログを書いている一般のひとたちに、とてもおすすめ。
文が変わってきます。


私の猫たち許してほしい (ちくま文庫)
クリエーター情報なし
筑摩書房


「100万回生きたねこ」の佐野洋子さんのエッセイ。
なぜだろう、お風呂で読みながら頭に浮かんでくるのは、
「太宰治」または「坂口安吾」の文字。
冷静かつ淡々と語られる昔の記憶のなかの佐野さんは、
ダメでしょうがない、欠点だらけの女の子で、
それをひとつのウソもつかずに、素直すぎるほど正直に綴るので、
調子が悪い日のわたしは、この本を読めなかったくらい。
なんて悲しくて、美しくて、本当の文章だろうか、と思う。
大好きだ。


シッダールタ (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社


知り合いの外人(や、知り合いではないかもしれない)に勧められて。
ヘッセが東洋思想やインド思想を専門に学んでいたなんて、知らなかった。
米国人のほうが、日本人のわたしよりアジアに関心があるわけだ。
こういう不安定な時期は、なにかにすがりたくなるもので、
だからブッダ、仏教、というわけじゃないけど(わたしは無宗教です)
むかしのひとが何を言っていたのか、何を悩んでいたか、
もう一度、ふりかえって学んでおきたいと思ったから。

キリストも、ブッダも、ボブ・ディランも言っています。
「明日を思い煩うな」(R)
Comment

海外で観るライブは良いに決まってる。

2012-03-21 01:37:10 | ライヴ
普通にライブってだけでも
よほどの事じゃないかぎり興奮するのに
海外のバンドを海外で観ることの凄さ?すばらしさ?ったら!

サンフランシスコに行く機会があった時
何かしら自分の好みのライブが無いかしらべていたら
ここに行き当たった
BOTTOM OF THE HILL
(数年後足を運ぶ事になる)Fillmoreなどは
めぼしい企画はみつけられなかったってのもあるけれど。

Ode to Ochrasy
クリエーター情報なし
Nettwerk

現地に着いてからも
とにかく情報誌をかたっぱしから調べて
見つけたのが彼らのこのアルバムのリリースにあわせて行なわれた
全米ツアー。
なんの事前情報ももたず
迷いに迷ったが
ホテル前にてタクシーをつかまえて
会場のBOTTOM OF THE HILLSへ!
会場に着いた頃オープニングアクトがちょうど終わったタイミングだった。

適当に場所をキープしたら
ビールを買って準備OK!
MANDO DIAO - Song For Aberdeen @ Rock Am Ring 2011 [HD]

(こんなフェスではなかったけどね。)
一言で言うと。最高。
彼らの事が大好きになったのは言うまでもないかな?

なぜそこまでするのか?
ちょっと考えてみたよ

一時期幼なじみの連中と良く
スキーに行っていた
それもわりと頻繁に。
でもオイラはスキーとかしないで
温泉つかって帰ってきたり
なんか一緒に行くのが友情かな?友達かな?って
勘違いしてたような時期があった。

だったらさ
せっかくの機会自分の興味のあるを体験しなくてどうするって
思って今にいたります。
スキーもOKです。自分が好きなら。
オレはあんまり好きじゃなかったみたいなんだ。

なんだか
おかしな着地になった
もう1曲聴いて寝ます
この人達もロンドンでライブを観ました。
いまじゃセレブですが
ほんと素朴な4人組でしたよ。

Coldplay - Yellow (Live at Jools Holland 2000)


(H)











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読みメモ mar.20

2012-03-20 16:27:56 | 
今月はいい本にたくさん出会えたのだが、
最後に読んだ1冊が、あまりにも強烈だったので
その本のことだけ書こうとおもう。

有事対応コミュニケーション力 (生きる技術!叢書)
クリエーター情報なし
技術評論社


これは去年の6月に、都内で開催されたシンポジウムでの、
5人の参加者(表紙を参照してください)による、セッションをまとめたもの。
3月11日の震災以降のマスメディア、政府、国のありかたについて、話し合われている。
メンバーがメンバーだけに、けっこうストレートに発言されていて、
わたしたちに知らされていなかったことの多さや、ウソの数々、
「いのちの問題を、お金の問題にすりかえる」そのきたない方法が、
これでもか、とあらわにされている。
読み終わってなにがいちばんむなしいかというと、
ここで話し合われているいろいろな「これからやるべきこと」(このとき震災3ヶ月後)
たとえば、食品へのベクレル表示や、政府主導の移住など、
もう1年経ったいまでも、なにひとつ行われていない事だ。
そしていまになって、当時のウワサを認めようする言葉がダダ漏れしてきた。

頭が悪くったって、もう信じる価値がないものがどれだか、はっきりしてきている。
責任を追求するのは、そういう専任のかたにまかせて、
わたしたちは自分なりに、なにが正しいのかを判断する能力をつけたほうがいいし、
これからずっといっしょに生きていくことになる、放射線物質とやらと、
うまくつきあう方法も、みんなで探していくことがたいせつな気がする。
未来をただ、呆然と待つよりも、
少しでも元気で、明るく過ごしていくために、前向きにやっていくしかないな、
と、思ったのでした。
先週はこの本を、ふかく読んだのでなにも手につきませんで、
これでやっとアウトプット終了、前にすすめるということです。
ぜひ、一読を!(R)
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『断絶』と天使の歌声と

2012-03-17 19:38:59 | 映画
先日本当に十数年ぶりに映画館へ『断絶』
観て来た。
こうみえて実は映画大好きBOYだった20代前半でしたが
最後に観たのはナンだったのか?

映画の方は
何も起こらないアメリカン・ニュー・シネマの代表のようなことをさんざん聞いていたから
(現実に興行は散々だったためモンテ・ヘルマン監督を映画界から遠ざけるのには十分だったほど。)
期待はしていなかった。(してないってのはウソだよね)
伝説のバンドの再結成ライブ位の、観ておいた方が良いよね的な感じ。

確かに何も起こらなかったが
その抑揚の無い中
微妙に抑揚するストーリー
以前から好きだった
ジェイムス・テイラーにデニス・ウィルソンの二人は
さらに好きになったのは言うまでもない。
JTのあのクールさに、デニスの人懐っこい笑顔に
ぼくは持って行かれっぱなしだった。
そしてもう1人
ぼくの心を鷲掴みにしていったのが
THE GIRLのローリー・バード。
彼女だ。

Great 3の片寄さんの影響でAORに熱をあげていた頃であった1枚に
Scissors Cut
クリエーター情報なし
Sony

これがあった。
正直サイモン&ガーファンクルの、しかも地味なほうの方の
アルバムなんて
こんな機会がなかったら聴かなかったであろう。
正直あまり本家でさへそこまで知らないのに
ユニオンで100円~300円で見かける事さえあるこのアルバムが果たして・・・・

ところが!

ほんとに良いアルバムで
特に(普段レコードで聴いているため)B面、ジョン・ジャーヴィスとエリック・カズのペンによる
「Can't Turn My Heart Away」からの流れは
正直鳥肌が立つほど良い。
ほぼ全てがメロウなバラード曲で占められていて
すこし人生に疲れたあなたやボクにはぴったりなアルバムだ。

アルバムの裏に
女性の口元からしたの写真が採用されている。

彼女だ。

ローリー・バード。

75年位から彼、アート・ガーファンクルと
二人は同じ時を過ごしていた
しかし79年彼女は彼のアパートで自らの短い命を絶つ。

その後発表されたのが先のアルバムで
インナーに小さく『バードに捧げる』とある。

映画『断絶』での彼女はほとんど素だったらしい
監督がそんな彼女を採用しそんな彼女から役のディティールを
描いた。

多分(ボクを含めた)バカな男は
きっとみんな彼女と恋に落ちるはず。
(H)




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