びっくり！！

最近めっきり寒くなり、夕方の散歩時間には、もう殆どのワン友達はお散歩し終わったかして、誰もいない公園をワンコ二匹と、とぼとぼ歩く。

ここの公園は、川沿いにあり、遮る物が無いので、川底からの冷風が吹き上がって来る。
私はもう「ロングのダウン」を着て散歩しているの。

そんな河原に、人影が・・・よくよく見ると、中型の日本犬を二頭連れたオッサンが、河原で一休みしている。

河原に降りるには、相当沢山の階段を下りていかなくてはならないのに、二頭も連れて、この急階段を下りて、一服しているオッサンは、きっと健脚の持ち主なんだろうなあと、ちょっぴり羨ましいワタシ。

ところが、毎日同じ場所に居るのだ。雨の日も、冷たい風が吹く日も。つまり、オッサンはホームレスなのだ。

ホームレスで、ワンコ二頭飼うって、食べ物はどうするんだろ？とイラン心配をする。オッサンはどうでもいい、ワンコが心配だ。


今日、とろとろと歩いていると、正面から、中型犬が一匹で全速力でこちらに向かって走ってくる。リードは付いているものの、誰もいない。

ぎえ~！！なんじゃこりゃ！？放し飼いじゃないし、こんな見晴らしの良い所で、飼い主は何処じゃ何処じゃ～。
あまりの勢いに我が家のダックスは、ビビリまくり、ワタシの後ろに回ってしまった。

私はワンコと対峙する。一体飼い主は誰やねん！追いかけてくるとかせえへんのかい！うちのチビっ子達を噛んだら、どうしよう。
その時は、覚悟を決めて、ワタシが噛みついてやる！！

私達を見つめたまま、走ってくる中型犬。幸いリードが付いていたので、ワタシに目がけて走って来た時、中型犬のリードをむんずと掴んで、「ＮＯ！！」と、オペラ歌手も真っ青な大声で叫んだ。

幸いにもおとなしい性質のようで、ワタシの一言で一瞬止まった。
さあ、ここからどうすべえか。


右手はダックスのリード、左手に中型犬のリード、精一杯離した所で、せいぜい身長と同じ150センチだもの、そう離れられないのさ。

ああ、ワタシの手が２ｍ位の長さだったらなあと、真剣に思った。か～み～さ～まぁぁぁ

長い時間だったような、案外あっと言う間だったかもしれないが、河原からホームレスがフットワークも軽く上ってきて、
「あ、すんません」やて

お・お前の犬かい！「あ、いえ・・・・」と中型犬のリードを渡して、そそくさとその場を後にしたワタシ。お蔭で本日は、喉ガラガラ、腕が筋肉痛

明日から、不測の事態に備えて、懐刀持参でい