土花吉&与太吉

「土」に咲く「花」は「吉」を呼び寄せます。/DUCATI&ヨタ8&SR&TW&リトルカブ・・・そしてチンク

再び甦れぃ。。。

2011-10-26 | 【土花亭】

先日の五個荘へヨタでの折、帰りにヨタの助手席で妻が大事そうに膝の上で
抱えながら持ち帰ったモノ。。。それは、大型のゼンマイ式手動巻き時計。

たまたま立ち寄った骨董屋で大きな図体をしながら「僕を直しちくれぃ~」と
悲しそうな顔をしていた古時計。
店のヒトは「壊れてますよ。動きませんよ。」とは言うけれど、懐中電灯を貸して
もらい中を覗くと、どうも動きそうな予感が・・・。

いつもの妻とのアイコンタクトでの値引き交渉の末、表示価格の半値で購入は
直径約40センチ、本体は木製でガラスリムは多分、真鍮製。肝心の振り子は
欠品の「SEIKOSHA (精工舎)製:現・SEIKO」。

早速、「甦れぃ」と願いを込めながら色々と試して行く。
(これで今年2度目。。。前回の甦れぃ。。。

観ての通り、和紙の文字盤は痛みはあるものの使用できる範囲。
(但し、今の内にコピーはとっておく方が望ましい)
ゼンマイは切れてもなく巻き込みも問題なし。(但し、何DAYかは不明)
手で時計回り(コレ重要)に長針を回し時報をチェック。30分で1回「ぼ~ん」、
時打音の数も時刻通りの打ち数「ぼ~ん。ぼ~ん・・・」で問題なし。
次に振り子。 ガレージで適当なパーツを組み合わせて(要は重りとバーがあればOK)
代用品を作りぶら下げ、振ってみる。

約5分ほどは振れるも直ぐに止まってしまう。(重さを変えるも同じ)

問題はその止まり方にあり、ユックリ自然に振れなくなり止まるのではなく、ストロークを
残してパタっと止まる現象。(ん・・・。)
これは歯車が欠けている場合もあれば単なる油切れが原因の場合もあるようで
後者に望みを持ち、後日へ持ち越す。

後日、仕事で出歩く序でに以前にもお世話になった町の古びた時計屋を訪れ
「振り子」を譲ってもらうことに。当然、中古品ではあるのですが「SEIKOSHA製」
のは形が合いそうなモノでは無かったため「AICHI製」を¥500円で入手。

帰宅後早速、ぶら下げ、振ってみるも同じ現象でまた止まってしまう・・・。

やはりダメかと思うも、一か八か振り子をぶら下げずにCRCを吹き掛けながら
吊り元に刺激を与えながら手で誘導する。 するとぉ~?・・・。ピッチは速いものの
吊り元が振れ出し、歯車が動き出す。「ラッキ---!」

1分を30秒ほどで刻んでしまう「チクチクチクチク・・・・速っ」
(ここまで来れば大丈夫、必ず動きますよ)

そして、いよいよ振り子をぶら下げ動かす。「チクタクチクタク・・・ええ感じ♪」

何故か洗面脱衣場のハンガーパイプにぶら下げた状態での只今、調整中ぅ。

初回の振り子調整で8時間当たり約10分の早振り状態のズレ。
未だまだ、数日掛けて調整は続くと思うけど、いつも言ってるように
「機械ものは動いてこそ、なんぼのモノ」

いつから時を刻まないようになったかは知らない、この古時計。
これからは土花亭の何処かで刻んでもらいますよ、「再び時を。。。」

※SEIKO調べによる、この時計の製造販売期間:明治41年~昭和12年
 当時の販売価格:¥4円~¥53円。今から74年~103年前の時計になります。


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コメント (4)
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