皆様こんばんは!
先日、サーキットで膝擦りしている写真を子供に見られまして
『転んじゃったの?』と転倒を心配された小川です。
バンクしている姿は転んで見えてしまったようです(汗)
さて、すっかりオフシーズンで自分がサーキットを走っていた事さえ忘れてしまいそうですが
バイクを動かしていなければ頭を動かそうということで?
今日もギモンに思っていらっしゃる方も多いと思われることをご紹介します。
ドゥカティは車種によって片持ちスイングアームと両持ちスイングアームを分けて使っています。
一般的には片持ちスイングアームではなく両持ちの場合はコストダウンでは?と論じられることもありますが
実は開発者の方に伺うとコストは一緒とのことです。
ではナゼ片持ちと両持ちが存在するのか?
そこにはライダーの使用用途に合わせたメーカーなりの考え方があってのことでした。
片持ちのMONSTER1200S
両持ちのMONSTER821
片持ちが→両持ちになると
皆様のイメージの中で
『コストダウンでしょ?』
と思われがちですが
真相はコストダウンではないんです。
まず片持ちのメリットは・・・
◆タイヤ交換が比較的楽
◆なんと言っても見た目が美しい!!
(これはミラノショーでの一般ユーザーアンケートに非常に多く書いてあります。)
といったところでしょうか。
両持ちスイングアームのメリットとしては
◆耐久性に優れている。
◆重さや路面の凹凸に強い。
ところがあげられると考えます。
モンスター1200や1299パニガーレは片持ちですね!
もちろん日本国内で普通に使う分には耐久性なども問題ないと思います。
さて、ではどうしてモンスター821や899パニガーレは両持ちなのでしょうか?
ヨーロッパでは日本以上にスーパースポーツで荷物を積んでツーリングする
方々が多くいらっしゃいます。特にその傾向はミドルクラスになればなるほど
強く表れてきています。そしてそのミドルクラスライダーの走行距離と言えば
長い距離では10万キロ以上という方もいらっしゃいますし。
それをタンデムでしてしまう方など様々です。
実質、メーカー純正品はなくとも
社外製品ではスーパースポーツにラックを付けて
大きなバックを積載できたりする仕様もあったりするものです。
さらに世界各国のアスファルトは日本のように綺麗に整備されたところ
ばかりでなく凹凸の激しいところや砂砂利が浮いているようなところまで
あります。
そうなった時、又はそういうタフな使い方をするとなると
適してくるのは両持ちスイングアームとなります。
実例としてあげると
MTS1200S 片持ちスイングアーム
MTS1200S ENDURO 両持ちスイングアーム
オフロードでのハードな走行を考慮したMTS1200S ENDUROには
やはり両持ちが採用されています。
見た目から片持ちスイングアームに・・・という心も非常に良く理解できますが
かといって、両持ちスイングアームがコストダウンだから・・・と思うのは
異なると考えます。
やっぱりご自身の使用用途や考え方に基づいて
適切なモデルを選ぶのも、上手な相棒選びと言えるのではないでしょうか♪
オフロードのバイクなんかはほぼ9割がた両持ちです(^^)
ぜひ、公平な目と適正な判断で色々なモデルを選んでみて下さい!
ちなみに
片持ちスイングアームとかけて・・・
才色兼備と解きます。
その心は?!
どちらも非常に美しい!!!
・
・・
・・・
両持ちスイングアームとかけて
良妻賢母と解きます。
その心は?!
どちらも誠実に接してくれます!!!
うーん。
話を面白くするのって難しいですね(^^;)
DUCATI MATSUDO
セールス 小川