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 これからが光代さんのすごい生き方です。
恨みつらみに向けていた全エネルギーを資格習得に向けたのです。
そして始めに宅建に挑戦。これは宅地・建物の売買・仲介・斡旋をする
宅地建物取引の専門家になる為の資格です。
中学もろくに行ってないのに試験三ヶ月前に猛勉強で合格するのです。
私も最初は書店で本を購入して読んでもさっぱり分かりませんでした。
肝試しに受験したものの一問も出来ずに翌年の春に専門学校へと。
講師は山梨で中学生の最年少が独学で合格しただの、
うちの学校でも80才で合格しましたよ～外国人も去年うちから合格したので、
皆さんは勉強すれば必ず合格出来ます。とおっしゃいました。
最初は向学心に燃えて入校しました。
しかし授業はお経を聞いてる様で眠くって舟を漕いでました。
まぁ～難しいったら・・・・もともと勉強は嫌いな私はすぐに後悔したのです。
でもここで止めたら・・・と思うと悔しいし。
三ヶ月で合格するってすごい事です。
光代さんも模擬試験では
点数が取れなかったそうですが
私は勉強してないので当たり前・
学校は都内神奈川といくつもあり、
模擬試験の結果は全校生の上位が
いつも名前と点数が張り出されます。
私のクラスでもいつも満点に近い
女性がいました。
近寄りがたい感じの５０代の彼女は
私と違い授業も真剣です。
いい加減な私は
同じ考えの女性3人と仲良くなり、
授業終わればお茶して、日曜は銀座へ食べに行かない？ななんて誘われ、
遊びの打ち合わせばかり・・・・でした。
９月・試験も直前の時期です。もうあきらめかけました
前の席の男性はいつも模擬試験に名前が出る常連さんです。
振り向いて成績の悪い私にこうおっしゃいました。
＜今からが本番ですよ～。今まで成績のいい人でも分からないです。
試験は魔物ですからね・・・だからあきらめないでこれから勉強すれば
合格出来ますよ。＞となだめる様な暖かい言葉です。
ようやくやる気を出しました。そして合格。
遊び仲間の2人は残念ながら・・・・
川崎校で模擬試験いつもトップの女性は不合格で私の方がショックでした。
前の席の平川さんは合格・お礼を言いたかったのに合格祝賀会には見えませんでした。
残念！ どうしてるかなぁ・・・
光代さんはこの後に司法書士に挑戦します。続く
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