ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ゴーストネゴシエイター』(byえいwithフォーン)

2004-11-07 00:27:37 | 新作映画
-----おや、顔が暗いにゃ。
「分かる?この映画、少し前に観たんだけど
書く気がしなくて延ばし延ばしにしてたんだ。
ゴーストと対峙して交渉し、成仏させる人たちのお話。
バカバカしいのはいいんだけど、まったくオモシロくない。
演出も演技も弾まず、ギャグはお寒くしらけるばかり。
なんでこんなの作ったんだろ。
見どころはただひとつ。
ゴーストを演じるナンノちゃんこと南野陽子の歌だけ。
ということで、今夜はこれで終わり」。

-----それだけかい?

※恒例の○×度は今日はありません。

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『ステップフォード・ワイフ』(byえいwithフォーン)

2004-11-05 22:56:15 | 新作映画
------わけの分からないタイトルだにゃあ。
「うん、ステップフォードというのは地名。
このタイトルはそこに住む妻たちのことを言ってるんだね」。

------よくわからない。これってその妻たちのお話?
「いや、主人公はそこに引っ越してきたとある夫婦。
妻(ニコール・キッドマン)はテレビ局でヒットを飛ばし続けてきた
敏腕プロデューサーなんだけど、やりすぎてある問題を起こし、
責任をとらされ、首になってしまう。
で、夫(マシュー・ブロデリック)ともども
この地ステップフォードに引っ越してくるんだけど、
そこの妻たちがみんな一様にヘンなんだね」。

--------どんな風に?
「そうだね。いつも花柄ワンピースでにこにこしてるし、
まるでベトナム戦争以前の60年代テレビドラマの感じ。
で、同じ頃越してきた女流作家(ベット・ミドラー)と、
この町の謎を探るんだけど、彼女も変わってしまう」。

--------ふうむ、豪華な顔ぶれ。
「いやいやまだまだ。
町を仕切ってる夫婦は
クリストファー・ウォーケンにグレン・クロース。
ロジャー・バート、フェイス・ヒルまで出てる」。

--------で、お話はどうなるの?
「どんでん返しがあるからあまり言えないけど、
なんとこれはSF仕立てになってるんだ。
原作は『ローズマリーの赤ちゃん』のアイラ・レヴィン。
アン・ロスの衣装も見モノだよ」。


※異常度

『Mr.インクレディブル』(byえいwithフォーン)

2004-11-04 23:06:51 | 新作映画
-----今日の映画はピクサーの新作だにゃ。
「そう、最近ここが出すのはハズレがないからね。
でも、今回はなんかアメコミ風で少し心配だったんだ。
ところがこれがおもしろいのなんのって。
「007」のような設定の中、
『ファインディング・ニモ』に続いて
家族愛をきっちり歌い上げている。
観る前は主人公の顔とかが親しみにくいかなとも思ったんだけど、
意外とすんなり入っていけたな。

-----なんかマンガチックだよね。
「そうなんだ。
新作『バットマン・ビギニング』の予告とかを観てもそうだけど、
アメコミがリアルにリアルにと流れている中、
逆にこういった3DCGが
アメコミらしさを出しているところが興味深い。
でも、『トイ・ストーリー』の頃って、
木々の葉とかのディテールに感動してたのに、
あっという間に3DCGは凄いとこまできちゃったね。
『スカイ・キャプテン』『ポーラー・エクスプレス』と、
作品ごとにCGのテイストは違うし、
これから何が出てくるか楽しみだね。
あっ、監督は『アイアン・ジャイアント』の
ブラッド・バードだよ」。

※ドキドキ度


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『ポーラー・エクスプレス』(byフォーン)

2004-11-03 23:05:38 | 新作映画
-----「急行『北極号』」という世界的ベストセラーを基にした
全編CGによるファンタジー。
数ヶ月前に原作の絵本を読んだときには、
果たしてこんな短い物語がどうやって長編になるのか、
それがまず不思議でたまらなかったにゃ。
と、今日はフォーンが喋るのにゃ。
で、実際に観てきたえいが言うには、
北極に向かう列車の中で
主人公にいろんな冒険と遭遇させてるのだとか。
一部、「このエピソードはないだろう」的なものもあるらしいけど、
そんなに無理に長くしている感じがしないところは、
「さすがロバート・ゼメキス。
かつてのスピルバーグの門下生」
とのこと。
列車を使ったサスペンスフルなアクションは
まさにこの一派のお手のものなのだとか。
でも、なによりも
「クリスマス絵ハガキが動いている」という、
その感じがビックリ。
予告編よりは数倍いいらしいよ。
クリスマスにはこれ以上ないほどピッタシなんだって。

※クリスマス度


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もし、あなたなら~6つの視線(byえいwithフォーン)

2004-11-01 22:25:01 | 新作映画
-----「6つの視線」という副題がついてるということは、
これは6人の監督によるオムニバスかにゃ。
「そういうこと。韓国の注目の監督6人だ。
実はこの映画には“ある”テーマがもうけられているんだけど、
試写状をよく読まなかったので、それを知らずに観てしまった。
で、観ているうちに、
あれっ“身体”的なことに関する映画が多いなと…。
実はこの映画、製作が韓国人権委員会でテーマは<人権=ヒューマンライツ>」。

-----なるほど、偏見や差別の問題とかが浮き彫りになるんだにゃ。
「そのとおり。
『彼女の重さ』
就職における女性の容姿の偏重。
『その男、事情あり』
犯罪歴が公開された性犯罪者。
『大陸横断』
脳性麻痺障害者から見た周りの世界。
『神秘的な英語の国』
英語を流暢に喋るようにするための少年の舌の手術。
『顔の価値』
美人に襲いかかる逆差別。
『N.E.P.A.L.平和と愛は終わらない』
精神障害と勘違いされたネパール人女性。」

-----どれが気に入ったのかにゃ?
「みんなオモシロかった。
でも大好きな『子猫をお願い』のチョン・ジェウン監督
『その男、事情あり』が意外にダメだったかな。
短編って、あんまりスタイリッシュだと
かえってノレない気がする。
そのテイストに、やっと自分を合わせた頃には
もう映画が終わってる。
『彼女の重さ』
冒頭から笑わせてくれる。
女優たちのビジュアルからして楽しい。
でも、これって誇張なのかどうなのか?
韓国の教育現場では先生も美貌を勉学より優先してるんだ。
『大陸横断』
役者でなく本当の障害者が演じていて、
しかもさらにショートショート的構成というのがユニーク。
『神秘的な英語の国』
手術シーンが衝撃。
これも本当のことらしいけど、子供には恐怖だ。
『顔の価値』
これはオチが驚き。
手堅い演出でこれぞ短編のお手本という感じ。
『N.E.P.A.L.平和と愛は
終わらない』

ネパール人工場労働者が言葉が通じずに
6年4ヶ月もの間精神病院などをたらい回しに。
これは実話が元で、過去の再現と関係者の証言が交互に出てくる。
『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督、
これがベストだと思うけどな」。

-----おつかれさま。

※驚き度


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