(原題:Salt)
「これは、少なくとも観ている間はオモシロい。
まあ、そういう映画だったね」
----えっ、“観ている間は…”。
後で考えるとそうでもないってこと?
「いや、そこまではいかないけど…。
いまこうしてフォーンに喋るために
改めて予告を観て映画を思い出していたら
けっこう、ツッコミどころも多かったなってこと。
ただ観ている間は、映画の“勢い”というか、
その演出のパワーの前に、
そういうことを考える余地もなく
引っ張られていっちゃうんだ」
----分かるような、分からないような…。
確か、これって二重スパイの嫌疑をかけられたCIA職員が、
真犯人を捜し出そうとするお話でしょ?
「そうだね。
その設定でぼくの脳裏に最初に浮かんだのは
ヒッチコックタイプの 巻き込まれ型サスペンス。
ところが…」
----えっ、そうじゃニャいの?
「まあ、待ってよ。
で、次に思い出したのが
記憶を失った女スパイ『ロング・キス・グッドバイ』。
そして、映画を観ているうちに今度は チャールズ・ブロンソン主演『テレフォン』」
----その『テレフォン』って?
「ソ連がアメリカに潜入させたスパイ。
彼らは、ふだんは催眠状態で自分がスパイであることを意識せず、
アメリカ市民として暮らしている。
しかし、その催眠状態を解除するキーワードを電話で吹きこまれ、
破壊工作を始めるって話。
この『ソルト』も、少し似たような感じ。
元ロシアの高官がCIAエージェントのソルト(アンジェリーナ・ジョリー)を覚醒させる…。
まあ、そういう構図かと…。
ただ、この映画は、それはほんとうなのか、
それとも仕組まれた罠なのか…というミステリーの要素があって、
観ている方の気持ちに揺さぶりをかけていくんだ」
----そうだよね。
もし、ほんとうにハメられたのなら
逃げるのは逆効果。
でも、トレーラーだと逃げまくっているし…。
「いや、それどころか、
彼女は大反撃に出て、
ソルトの行くところは血の海。
この映画の巧いところは、
そこに、ソルトの愛する夫の存在を絡ませているところ。
彼女が逃げ出したのは、自分の身が危ないからなのか、
それとも夫を守るためなのか、
観ていてなかなか判断が付かないんだ。
少なくとも、ロシア大統領暗殺シーンまでは…」
----えっ、それって答を言ってしまってニャい?
「いやいや。
まだまだ二転三転するからね。
さて、この映画、その脚本のオモシロさとともに、
アクションも見ごたえ抜群。
ふだんは、すぐに飽きてしまうカ―アクションも、
サスペンスを加味してあるから、ハラハラドキドキ。
まるで、全盛期の007を観ているみたい。
その醍醐味たるや、
続きが観たくなるほどだけど、
最後には彼女の真意も正体とともに分かっちゃうし、
もし続編が作られたとしても、
次回からはミステリーの要素がなくなっちゃうわけで、
やはり、これは無理だろうなあ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「監督のフィリップ・ノイス、アンジーとは『ボーン・コレクター』以来なのニャ」
※この監督、大統領がらみのスパイ映画『今そこにある危機』もなかなかだった度
こちらのお花屋さんもよろしく。
噂のtwitterを始めてみました。
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※画像はオフィシャル(壁紙ダウンロードサイト)より。
「これは、少なくとも観ている間はオモシロい。
まあ、そういう映画だったね」
----えっ、“観ている間は…”。
後で考えるとそうでもないってこと?
「いや、そこまではいかないけど…。
いまこうしてフォーンに喋るために
改めて予告を観て映画を思い出していたら
けっこう、ツッコミどころも多かったなってこと。
ただ観ている間は、映画の“勢い”というか、
その演出のパワーの前に、
そういうことを考える余地もなく
引っ張られていっちゃうんだ」
----分かるような、分からないような…。
確か、これって二重スパイの嫌疑をかけられたCIA職員が、
真犯人を捜し出そうとするお話でしょ?
「そうだね。
その設定でぼくの脳裏に最初に浮かんだのは
ヒッチコックタイプの 巻き込まれ型サスペンス。
ところが…」
----えっ、そうじゃニャいの?
「まあ、待ってよ。
で、次に思い出したのが
記憶を失った女スパイ『ロング・キス・グッドバイ』。
そして、映画を観ているうちに今度は チャールズ・ブロンソン主演『テレフォン』」
----その『テレフォン』って?
「ソ連がアメリカに潜入させたスパイ。
彼らは、ふだんは催眠状態で自分がスパイであることを意識せず、
アメリカ市民として暮らしている。
しかし、その催眠状態を解除するキーワードを電話で吹きこまれ、
破壊工作を始めるって話。
この『ソルト』も、少し似たような感じ。
元ロシアの高官がCIAエージェントのソルト(アンジェリーナ・ジョリー)を覚醒させる…。
まあ、そういう構図かと…。
ただ、この映画は、それはほんとうなのか、
それとも仕組まれた罠なのか…というミステリーの要素があって、
観ている方の気持ちに揺さぶりをかけていくんだ」
----そうだよね。
もし、ほんとうにハメられたのなら
逃げるのは逆効果。
でも、トレーラーだと逃げまくっているし…。
「いや、それどころか、
彼女は大反撃に出て、
ソルトの行くところは血の海。
この映画の巧いところは、
そこに、ソルトの愛する夫の存在を絡ませているところ。
彼女が逃げ出したのは、自分の身が危ないからなのか、
それとも夫を守るためなのか、
観ていてなかなか判断が付かないんだ。
少なくとも、ロシア大統領暗殺シーンまでは…」
----えっ、それって答を言ってしまってニャい?
「いやいや。
まだまだ二転三転するからね。
さて、この映画、その脚本のオモシロさとともに、
アクションも見ごたえ抜群。
ふだんは、すぐに飽きてしまうカ―アクションも、
サスペンスを加味してあるから、ハラハラドキドキ。
まるで、全盛期の007を観ているみたい。
その醍醐味たるや、
続きが観たくなるほどだけど、
最後には彼女の真意も正体とともに分かっちゃうし、
もし続編が作られたとしても、
次回からはミステリーの要素がなくなっちゃうわけで、
やはり、これは無理だろうなあ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「監督のフィリップ・ノイス、アンジーとは『ボーン・コレクター』以来なのニャ」
※この監督、大統領がらみのスパイ映画『今そこにある危機』もなかなかだった度
こちらのお花屋さんもよろしく。
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本物の女スパイの話題とぶつかっちゃったのは、興行にとってプラスなのかマイナスなのか興味深いところです。
まあ悪役の設定を観ても完全に漫画ですが、演出に勢いがあって、なかなか楽しめました。
しかし続編では彼女の正体を巡るサスペンスが使えなくなりますね。
この次に登場する『ナイト&デイ』もそうですが、
スパイ映画=基本マンガというのは、
ぼくなんか007で身についている気がします。
ですから、すんなり楽しめたのですが、
ツッコミをいろいろと身受けて戸惑っています。
だって、007なんてそんなことしたら、
ツッコミだらけだもの。
そう、おっしゃるとおり、
演出の勢い。
これでぼくは大満足です。
あっという間に終わっていました。
見終わった感想は「あー、面白かった!」
でも、1日経ってどんどん感動が醒めていく~
数ヶ月後にはストーリーさえ覚えていないかも知れません...
でも、アンジーのアクション、堪能した!ということだけは間違いありません!
続編は...
そうですね。
ソルトの素性や狙いがよく見えなくて、二転三転していく所が魅力なので、続編でそういう先の読めなさをまた作るのは難しそうですね...
そう、この映画はアイデア勝負のところがあるので、
一回こっきりのオモシロさという気がします。
それでも、当たったのに気を良くして
どんどん続編を作るのがハリウッド。
どうなることやらです。
ハリソン・フォードなら観るんだけど、
女性のアクションは?って偏見がありました。
おすぎが面白い!っちゅうし、
このブログ読んで観たくなったのよ。
「今そこにある危機」の監督さんだって言うし。。
1時間40分位の長さもちょうどよく、めっちゃ面白かったです!
やっぱ、CG駆使せず、生のアクションが多いのがいいですね。
そして、スパイ物は、やっぱアメリカとソ連(ロシア)ですね。
一機、ヒロイン・アクション映画というものがはやったことがありましたが、
その頃から、アンジェリーナ・ジョリーは別格という気がしてました。
そう、スパイ映画は
基本、アメリカVS.ソ連。ぼくもそう思います。
アンジーがすっごく男前でしたね~
女スパイだというのに、お色気なしで、別の意味で体を張っているところが特にカッコいいです。
これから新キャラでスパイシリーズにするのでしょうかね?
アンジーは『トゥームレイダー』を観たとき、
園からだがあまりにも鍛えられていたのに驚いたことがあります。
その衝撃があまりにも強烈だったからか、
今回、この役をやると聞いても
それほどの驚きはなかったです。
それでも、さすがアンジー。
余裕でこなしていた気がします。