ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『そして、ひと粒のひかり』

2005-07-18 14:33:29 | 新作映画
-----この映画のヒロインを演じたカタリーナ・S・モレノって、
新人なのにアカデミー主演女優賞にノミネートされたんだって?
「コロンビア人としてもコロンビア映画としてもこれは初めて。
確かに魅力的な女性だった」

-----映画はどうだったの?
「2004年サンダンス映画祭で観客賞受賞。
ぼくはサンダンスとはもともと相性が悪く、
観る前はあまり期待してなかったんだ。
ところが途中からぐいぐい引き込まれて行った」

-----どんなお話なの?
「17才の妊娠したコロンビア少女マリアが、
お金を稼ぎたいがために、アメリカまで麻薬を運ぶ
いわゆる<運び屋>になる。
その密輸の方法というのがゴムに入れた麻薬の<粒>を
62粒も飲み込み、お腹に入れて運ぶこと。
これは、途中、胃の中で破れてしまったら死が待ち受けているという
命を賭けた厳しいものなんだ。

(※少しネタバレ注)
ところが、仲間の一人ルーシーが途中、そのために死んでしまう。
恐くなった彼女は逃げだそうとするが、
もうひとりの友達ブランカは反対。
アメリカに知人はいず、やむを得ずマリアが選んだのは....というお話だ」

-----うわあ。話を聞いてるだけで、手に汗がにじんできた。
「前半は彼女の厳しい生活環境がじっくり描かれる。
ここでぼくは、この映画は彼女の青春の旅立ちを
自由への希求とともに描くのだろうと思っていた。
ところがまさか、後半、こんなにもサスペンスフルな展開になるとは...」
----えっ、サスペンス?いかにも感動ドラマっぽいけど...。
「感動は人それぞれだろうけど、しっかりしたドラマの作りにはなっていたよ。
後半は、組織から逃げ出したマリアが、
コロンビアからアメリカに出てきたルーシーの家族の家に身を寄せる。
彼らとのふれあいの中、マリアには自分を見つめ直し、人を思いやり、
自分の中に生まれた赤ちゃん(=ひと粒のひかり)を守りながら、
生きていくという決意が生まれてくる。
少し後期アメリカン・ニュー・シネマのようなテイストもあるけど、
これは<脱>が底に流れているからかも。
それにしても記憶に残るラストシーンだったよ」

                (byえいwithフォーン)

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7 コメント

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TBありがとうございます (zattchi)
2005-10-01 16:08:30
静かなのに、なぜか引き込まれました

僕も、最後の彼女の決断と、別れのシーンがよかったです

しかし、7月に鑑賞とは・・・すごい

■zattchiさん (えい)
2005-10-02 20:31:10
この映画は期待していなかったのですが、

いつの間にか引き込まれていました。



一つ一つの展開が、

これまで見てきた映画から微妙にはずしてある……

それも監督の計算なのかも知れませんね。
とても期待していましたが (bakabros)
2005-11-24 01:53:16
期待以上の映画でした。ドキュメンタリーのようにリアルに重い問題を扱いながらも、とても上手くまとまっていて、映画としても見応えがあって。

ただの少女の成長物語だけではなくサスペンスとしても一級品で驚きました。「え~!?」と本気で驚いたシーンが何度もある、そんな映画は初めてでした。
■bakabrosさん (えい)
2005-11-24 23:49:37
こんばんは。



ミニシアター系の映画、

とりわけ日本にはあまりなじみのない国の映画は、

観るまでそのテイストが分からないものですが、

この映画は、ぼくにとっては収穫でした。

おっしゃるように、

少女の成長物語とサスペンスが巧く絡み合っていましたね。
こんばんは (朱雀門)
2005-12-03 21:42:56
アメリカ行きの飛行機に乗って以降はずっと最後まで息もつかせぬ感じで・・・観ている私もハラハラし通しでした。サスペンスですね。

コロンビアの映画はたぶん初めて観たと思いますが、自分の知らないことばかりだったのと、コロンビアから観るアメリカ・・・という視点が伺えて興味深い作品でした。

■朱雀門さん (えい)
2005-12-03 23:20:22
こんばんは。

コメント&TBありがとうございます。

ヘビーなテーマをサスペンスとして見せきる----。

こういう映画は引かれます。

ただ、テーマだけを高らかに歌うのだったら、

なにも映画である必要はないわけですし…。

この監督、次回作が楽しみです。
テイスト (kimion20002000)
2006-04-15 23:23:31
TBありがとう。

映画の作りは、古いですね。まさに、アメリカンシネマ的と言うか、ロードムービーにも似ているとか。



でも、ぐいぐい、引き込んでいく力は、相当なものがありました。その不思議な魅力を、ひとつは、この新人女優を称えることによって、納得したかったんじゃないかと、思わせますね。

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