ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『やじきた道中 てれすこ』

2007-09-08 22:26:22 | 新作映画
----また変わったタイトルの映画だね。
第一、“てれすこ”ってニャによ?
「これはね。江戸時代の落語を基にしたお話。
大阪で“てれすこ”なる不思議な生物が捕獲されたことから始まる。
そこに有名な“弥次さん喜多さん”をくっつけたというわけ」

----ということは、最近では珍しいオリジナルの脚本だね。
「うん。監督の平山秀幸は阿部照雄の書いた脚本があがると、
何度もスタッフで集まって練り直したらしい」

----ふうん。そうやって作られたお話はどういうものニャの?
「品川の遊郭で久々に顔を合わせた
弥次さん(中村勘三郎)喜多さん(柄本明)。
ふたりは、
ひょんなことから売れっ子花魁・お喜乃(小泉今日子)の
足抜けを手伝い江戸を脱出。
道中には詐欺師の夫婦、可愛い子ダヌキ、
そして地廻りなどが待ち受ける。
そんな中、弥次さんは名物『てれすこ料理』を口にするが…」

----ニャるほど。その道中のエピソードとして
いろんな落語ネタが詰められているワケだニャ。
で、どうだった。楽しめた?
「う~ん。
どう言ったらいいのかな。
これは1950年代より以前の時代劇の感覚。
確か、巨匠・マキノ正博にも
戦前に『弥次喜多道中記』という映画があった。
あの作品はオペレッタの作りとなっていたけど、
この映画も、そういう陽気な明るさに満ちあふれている。
作りも丁寧で、実際に箱根杉並木で撮影もしているんだ」

---えっ、あのあたりって
車がバンバン走ってニャかった。
「よく知っているね。
でも『ヤジキタは箱根でしょ』という監督のこだわりで
ロケ場所に選ばれたんだって。
そうそう、こだわりと言えば、
録音は1928年生まれ、
数々の巨匠の映画についた橋本文雄が担当」

----スゴい。もうすぐ80歳じゃニャい。
「ね、驚きでしょ。
そして圧巻は遊郭・島崎のセット。
これは川島雄三『幕末太陽傳』が意識されているようだ。
このシーンでは猫が大活躍!
最近、いろんな映画で猫を見かけるようになったけど、
ここまで意味を持った猫の出現は久しぶり。
観た人は絶対忘れないだろうね」



     (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「フォーンも映画に出たいニャ」ぼくも観たい

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4 コメント

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古風? (april_foop)
2007-10-07 10:47:10
丁寧な映画でしたが、なんとも古風な話だな、とボクは思ってしまいました。
いいお話なんですけど、ちょっと魅力には欠けたかなぁと…。
■april_foopさん (えい)
2007-10-07 23:11:55
こんばんは。

話が古風なのは、
落語が基になっているから仕方がないのでしょうけど、
いま作ることの必然性が感じ取れなかったのが残念でした。
でも、猫には驚いたなあ(汗)。
あれれ・・・ (となひょう)
2007-11-20 23:00:15
こんにちわ。
私も観て参りました。
さほど盛り上がっていない感じなんですかね。まぁ、若い人は『恋空』が観たいといったところですかね。

平山監督の過去の作品で見かけた俳優さんが多く出ているなぁとか思いました。

でっかい茶トラ猫さんの名場面は楽しかったです。
あと、子タヌキも可愛かったですね。
■となひょうさん (えい)
2007-11-21 23:43:15

こんばんは。

『恋空』には驚きました。
何を書いていいのか分からないです。
主演の子はかわいかったけど…。

茶トラ猫。
このシーンは、いつまでも記憶に残りそうです。

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