(原題:Thor)
----これもマーベル・コミック。
あまり、というか全然聞いたことないけど…。
「ぼくも。
でも、日本から浅野忠信も出ているというし、
いったい、どんなお話だろうって興味津々。
ところが、いきなりビックリ。
冒頭こそ現代のニューメキシコだけど、
そのほとんどは、遠い宇宙。
それも北欧神話的世界」
----へぇ~っ。それじゃあ、
この後に続くと言われている『アベンジャーズ』に
ちょっと絡みにくそうだニャあ。
「うん。でも、まあ
強引に持っていってたから、
いつもと同じくエンドクレジットの後まで、
席を立たないように…。
さて、この物語だけど、
その昔、
氷の王国<ヨトゥンヘイム>に住む巨人たちの侵略から
地球を救った<アスガルド>の王位継承が軸となって進んでいく。
この<アスガルド>を治める王オーディン(アンソニー・ホプキンス)の息子ソー(クリス・ヘムズワース)は血気盛ん。
長らく休戦協定が続いていた<ヨトゥンヘイム>へ殴り込みをかける」
----それって、無謀すぎ。
「うん。でも一応、ここにも理由があって、
ソーが戴冠する日、
<ヨトゥヘイム>から
王宮の警備をかいくぐって兵士数人が
<アスガルド>に侵入してくるんだ。
実は、これには
ソーの弟ロキが一枚かんでいることは、
すぐに観客に示されるけどね。
ただ、このロキのほんとうの素性はさすがに読めなかったなあ…。
と、それはともかく、このことで
オーディンの怒りを買ってソーは地球へ追放。
そこで知り合うのが、天文学者のジェーン(ナタリー・ポートマン)……と、
まあ、こういう設定だ。
地球に追放されるにあたってソーは力を抜きとられ、
ハンマーのような彼の武器“ムジョルニア”も奪い取られてしまう。
このムジョルニアは遥か宇宙を超え地球へ。
ニューメキシコの岩にめり込むんだけど、
だれもそれを抜きとれない。
これは、少し『エクスカリバー伝説』を思い出したね」
----それはまた、盛りだくさんなお話だニャ。
「だよね。
この父王と息子たちの関係とか見ていると、
その中世的コスチュームのせいもあって、
どうしてもシェイクスピアのいくつかの物語が頭に浮かんでしまう。
あとで監督がケネス・ブラナーと知って、なるほどと納得。
彼はいくつものシェイクスピア劇を映画化しているからね。
さて、そういう意味では、
この映画、なかなかオモシロく観られるんだけど、
不満を少しだけ言うならば、
ソーが自己改革していく過程がよく分からないという点。
最初の方は、信じられないくらいの“オレ様”。
ところが、いつしか人間が丸くなり、
クライマックスの<デストロイヤー>との戦いでは
なんと自己犠牲の精神まで見せる。
この変貌がもう少し
しっくりと腑に落ちるように描いてくれれば
もっとよかったと思う」
----そういえば、また3D。
「う~ん。
そっちの方は、
予告で観た『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』が
あまりに素晴らしかったから、
すっかり見劣りしてしまったけどね。
それよりもぼくのおススメのシーンは、
アスガルドの景色。
まるで、エドガー・ライス・バローズのSF文庫の挿絵のように
金色と赤銅色。
なかでも、別宇宙へ虹の橋をかけるヘイムダルの展望台へ向うシーンは秀逸。
このシーンだけでも、繰り返し観たい感じ。
ちなみに、デストロイヤーとの戦いを撮影したのは
『シルバラード』『ワイアット・アープ』など
数々のウエスタンを撮影したトム・フォード牧場。
この対比の妙もけっこう楽しめるよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「そういえば『火星のプリンセス』の映画化はどうなっているのニャ」
※そっちの方も観たい度
こちらのお花屋さんもよろしく。
こちらは噂のtwitter。
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(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はオフィシャル・ダウンロードサイトより。
----これもマーベル・コミック。
あまり、というか全然聞いたことないけど…。
「ぼくも。
でも、日本から浅野忠信も出ているというし、
いったい、どんなお話だろうって興味津々。
ところが、いきなりビックリ。
冒頭こそ現代のニューメキシコだけど、
そのほとんどは、遠い宇宙。
それも北欧神話的世界」
----へぇ~っ。それじゃあ、
この後に続くと言われている『アベンジャーズ』に
ちょっと絡みにくそうだニャあ。
「うん。でも、まあ
強引に持っていってたから、
いつもと同じくエンドクレジットの後まで、
席を立たないように…。
さて、この物語だけど、
その昔、
氷の王国<ヨトゥンヘイム>に住む巨人たちの侵略から
地球を救った<アスガルド>の王位継承が軸となって進んでいく。
この<アスガルド>を治める王オーディン(アンソニー・ホプキンス)の息子ソー(クリス・ヘムズワース)は血気盛ん。
長らく休戦協定が続いていた<ヨトゥンヘイム>へ殴り込みをかける」
----それって、無謀すぎ。
「うん。でも一応、ここにも理由があって、
ソーが戴冠する日、
<ヨトゥヘイム>から
王宮の警備をかいくぐって兵士数人が
<アスガルド>に侵入してくるんだ。
実は、これには
ソーの弟ロキが一枚かんでいることは、
すぐに観客に示されるけどね。
ただ、このロキのほんとうの素性はさすがに読めなかったなあ…。
と、それはともかく、このことで
オーディンの怒りを買ってソーは地球へ追放。
そこで知り合うのが、天文学者のジェーン(ナタリー・ポートマン)……と、
まあ、こういう設定だ。
地球に追放されるにあたってソーは力を抜きとられ、
ハンマーのような彼の武器“ムジョルニア”も奪い取られてしまう。
このムジョルニアは遥か宇宙を超え地球へ。
ニューメキシコの岩にめり込むんだけど、
だれもそれを抜きとれない。
これは、少し『エクスカリバー伝説』を思い出したね」
----それはまた、盛りだくさんなお話だニャ。
「だよね。
この父王と息子たちの関係とか見ていると、
その中世的コスチュームのせいもあって、
どうしてもシェイクスピアのいくつかの物語が頭に浮かんでしまう。
あとで監督がケネス・ブラナーと知って、なるほどと納得。
彼はいくつものシェイクスピア劇を映画化しているからね。
さて、そういう意味では、
この映画、なかなかオモシロく観られるんだけど、
不満を少しだけ言うならば、
ソーが自己改革していく過程がよく分からないという点。
最初の方は、信じられないくらいの“オレ様”。
ところが、いつしか人間が丸くなり、
クライマックスの<デストロイヤー>との戦いでは
なんと自己犠牲の精神まで見せる。
この変貌がもう少し
しっくりと腑に落ちるように描いてくれれば
もっとよかったと思う」
----そういえば、また3D。
「う~ん。
そっちの方は、
予告で観た『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』が
あまりに素晴らしかったから、
すっかり見劣りしてしまったけどね。
それよりもぼくのおススメのシーンは、
アスガルドの景色。
まるで、エドガー・ライス・バローズのSF文庫の挿絵のように
金色と赤銅色。
なかでも、別宇宙へ虹の橋をかけるヘイムダルの展望台へ向うシーンは秀逸。
このシーンだけでも、繰り返し観たい感じ。
ちなみに、デストロイヤーとの戦いを撮影したのは
『シルバラード』『ワイアット・アープ』など
数々のウエスタンを撮影したトム・フォード牧場。
この対比の妙もけっこう楽しめるよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「そういえば『火星のプリンセス』の映画化はどうなっているのニャ」
※そっちの方も観たい度
こちらのお花屋さんもよろしく。
こちらは噂のtwitter。
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※画像はオフィシャル・ダウンロードサイトより。
なるほど、これは『エクスカリバー』の変形ですね。
ハンマー、少し、足柄山の金太郎という感じでした。
あれにはちょっと笑ってしまいましたよ。
ゲームのビジュアルに近いところもあるかも…。
そうか、ケネス・ブラナーは
『フランケンシュタイン』も監督。
あのときも、へ~っ、
こんなのも演るんだ!?と
ビックリしたことを思い出しました。
クリス・ヘムズワース、
彼はまさに好男子(古い言い回し)。
今後、人気が出そうですね。
ブルーレイには
コレのゲームもありますって宣伝してたな。
SEGAだったっけ?(笑)
城の雰囲気がファイナルファンタジーにでも出てきそうな感じ。
ケネスブラナーいうたら
「フランケンシュタイン」の監督だったか
主役だったか…のイメージ。
ソーやってたクリスヘムズワースの
何とも言えない人懐っこそうな笑顔が
めっちゃ好印象でした。(そこ?!)
全然違うイメージのモノが二つまじりあって新しい映画になる…。
そういえば、『キャプテン・アメリカ』のラストで
ついに『アベンジャーズ』が流れ、
マイティ・ソーもいましたよ。
北欧神話自体が地味なので、これでどうアメコミなのかな?って、思いましたがなかなかちゃんとアメコミヒーローになっていましたね。
ハンマー1つで、これからアベンジャーズでどう活躍するかが楽しみです。
こういうアイデア勝負でコンパクトにまとめてくれるのは嬉しいです。
延々と続く『トランスフォーマー』シリーズは、
どうも苦手。
予告編は素晴らしいのですが、
やはり目が疲れ、脳内麻痺してしまいます。
「火星」シリーズの表紙は
子どもの頃、けっこうそそられたものでした。
ほんと、早く映画化してほしいのですが、
イメージと違ったらいやだし、
難しいところですよね。
ぼくは、これ最初ケネス・ブラナーって知らなかったんです。
あとで、なるほどな~って。
まあ、一芸に秀でた人は…って感じで、
こんな映画も撮っちゃうんだから、
たいしたものだと感心してました。
アベンジャーズ関連に尺を取られて、チョイ地球上のドラマが希薄化してしまった感がありますが、それでも魅力たっぷりのキャラ物として楽しめました。
アスガルドのビジュアルは圧巻でしたねえ。
金色と赤銅色ということは、『火星の交換頭脳』でしょうか。
ここ数十年にわたり、火星シリーズの映画化話は出ては消えを繰り返していますが、もういい加減に着手して欲しいものです。
ヒーロー物は何となくスルー傾向にあるのに、監督の名前で「何故?」と思って観に行っったんですが、
なかなかこれ、気に入ってしまいました。
言われてみればシェイクスピアっぽさもあるけど、言われなければそうでもない気もするくらい・・・
クレジットなしで出演していた2人が、この後に続く2つの作品の主要人物なんですねぇ。
遅れ馳せながら、ちょっと興味が出てきました。