ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

『X-MEN:フューチャー&パスト』

2014-06-13 23:26:49 | 新作映画

(原題:X-MEN:DAYS OF FUTURE PAST)


----これ、フォーンも一緒に観に行った映画だよね。
最初、あっけにとられていたみたいだけど、
途中から前のめりで観ていたよね。
「うん。全然話を知らずに、
前作『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』の続き程度の知識で臨んだものだから、
冒頭の未来シーンであたふた。
いったい、いま何が起こっているのか?
このロボットみたいなものは何?ってな感じ」

----それはフォーンもそう。
結局、このセンチネルというロボットを生んだきっかけが
ミスティーク(ジェニファー・ローレンス)のある行動にあることが分かって
それを阻止するためにウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)が1973年に…。
「そう。
もう、ここでぼくは完全に心を持って行かれたわけ。
73年でウルヴァリンが目覚めるときにバックで流れる曲が
ロバータ・フラックの『愛は面影の中に』
この曲は、もう当時から大好きな曲。
しかも、クリント・イーストウッドの初監督作『恐怖のメロディ』に使われていたんだ

----『恐怖のメロディ』って
人気DJがストーカーに狙われるって話だっけ。
「うん。
ぼくはヒュー・ジャックマンがこのウルヴァリン役で登場した時から
若い頃のイーストウッドそっくりと思っていたんだけど、
おそらく本作の監督ブライアン・シンガーも同じことを思ったんじゃないかな。
ここに『愛は面影の中に』を持ってくるというのは、
ある意味、確信犯としか思えない」

----そうかニャあ?
「ほら、この映画で
最初にこの曲が流れたとき、
ウルヴァリンは何をしていた…?
マフィアのボスの奥さんとベッドイン。
つまり一夜の過ちを犯していたワケだ。
その設定がまず『恐怖のメロディ』と同じ」

----ニャるほど。
でも、それってそんなに大切なこと…?
「ぼくはそう思うね。
というのも、これに続くシーン。
ウルヴァリンが、あっさりとボスの部下たちをやっつけて外に出ると、
もう映画のテイストが70年代アクションそのもの。
おそらく、
ブライアン・シンガーはこの映画を70年代の空気で撮ろうと思ったに違いない。
ファッション、車ももちろんだけど、
画角というかフレームの切り取り方も
まるでテッド・ポストあたりの
洗練されていない70年代アクション映画を観ている感じ。
いわゆるシャープだのエッジが効いているというのとは対極。
どちらかと言うと野暮ったい。
この『愛は面影の中に』の起用は
“さあ、今からその世界に入りますよ”という
スイッチの役割をしていた気がするんだ」

----だから全てが解決して
未来に戻ってきたときにもあの曲が流れていたんだ…。
「そういうことだろうね。
しかし、このシーンは切なかったなあ。
歴史が変わったタイムトラベルものにつきものではあるけれど、
本人以外には、その記憶がない。
まあ、この中ではプロフェッサーX(パトリック・スチュワート)が
全てを知っているように描いてはあったけどね」

----そういえば、ここにジーン(ファムケ・ヤンセン)が出てきたのも感動だったよね。
「うん。
彼女は、ジーンとしては『X-MEN2』で一回命を落としているからね。
今回、歴史が変わったことで、
その時の戦い自体あったのかどうか…」

----あったとしても彼女が死んだとは限らないってワケだ。
「そういうことだね。
そうそう、プロフェッサーXがらみで言えば、
彼の若い頃を演じたジェームズ・マカヴォイはよかったね。
前作『ファースト・ジェネレーション』では、
いかにもいい家育ちの好青年という感じだったのに、
ここではレイブン(ミスティーク)どころか全てを失い、
70年代ヒッピー風にやさぐれている。
このあたりの空気も、ぼくは懐かしかったなあ」

----結局、あの時代へのノスタルジーってワケだニャ。
これは、まともに聞いてられないや(笑)。


フォーンの一言「タイムトラベルの映画って、いつも切ないのニャ」いいねぇ

※それは究極の「失われた時」だからかも。
映画の興奮を鎮めるかのようなラストは出色だ度
コトリ・ロゴこちらのお花屋さんもよろしく。

こちらは噂のtwitter。
ツイッター
「ラムの大通り」のツイッター



blogram投票ボタン

ranking.gif人気blogランキングもよろしく

☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)index orange
猫ニュー


コメント (2)   トラックバック (17)   この記事についてブログを書く
« 『オール・ユー・二ード・イ... | トップ | 『ケープタウン』 »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (ノラネコ)
2014-06-19 22:58:46
新スタートレック方式でパラレルワールドにしたから、次はまた現代(というか未来)の話になるのかと思ったら、80年代が舞台になるみたいですね。
個人的には前作の007オマージュから続くこのレトロシリーズは結構ツボなんですけど、新三部作の最後にはせっかく復活したジーンやサイクロップスにも絡んで欲しいものです。
■ノラネコさん (えい)
2014-06-23 22:44:32
あのオマケ映像がどう自作と関わってくるのか?
次が80年代と聞いて、いよいよ分らなくなりました。
しかし、シリーズ映画も
この手を使えば際限なく続きそうですね。
ということは『猿の惑星』も3部作かな?

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

新作映画」カテゴリの最新記事

17 トラックバック

ブライアン・シンガー監督『X-MEN : フューチャー (映画雑記・COLOR of CINEMA)
注・内容、ラスト、台詞に触れています。『X-MEN : フューチャーパスト』X-Men: Days of Future Pastブライアン・シンガー監督ヒュー・ジャックマンマイケル・ファスベンダージェ
X-MEN フューチャー&パスト (本と映画、ときどき日常)
監督 ブライアン・シンガー 出演 ヒュー・ジャックマン     ジェームズ・マカヴォイ     マイケル・ファスベンダー ロボットの攻撃により、X-MENが壊滅の危機に。 ウルヴァリンが過去に戻って、ロボットの開発を阻止するぞ~。 今回も面白かったです...
劇場鑑賞「X-MEN フューチャー&パスト」 (日々“是”精進! ver.F)
過去を変え、未来を救え… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201405300000/ [CD]JOHN OTTMAN サウンドトラック/X-MEN: DAYS OF FUTURE PAST (ORIGINAL MOTION PICTURE S...価格:1,689円(税込、送料別) ...
X-MEN:フューチャー&パスト★★★★ (パピとママ映画のblog)
未来から過去へと送り込まれたウルヴァリンや、超人的パワーを持つX-MENのメンバーが、二つの時代を舞台に地球の危機を救うべく戦いを繰り広げるSFアクション。ブライアン・シンガーが『X-MEN2』以来の監督として復活し、ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンをはじめ、...
「X-MEN フューチャー&パスト」☆新旧揃い踏み (ノルウェー暮らし・イン・原宿)
過去と未来を行ったりきたり、若かりし頃のプロフェッサーからマグニート、今は亡きX-メンのメンバーも。 どんな未来であろうとも、どんなに過去に戻っても、『ウルヴァリンだけはヒュー様』の美味しい役どころ。
X-MEN: フューチャー&パスト  監督/ブライアン・シンガー (西京極 紫の館)
【出演】  ヒュー・ジャックマン  ジェームズ・マカヴォイ  マイケル・ファスベンダー  ジェニファー・ローレンス 【ストーリー】 2023年、バイオメカニカルロボットのセンチネルの攻撃により、X-MENと地球は危機的状況に陥る。プロフェッサーXは宿敵マグニートーと....
『X-MEN:フューチャー&パスト』 順番に気をつけよう (映画のブログ)
 X-MENシリーズは遂にここまで進化した!  X-MENはミュータント(突然変異体)であり、シリーズの背景には人類の進化への考察がある。  だが、『X-MEN:フューチャー&パスト』で驚かされるのは、映画そのものの進化だ。変容と云ってもいい。  このシリーズは他のスー...
新しい過去へ~『X-MEN:フューチャー&パスト』 (真紅のthinkingdays)
 X-MEN: DAYS OF FUTURE PAST  2023年、対ミュータント兵器として開発されたロボットが暴走し、人類は滅亡 の危機に瀕していた。プロフェッサー(パトリック・スチュワート)とマグニートー (イアン・マッケラン)は、過去へ遡ってこの事態を招いた元...
X-MEN:フューチャー&パスト・・・・・評価額1650円 (ノラネコの呑んで観るシネマ)
未来を、諦めない。 マーベルコミックの人気ヒーローシリーズ「X-MEN」の第5作は、シリーズ初の時間SFだ。 あらゆるミュータントの特殊能力をコピーして増幅できる自立型ロボット兵器、センチネルが暴走し、ミュータントのみならず人類までもが存亡の淵に立たされた...
X-MEN フューチャー&パスト/X-MEN:DAYS OF FUTURE PAST (我想一個人映画美的女人blog)
2023年の未来(フューチャー)と1973年の過去(パスト)、二つの時代が同時進行する X-MENシリーズの最新作 X-メン(2000年) X-MEN2(2003年) X-MEN: ファイナル ディシジョン(2006年) ウルヴァリン: X-MEN ZERO(2009年) X-MEN: ファースト・ジェネレーショ...
映画『X-MEN:フューチャー・パスト 3D』を観て (kintyre's Diary 新館)
14-55.X-MEN フューチャー&パスト■原題:X Men:Days Of Future Past■製作年、国:2014年、アメリカ■上映時間:131分■料金:2,100円■鑑賞日:7月3日、TOHOシネマズみゆき座(日比谷) □監督・製作:ブライアン・シンガー◆ヒュー・ジャックマン◆イ...
過去から未来を変える (笑う社会人の生活)
9日のことですが、映画「X-MEN:フューチャー&パスト」を鑑賞しました。 2023年、センチネルの攻撃により地球は危機的状況に陥る、そのためプロフェッサーXとマグニートー共闘していた この状況を打破するべく1973年にウルヴァリンの魂を送り センチネル...
X-MEN:フューチャー&パスト (銀幕大帝α)
X-MEN: DAYS OF FUTURE PAST 2014年 アメリカ 132分 SF/アクション/アドベンチャー 劇場公開(2014/05/30) 監督: ブライアン・シンガー 『ジャックと天空の巨人』 製作: ブライアン・シンガー 製作総指揮: スタン・リー 原案: マシュー・ヴォーン 出演...
X-MEN:フューチャー&パスト (いやいやえん)
【概略】 2023年、バイオメカニカル・ロボット「センチネル」によって地球は壊滅へと向かっていた。プロフェッサーXは宿敵のマグニートーと手を組み、1973年にウルヴァリンの「魂」を送り込み危機の根源を絶とうする。50年前の自分の肉体に宿り「センチネル・プログラム...
「X-MEN:フューチャー&パスト」 ユニークなアイデア (はらやんの映画徒然草)
スピンオフ的に「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」で若かりし頃のプロフェ
X-MEN:フューチャー&パスト (X-Men: Days of Future Past) (Subterranean サブタレイニアン)
監督 ブライアン・シンガー 主演 ヒュー・ジャックマン 2014年 アメリカ/イギリス映画 131分 SF 採点★★★★ 大小様々な選択の積み重ねってのが、今の自分を作り上げちゃったんですよねぇ。本質まで変わるとは思っていませんが、選択次第によっては全く違う人...
映画:X-MEN:フューチャー&パスト 全米公開初日に飛び込んだら、凄げー面白い! (日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~)
全米公開初日に惹かれ、早速チェックしてみた。 するとIMAXは深夜までソールドアウト、辛うじて通常版3Dで鑑賞。 劇場は満員、で初日なので、かなりX-MENに入れ込んでいる人たち。 このため、ツッコミがかなりのシーンで入り、相当面白い。 一番ビックリしたのは....