ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『舟を編む』

2013-03-08 22:56:00 | 新作映画

「久しぶりだから、
喋りやすい映画からにしちゃうかな」

----えっ、そうニャの?
これって、タイトルからして分かりにくいけど…。
「そう言われてみると
確かにそうだね。
これは、ある出版社で
新しい辞書を作った人たちの話。
それまでの辞書とは違って若者言葉や
新しく生まれた概念も取り入れたその辞書の名は『大渡海』」

----「大渡海」?
ニャんか、ダジャレっぽいニャあ。
「映画の中で使われた言葉を借りれば
“言葉の海。それは果てしなく広い。
人は辞書という舟で(言葉の)海を渡り、
自分の気持ちを的確に表す言葉を探す。
誰かと繋がりたくて広大な海を渡ろうとする人たちに捧げる辞書、
それが大渡海”…。
と、まあ、こういうことになる」

----へぇ~っ。マジメな話だニャあ。。
「なんと、
この映画の主人公の名前が
馬締(まじめ)光也(笑)。
同じく三浦しをん原作の『まほろ駅前多田便利軒』にも主演している
松田龍平が飄々と演じている。
馬締は出版社の営業部員。
しかし、変人扱いされ、もてあまされぎみ。
だが、定年を無開けたベテラン編集者・荒木(小林薫)は
彼の中に眠る素質を見抜き、
新たな辞書編集者として迎え入れることになる」

----ニャるほど。
でも、その辞書編集って地味そうだニャあ。
「そうだね。
優に15年はかかる。
この映画は、
その最初の一年、
企画が立ち上がる1995年、
そして完成間近の2008年~2010年という
二つの時代にまたがって物語が描かれる。
ぼく自身、雑誌の編集部にいたこともあり、
取材、執筆、レイアウトはもちろんのこと、
校正、紙選びなど、
甘酸っぱい気持ちを呼び覚まされたね」

----監督って誰だっけ?
『川の底からこんにちは』でブレイクを果たした石井裕也
今回、この映画で確認したのは、
この監督の世界には、他者との競争という概念がないこと。
そこには、オンリーワンもナンバーワンもなく、
代わりに勝負の相手としてあるのは“自分自身”。
石井監督の映画を観て元気づけられるのは、
どんな時代、どんな環境にあろうと、
精一杯、自分らしく生きていこうとしていること。
いつも素直だなって…。
今回も、他人の気持ちなんて分からないのは当たり前。
分からないから興味を持ち、分からないから話をする。
つまり、そのことを前提として、
言葉の有意性を説き、
主人公たちの仕事、ひいては人生を後押ししてくれるんだ」

----ふむふむ。
キャストのほうもよさそうだニャあ。
「うん。
宮あおい、オダギリジョー、池脇千鶴、加藤剛、渡辺美佐子、黒木華
なかでもお調子者の先輩編集者を演じるオダギリジョーは絶品。
彼が出てくるだけで、なぜか笑いがこぼれてゆく。
最近、こんな役は珍しいんじゃないかな。
でも、いちばん嬉しかったのは契約社員役の伊佐山ひろ子。、
『白い指の戯れ』『一条さゆり・濡れた欲情』の頃を彷彿とさせる若い役柄。
コメディリリーフ的な孫zないということもあり、
見せ場も存分。
なんか、とても嬉しくなっちゃった」

----確か、その二作でキネマ旬報主演女優賞に輝いたんだよね。
「そう。
その受賞が原因で選定委員を降りた評論家もいたけどね。
そういえば、今回、
撮影は藤澤順一、照明は長田達也という、
今や日本映画界の重鎮ともいえるふたり。
ビデオ撮りでなく35mm撮影というのも
この映画の空気感にはピッタリ。
石井裕也監督の演出も、どちらかというとオーソドックス。
これまでの作品のような
才気走った部分は影を潜めたけど、
落ち着いた大人の演出が心地よかったよ」

                 

(byえいwithフォーン)

フォーンの一言「大船に乗った気持ちで映画を観るのニャ」気持ちいいニャ


※松田龍平は独特のポジションを占めてきた度
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Unknown (Ageha)
2013-04-11 09:07:24
試写会見てきました~。
松田龍平のオトボケぶりを目当てに
(予告ではそっちがウリみたいでしたが(^^;)
見に行ったようなもんだったのですが、
終わってみれば、オダギリジョーの笑顔が
やたら印象に残っちゃいました。
うまくは言えないけど、久々いい役だったなって。

インクの匂いが恋しくなるというか
改めて辞書のページをめくりたくなるような映画でした。
学生のころって意外と
辞書にのってるカッコイイ言葉とか
線ひいたりしませんでしたか?(^-^)

ひとつまちがえば、プロジェクトXみたいになるとこを
いいさじ加減でクスッと笑わせてくれてたのも○。
地味だけどいい作品だったと思います。
■Agehaさん (えい)
2013-04-11 22:10:46
こんばんは。
お久しぶりです。
オダギリジョー、よかったですよね。
本人も喜々として演じている感じがしました。

ぼくも編集部だった時代があるので、
校正のところはとても懐かしかったです。
隣のシマには制作部があって、
それこそ紙を決めることからやっていました。

あっ、ぼくも線を引いた口。
辞書ではなく文庫、それも小説が多かったです。
あと、新書版の映画の本(笑)。
(@_@;) (悠雅)
2013-04-13 19:45:48
まぁ。えいさん、雑誌の編集部にいらっしゃったんですか。
きっと相当に大変だったのだろうと思いつつ、羨ましくてなりません。
単に夢でしかなかったけど、編集者が10代前半のわたしの夢でした。。。

さて。本作ですが。
本当に、松田龍平、オダギリジョーはじめ、キャストがみんな最高でした。
辞書を作るという、緻密で地道にして壮大(だと思う)な事業を描くに相応しい、
落ち着いた品性のある秀作だったと思います。
それにしても、15年前は「現代語」だったものが、刊行時には死語になったもの、
たくさんあったでしょうね。
Unknown (うめ)
2013-04-15 01:03:29
こんばんは。
オダジョー、ほんとに良かったです。

高校生の頃、友人と「辞書なんて、作るの絶対大変よね。」なんて話してたことがあって、興味深いお話でした。

でも、それ以上に、自分の仕事を地道に頑張ろうって、やる気や元気が湧いて来ました。
地味なれど (メビウス)
2013-04-15 21:26:11
えいさんこんばんわ♪

辞書編集の行程こそ確かに地味でしたけど、しかしながらその辞書作りがあんなに地道で長大な年月を費やすほどの過酷さがあるのだというのを自分は初めて知りましたし、紙質にまでこだわる徹底さとかも『へぇへぇ』尽くしで、結果かなり見入っちゃってました。
辞書作り『だけ』ならホント地味だったとも思いますが、個性が出まくってた登場人物たちのユーモア溢れる言動なども笑えちゃうのが多かったので、地味なれど個人的には面白かったですね♪(ちょっとデブってる猫のトラさんとかも凄い可愛かったですしねw)
こんにちわ (にゃむばなな)
2013-04-17 16:30:16
オダギリジョーが演じた西岡さんのような先輩のいる職場で働きたいものですね。
いや~彼の男気溢れる姿は良かったですわ~。
■悠雅さん (えい)
2013-04-18 21:56:51
はい。
編集部にいました。
で、その後、ジョブローテーションとやらで転々…。
そのため、
オダギリジョーの気持ちは痛いほど分かりました。

死後となった原題語。
「チョベリグッ」なんて久しぶりに聞きました。
■うめさん (えい)
2013-04-18 21:57:58
こんばんは。
仕事にはやはり誇りを持ちたいですよね。
お金のためだけに働くのはさみしい。
でも、そんな時代になってきているのが
とても、つらいです。
■メビウスさん (えい)
2013-04-18 22:00:05
こんばんは。

辞書作り…地味だろうなとは思っていましたが、
ここまで大変だとは!?
その大変さを、あの映画の時間内で感じさせてしまうところが
この映画のスゴさでもある気がします。

猫のトラさんは、ほんとうによかった。
久しぶりに忘れられない猫に出会いました。
■にゃむばななさん (えい)
2013-04-18 22:01:02
こんばんは。
これはオダギリジョーの新境地ですね。
いつもとは違う顔が見られて嬉しかったです。

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