ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『アメリカン・ハッスル』『なんちゃって家族』

2014-02-02 17:22:22 | 映画
(原題:AMERICAN HUSTLE/WE’RE THE MILLERS)


----あ~あ、とうとう
『アメリカン・ハッスル』
お話をしてくれないまま。
『メイジ―の瞳』もそう。
『なんちゃって家族』なんてとっくに始まっちゃってるよ。
フォーンが天国に行っちゃったからって、
これはちょっとサボりすぎ。
「う~ん。
とにかく時間がなくて…。
分った。それでは今日は
『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
これでどうだ」

----う~ん。
でも『アメリカン・ハッスル』も聞きたかったニャあ。
「じゃあ、さわりだけ。
あれはね。
いわゆる詐欺師のお話。
詐欺師アーヴィン(クリスチャン・ベイル)と、
その相棒で愛人のシドニー(エイミー・アダムス)。
彼らはFBI捜査官リッチー(ブラッドリー・クーパー)に逮捕されるが、
無罪放免を条件に囮捜査に協力させられる。
で、その標的となったのがカーマイン市長(ジェレミー・レナー)。
ところがそれをアーヴィンの妻ロザリン(ジェニファー・ローレンス)が邪魔をする…というお話。
アカデミー賞で演技賞部門を総なめしていることでもわかるように、
それぞれの演技、
というかそれ以前に彼らのキャラ作りが楽しい。
クリスチャン・ベイルは、まさかのズラ&ぶよぶよのお腹。
ブラッドリー・クーパーはパンチパーマで、
ジェレミー・レナーはリーゼント。
なかでももうけ役はジェニファー・ローレンス
ひとりで『007/死ぬのは奴らだ』を熱唱するシーンは、
ただただ唖然。
これは先日、観た『早熟のアイオワ』のプレスで知ったんだけど、
彼女は実は、自分で歌が下手と自覚。
それをこれは逆手に取った演技とも言える。
監督のデヴィッド・O・ラッセル
ジェニファーとの付き合いは長いし、
そのことを知った上でのこのシーンだろうね」

----詐欺師のお話ってことは、
最後は『スティング』のように、だれか騙されるの?
「もちろん。
観客も、他の登場人物たちもね。
最後の最後はしてやったりのところに落ち着く。
とは言え、、これがそこまで評価されている理由というのは、
ぼくにはよく分からなかったね。
一方、ヤケに評判のいい『なんちゃって家族』。
これもある意味、人をだますお話。
主人公は麻薬密売人のデヴィッド(ジェイソン・サダイキス)。
マリファナと金を奪われた彼は、
その穴を埋めるためにメキシコから麻薬を運ぶことに。
だが国境をという難関が彼の前に横たわる。
そこでデヴィッドは、
この密輸を家族旅行に見せかけることを思いつく」

----その家族のひとりを演じるのが
ジェニファー・アニストンってワケだニャ。
「そう。
彼女の役は元ストリッパー。
これがまた筋肉質の引き締まった体。
デミ・ムーアがやはりストリッパーを演じた『素顔のままで』を思い出したな。
で、残りの二人が童貞の青年ケニー(ウィル・ポールター)、
万引き常習犯ケイシー(エマ・ロバーツ)。
なんとも凸凹の彼らだけど
こんな家族でも旅をしていくうちに心が通い合っていく…
という、やはりこれも『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』と同じくロードムービー。
あらら、二作ともけっこう喋っちゃったね
これは『ネブラスカ~』は明日以降だな」

----え~っ。
「あっ、ひとつだけ。
この『なんちゃって家族』は、
オマケのNG集が久々によくできている。
アドリブが多くて、
出演者たちが和気あいあいと楽しくやっているのがスクリーンから伝わってくる。
なかでもオーラスに使われる
TV『フレンズ』のネタは最高。
このときのジェニファー・アニストン
固まった表情だけでも観る価値ありだよ」



フォーンの一言「そういえば『ダラス・バイヤーズ・クラブ』は税関で嘘をついて薬運んでいたニャ。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』も人をだまして儲けていた。
人間は悪い奴ばかりなのニャ」小首ニャ

※ほんと、なぜかそういう映画が集まった度

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