ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『マリリン7日間の恋』

2012-01-19 23:36:13 | 新作映画
(英題:My Week with Marilyn)


----この映画って、
ミシェル・ウィリアムズマリリン・モンローを演じているんだよね。
「うん。
それほど似ているとは思わなかったけど、
映画の中、つまり劇中劇での彼女は
本物そっくりの表情、しぐさ。
まあ、これで改めて確認したのは
マリリン・モンローというのは
やはり不世出のスターだったということだね。
とりわけ、今回、ここで描かれている映画
『王子と踊り子』は、それを証明している。
古めかしい映画の中、彼女だけが際立っている。
浮いてはいるけど、でもポップなんだ」

----『王子と踊り子』って?
「これは、
ローレンス・オリヴィエが監督、主演した作品。
シェークスピア俳優としても知られる彼だけに、
その演出・演技は正攻法。
脚本通りに言葉にしてもらいたい。
だが、モンローは、その演技の背景、
つまりヒロインの内面まで理解しなければ演じることはできない。
モンローは、実はアクターズ・スタジオでメソッド演技法を学んでいるんだ。
それに加えて、彼女は精神不安定。
たび重なる遅刻に、
最初は、あわよくばモンローを…と狙っていたオリヴィエ(ケネス・ブラナー)も怒り爆発。
そんな中、
下っ端の第3助監督コリン・クラーク(エディ・レッドメイン)
彼女の見張り役を命じられる。
マリリンは撮影の不安や寂しさを打ち明け、
コリンは正直にそれに応えていく。
以来、マリリンは彼を頼るようになるが…」

----ニャるほど、それが“7日間”ってわけだ。
でも、あまり知られていなかったよね。
恋多きマリリンの恋のお相手としては…。
それはプラトニックだったから?
「この“関係”が明らかになったのは、
後に監督として成功するコリン・クラークが回想録を執筆したから。
本人が語っているだけにどこまで真実かは分からないけど、
話としてはオモシロい。
たとえば、短いふたりの小旅行。
その一つ、ウィンザー城の池で
マリリンが突然裸になって泳ぎ出すとかね。
一方で、『王子と踊り子』撮影シーンと現場の様子を対比するため
50年代のテクニカラーを導入するなど
映画ファン泣かせの試みも…」

----でも、物語の主軸としては
あくまで、マリリンとその第三助監督の恋ニャんだよね。
「そう。
実はこの映画、
ぼくの生涯のベストである『ラムの大通り』のラストと同じショットが…」

----スクリーンの中の彼女を
映画館の椅子で見つめるって、あれだね?
「うん。
ただし、この映画では映画館ではなく試写室だけどね。
前の座席の背もたれに手を組み
顎を乗せるしぐさまで同じなのにはゾクッ。
やはり、
“映画スターと映画のような恋をする”というのは、
映画ファンの最高の夢。
そうそう、あとこれは言っておきたいと思ったのは
『映画に愛をこめて・アメリカの夜』との関連。
あの映画で、精神不安定な女優(ジャクリーン・ビセット)は
精神科医でもある夫を撮影現場に呼ぶ。
ぼくは、この映画でマリリンが夫アーサー・ミラーを
アメリカから呼び寄せるシーンにそれがかぶさった。
もしかしてトリュフォーは
マリリンのこのエピソードを意識していたのかも?」


                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ケネス・ブラナー、いかにもいやらしそうだニャ」ちょっと怒るニャ


ヴィヴィアン・リー(ジュリア・オーモンド)がマリリンに嫉妬するシーンもスゴい度

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不世出のスター (ノルウェーまだ~む)
2012-03-20 13:47:22
えいさん☆こんにちは
私は今回初めてマリリンモンロー関連に触れる機会を得たのですが、納得ですね。
ミシェルもかなりいい感じに演じていたのですが、やはりマリリンは不世出のスターだと彼女の「王子と踊り子」を見て思いました。
なるほど・・・ (悠雅)
2012-03-24 20:51:40
『映画に愛をこめて・アメリカの夜』ですか。
言われてみれば、確かにそう感じますね。言われるまですっかり忘れていたけれど…
これは、全く知らなかったわけじゃないでしょうね。

ミシェルはじめ、好きな俳優さんたちやウィンザー城にイートン・カレッジなど、英国らしさも満点で、
ただ観ているだけでも嬉しかったりしたんですが、
ラストのパブでのシーンが何故かどれよりとても好きでした。
コリンが、それまでよりもずっと男っぽくなってる気がして・・・
■ノルウェーまだ~むさん (えい)
2012-03-24 22:32:55
こんばんは。
そうなんですよね。
マリリンは唯一無比。
これまでにもいろんな女優が
彼女を演じてきましたが、
かえって、彼女には誰もなり得ないということを
証明しただけ。
ああいう個性は、もうなかなか現れないだらろうな。
■悠雅さん (えい)
2012-03-24 22:56:16
ラストのパブ。
あのシーン、あそこだけはフィクションのような気がします。
なぜ?って。
それほど、映画的でしたもの。
やってみたいですね、男としては(笑)。
こんばんわ (にゃむばなな)
2012-03-25 21:18:17
映画スターと恋に落ちる。こんなことが現実にあったんですね~。
でも実際マリリン・モンローが恋に落ちていたかどうかは観客の判断なんでしょう。
未だにマリリン・モンローって謎多き魅力的な女優なんだと思いましたよ。
■にゃむばななさん (えい)
2012-03-26 18:19:58
確かにマリリンは、
ある時代のアイコン。
音楽で言えばプレスリーに匹敵するかも。
だけど、以外とその作品は、
いまの時代に伝わっていない。
そういう意味ても
この映画が果たした役割りは
大きかった気がします。
こんばんは (ノラネコ)
2012-03-27 22:55:39
なかなかにロマンチックな映画で楽しめました。
サードで最初についた映画でこんな美味しい思いをするなんてコリン羨まし過ぎですね(笑
しかし、これもまた映画史。
今年は何でこんなに映画史をモチーフにした作品が続くんでしょうね?
それだけ過渡期という事なのかな。
■ノラネコさん (えい)
2012-03-31 21:40:48
確かに。
最初、そしてまだサード。
俄かには信じがたいですが、
これがマリリンならば、
ありえるかなと思わせてしまうところが、
彼女ゆえんでもあるのでしょう。
ただ、いくら似せても、やはり違う。
逆に、本家のスゴさを際だたせることになっていた気がします。
素顔の~ (cyaz)
2012-04-03 08:34:36
えいさん、こんにちは^^
TB、ありがとうございましたm(__)m
いつもTB貼り逃げばかりですみません(汗)

確かにミシェル・ウイリアムズ、記者会見等ではあまりモンローには似てなかったですが、
劇中では本当にクリソツでした(笑)
摩訶不思議なモンローの人生でしたが、
こういう事実もあったのだと、
素顔のモンローの恋愛模様を垣間見た思いでした!
■cyazさん (えい)
2012-04-04 11:29:02
こんにちは。
なるほど、確かに劇中は似ていましたね。
実生活は、もっと今でいう
天然の要素があった気がします。
だから、よけいにどんな男も
マリリンの中には深く踏み込めなかったのではないでしょうか?

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