(原題:The Box)
----あれっ。原題は【THE BOX】、箱なのに
なぜ、日本のタイトルはボタンになるの?
「うん。これはね、
ボタンと言っても『コララインとボタンの魔女 3D』に出てきたような
洋服のボタンじゃないんだ。
ほら、メインビジュアルを見てごらん。
手がいまにもボタンを押しそうになっているだろう。
実を言うと、“箱”の蓋を開けたら
このボタンの装置があるというわけだ。
ある日、ノーマ(キャメロン・ディアス)と
アーサー(ジェームス・マースデン)夫妻の元に
スチュワードと名乗る謎の男(フランク・ランジェラ)が訪ねてくる。
彼は箱を指し示し、
『ボタンを押せば1億円、ただし見知らぬ誰かが死ぬ。
決断の期限は24時間。だれにも喋ってはならない』と言い残す。
それぞれに、仕事場で厳しい現実を突き付けられ、
経済的にも困窮しているふたり。
さあ、果たして彼らはボタンを押すか?」
----う~ん。普通は押さないよニャあ。
殺人者になっちゃうし…。
でも、それじゃあ、映画は続かないし…。
「そう。先に答を言っちゃうと、
押してしまう。
ところが、そのことで彼らは想像を超える事態に遭遇してしまうんだ。
というわけで、そこから先は、言わない方がいいだろうね。
この箱はいったい、どういう仕組みなのか?
だれが、何の目的でそんなことをやっているのか?
まったく知らない方が映画は楽しめる」
----ちょっとSFチックな気もしないではないけど…。
「そうだね。
この原作はリチャード・マシスン。
彼はTV『トワイライトゾーン』の脚本に参加。
さらにはスピルバーグ『激突!』の脚本や
『アイ・アム・レジェンド』の原作でも知られている。
ジョージ・A・ロメロ=ゾンビがこれに触発されたように、
彼に影響された人は多く、
あのスティーブン・キングでさえ、
『最も影響を受けた』と語り、
レイ・ブラッドベリも
『20世紀でもっとも重要な作家のひとり』と断言している。
もっともぼくは彼の映画化の中では『ある日どこかで』が
いちばん好きだけどね」
----ああ、あのロマンチックなタイムスリップ映画ね。
「あらら。簡単に言ってくれちゃうね。(汗)
で、その一方では『ヘルハウス』という、
これまた怖いホラーの原作、脚本も…。
さて、そんな彼だけに、
この物語がどういう形で帰結するか、
それがぼくのひとつの楽しみでもあったわけ。
もっとも、原作はすでに読んでいるよという人には、
楽しみは、この映画の作りだす時代色の方かなあ。
いまや、テレビからパソコン、携帯など、
どこを見回してもボタンだらけ。
ボタンを押すことの意味が
原作が書かれたころに比べてはるかに軽くなっている。
そのため、製作サイドは舞台を原作が書かれた70年代に設定しているんだ」
----あ~あ。だから、キャメロン・ディアスはこんな服装ニャんだ。
「服だけでなく、
車とかも70年代に統一。
で、オモシロいなと思ったのは、
映画の作りそのものもあの時代のタッチになっていること。
これは、カメラマンとの意思疎通がよほどうまくいかないと出来ない芸当だ。
ちょっと調べてみたら、
このカメラマン、スティーヴン・ポスターという人は、
監督リチャード・ケリーとは
今回が3度目のコラボレーション」
----ニャるほど。気心知れているってわけだね。
でも、この映画、どんなオチなんだろう?
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ガクッとならなきゃいいけどニャあ」
※これは、この後、いわゆる究極の選択になってくる度
お花屋さんもよろしく。
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----あれっ。原題は【THE BOX】、箱なのに
なぜ、日本のタイトルはボタンになるの?
「うん。これはね、
ボタンと言っても『コララインとボタンの魔女 3D』に出てきたような
洋服のボタンじゃないんだ。
ほら、メインビジュアルを見てごらん。
手がいまにもボタンを押しそうになっているだろう。
実を言うと、“箱”の蓋を開けたら
このボタンの装置があるというわけだ。
ある日、ノーマ(キャメロン・ディアス)と
アーサー(ジェームス・マースデン)夫妻の元に
スチュワードと名乗る謎の男(フランク・ランジェラ)が訪ねてくる。
彼は箱を指し示し、
『ボタンを押せば1億円、ただし見知らぬ誰かが死ぬ。
決断の期限は24時間。だれにも喋ってはならない』と言い残す。
それぞれに、仕事場で厳しい現実を突き付けられ、
経済的にも困窮しているふたり。
さあ、果たして彼らはボタンを押すか?」
----う~ん。普通は押さないよニャあ。
殺人者になっちゃうし…。
でも、それじゃあ、映画は続かないし…。
「そう。先に答を言っちゃうと、
押してしまう。
ところが、そのことで彼らは想像を超える事態に遭遇してしまうんだ。
というわけで、そこから先は、言わない方がいいだろうね。
この箱はいったい、どういう仕組みなのか?
だれが、何の目的でそんなことをやっているのか?
まったく知らない方が映画は楽しめる」
----ちょっとSFチックな気もしないではないけど…。
「そうだね。
この原作はリチャード・マシスン。
彼はTV『トワイライトゾーン』の脚本に参加。
さらにはスピルバーグ『激突!』の脚本や
『アイ・アム・レジェンド』の原作でも知られている。
ジョージ・A・ロメロ=ゾンビがこれに触発されたように、
彼に影響された人は多く、
あのスティーブン・キングでさえ、
『最も影響を受けた』と語り、
レイ・ブラッドベリも
『20世紀でもっとも重要な作家のひとり』と断言している。
もっともぼくは彼の映画化の中では『ある日どこかで』が
いちばん好きだけどね」
----ああ、あのロマンチックなタイムスリップ映画ね。
「あらら。簡単に言ってくれちゃうね。(汗)
で、その一方では『ヘルハウス』という、
これまた怖いホラーの原作、脚本も…。
さて、そんな彼だけに、
この物語がどういう形で帰結するか、
それがぼくのひとつの楽しみでもあったわけ。
もっとも、原作はすでに読んでいるよという人には、
楽しみは、この映画の作りだす時代色の方かなあ。
いまや、テレビからパソコン、携帯など、
どこを見回してもボタンだらけ。
ボタンを押すことの意味が
原作が書かれたころに比べてはるかに軽くなっている。
そのため、製作サイドは舞台を原作が書かれた70年代に設定しているんだ」
----あ~あ。だから、キャメロン・ディアスはこんな服装ニャんだ。
「服だけでなく、
車とかも70年代に統一。
で、オモシロいなと思ったのは、
映画の作りそのものもあの時代のタッチになっていること。
これは、カメラマンとの意思疎通がよほどうまくいかないと出来ない芸当だ。
ちょっと調べてみたら、
このカメラマン、スティーヴン・ポスターという人は、
監督リチャード・ケリーとは
今回が3度目のコラボレーション」
----ニャるほど。気心知れているってわけだね。
でも、この映画、どんなオチなんだろう?
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ガクッとならなきゃいいけどニャあ」
※これは、この後、いわゆる究極の選択になってくる度
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