ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

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『シン・シティ』

2005-08-24 21:53:19 | 新作映画
----この映画、いつも試写室が超満員なんだって?
確か一度行ったらダメだったって、暑い中、ふうふう言ってたよね。
どこがそんなに人気があるの?
「まず出演者の顔ぶれがスゴい。
ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、クライヴ・オーウェン、
ジェシカ・アルパ、ベニチオ・デル・トロ、イライジャ・ウッド、
ジョシュ・ハートネット、ブリタニー・マーフィ。
渋いところでニック・スタール、マイケル・クラーク・ダンカン、
ルトガー・ハウアー、マイケル・マドセン…。
映画何本分かのキャスティングだ」

----スゴい!どうやったら、
そんなにたくさんのスターを集めることができたんだろう?
「原作がグラフィック・ノベル界の鬼才フランク・ミラーの金字塔的作品『シン・シティ』。
監督が常にアグレッシブな映画を世に送り出しているロバート・ロドリゲス。
その彼が、これまで映画化の話をことごとく断ってきた
フランク・ミラーを口説き落としたばかりか、
共同監督に迎えたと言うんだから、
これは多くの俳優の心を動かしたことは想像に難くない。
しかもおまけとして、クエンティン・タランティーノが
ワンシーンのゲスト監督をしたなどと言うエピソードまであるんだ」

----うわあ、それまたスゴいや。クレジットとしては超強力だ。
でも、そのコミック知らないニャ。どういうお話なの。
「舞台は、哀しみと裏切りが支配する“罪の街=シン・シティ”。
映画は、オープニング・エピソード
(これもロドリゲスがフランク・ミラーを口説き落とすために作ったらしい)の後、
3つのエピソードが語られていく。
EPISODE1:仮出所中のマーヴ(ミッキー・ローク)は
高級娼婦のゴールディと一夜を過ごし、
初めて愛を知るが、彼女は何者かに殺されてしまう。
殺人の罪を着せられたマーヴは必ず敵を討つと心に誓う。
EPISODE2:ドワイト(クライヴ・オーウェン)は
ストリップ・バー“ケイティ”でウェイトレスをしている
恋人のシェリー(ブリタニー・マーフィ)につきまとう男、
ジャッキー・ボーイを痛めつけ、その後を追うが、
娼婦たちの自治区オールド・タウンで思わぬ事態に遭遇してしまう。
EPISODE3:ハーティガン刑事は、
ロアーク上院議員の息子ジュニア(ニック・スタ-ル)の魔の手から
11歳のナンシーを救出。
しかし、相棒ボブ(マイケル・マドセン)の裏切りの銃弾に倒れ、
ロアーク議員に罪を着せられてしまう。
8年後、出所した彼は“ケイティ”でナンシー(ジェシカ・アルバ)と再会するが…」

----ニャんだか、登場人物が多くてややこしそう。観ていて頭が混乱しなかった?
「そこがロドリゲスの巧さだろうね。
各エピソードを横断するキャラもいるにも拘らず、
見事に交通整理されていている」

----この映画って、映像の方も話題になってるよね。
バックはほとんどCGなんでしょ?
「そういう意味では『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』と同じだね。
グリーンバックの前で演技。車に乗っているシーン一つとっても
実はグリーンの箱に座っているということらしい。
ただ、あの映画が全編セピア調だったのに対して、こちらは白黒。
ドレスの赤などところどころ色がついていているのが特徴。
原作コミックの味をそのまま生かそうとしているわけだ。
この『原作に忠実に』のスピリッツが一番生かされているのが特殊メイク」

----そう言えば、あのマーヴがミッキー・ロークなんて、
言われてみるまで分からなかった。
まるで『ファンタスティック・フォー』のシングみたいだ。
「たとえばブルース・ウィリス演じるハーティガン。
彼のトレードマークは傷なんだけど、
傷の上に蛍光を発するメイクを施して白く光らせている。
影を多用して白黒のコントラストを際立たせたその映像は一見の価値あり。
映画は何よりも視覚による芸術だということを改めて知らしめてくれる。
しかも、そこにコミックの大胆な構図を
<動画>として見せる技術を併せ持っている。
う~ん、ぼくとしては大満足だったね」

(byえいwithフォーン)

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