
この当時は検修区の事務所で一言来意を伝えれば自由に撮影が出来ました。撮れるだけでありがたいのですが影が・・・ 94,11,04 伊豆箱根鉄道大場検修区 ED32 オリンパスOM1 TRI-X スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
この頃までマヤ34の検測列車とホキ800等の工臨は撮影の対象とはせず無視していました。ただこの頃になると被写体も少なくなりそんな余裕もなくなりマヤ検等も情報をチェックして撮影する様になりました。ただマジで調べるとマヤは今まで知っていた私鉄(東急や相鉄)以外にも乗り入れている事を知りました。その中で気軽に訪れる事の出来る伊豆箱根鉄道駿豆線のマヤ検は凸型電機(ある方に言わすと東芝戦時設計型電機と言わなくてはならないそうです・・・笑)がマヤを全線にわたって牽引するので魅力的でした。何度か駿豆線乗り入れの情報はありましたが天気予報が悪かったりまた当時は日勤で平日は好き勝手に休めなかったので撮影する機会を逸していました。そしてやっと駿豆線にマヤ検を撮影する機会を得る事が出来ました。

私の記憶が正しければこの時、撮影していたのは私一人だったと記憶しています。だからゆっくりとこんな写真も撮影出来ました。今だったらパニックになっているかもしれません。 94,11,04 伊豆箱根鉄道大場検修区 ED32 オリンパスOM1 TRI-X スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
撮影当日は列車鉄ちゃんでした。この頃は1号線箱根越えの通行量はいまより多くまた湯本から下道に降りなくてはならず早川の西湘バイパスの入口までがなかなかの渋滞の名所でした。これに西湘バイパスの出口から茅ヶ崎までの渋滞を考えると現地の足の機動性を差っ引いても車での出撃は二の足を踏んでしまった記憶があります。
東海道線でかなり早く三島駅に着いたと思います。まず駿豆線に乗り大場の検修区に来意を伝え撮影の許可を求めると検修区の助役さんは笑顔で許可を出してくれました。また、EDのパンが下がっていたので゛なん時頃パンは上がりますか?゛と言うと゛今上げてあげますヨ!゛と私についてきてくれてパンを上げてくれました。本当はEDのボディーに影が出ていたので移動してもらいたかったのですが接触限界ギリギリに停車していて反対側に移動するとかえって影の影響が出てしまうので移動してもらうのはやめました。

94,11,04 伊豆箱根鉄道大仁―牧の郷 下りマヤ検 オリンパスOM1 TRI-X スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
検修区でひととおり撮影して、丁寧にお礼を申し上げて撮影地の大仁ー修善寺間に移動しました。今だったらGooglemapで様子がわかるのですが20年前にはそんな事は夢のまた夢で道路地図と1/25000の地図で撮影地を思いめぐらしたものでした。幸い、目星をつけていた撮影地は建造物なども建っておらず(他の場所では地図で目星をつけて出撃したら住宅地化されていたり工場建設され周囲が一変していたことが一度や2度ではありませんでした)地図のままで安心した記憶があります。
ED牽引の下りマヤ検は時刻通りやって来ました。上りもすぐに折り返して来るので移動は出来ず同じ区間で撮影して引き上げました。マヤ検の続行の列車で三島に出るとマヤ検は東海道線の下り側線でEF6466号機に連結され発車待ち状態でEDは三島駅下り1番でどちらも゛撮影してください!゛と言わんばかりの場所に停車していました。これは予想にしていなかった収穫で美味しくいただいてから東海道線で帰路についたはずです。

伊豆箱根鉄道駿豆線1往復したマヤはEF6466号機に牽引され西に向かって発車して行きました。この姿もすでに過去帳入りに! 94,11,04 三島 オリンパスOM1 TRI-X スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED