cozy-corner:藤田浩司(ふじたこうじ)のblog

ラテン系ドラマー、またあるときはピアニストのマルチミュージシャン藤田浩司(Koji Fujita)が送る、日々の記録

サンパウロ-カナさんのライブ 20 abril 2006

2006-04-20 | Brasil
飛行機は午前9時前にサンパウロへと無事着陸。
タクシーでカナさん(ブラジル在住日本人歌手)の家へと向かう。
タクシーの運転手とカタコトながらポル語で会話が弾む。
早くポル語をマスターしたい気持ちにかられる。

そうこうしているうちにカナさんの家に到着。
とてもきれいなお家です。
私の荷物は電子機器が多いので、到着早々、まずそれらの充電をさせて頂こうと思う。

ここで西語とポル語のちょっとした違いからいきなり爆笑発言をかませてしまうのである。
「充電させて下さい」を、充電器を見せながら西語から類推して「Posso Cargar(a meu coisas electricos)?」(充電させて下さい)
と言ったら、「Posso Cagar?」(ウンコ出来ますか)と勘違いされてしまった。
特にダンナのレオに大受け。家に来るなり「ウンコさせて下さい」と言う人には初めて会ったと。違うんだけどな。参りました。しかし、未だにポル語で何というのかわからない。やばい、調べなきゃ。

そうして爆笑あいさつもそこそこに、両替へと連れて行って頂く。
ツニブラトラベルでしたっけ?円からヘアルの両替、ドルからと比べてもまったく遜色なく、恐れ入りました。

航空券買うのにも付き合ってもらった。アルファインテル。サルバドールまで319ヘアルは、かなりお買い得だったかも。

またリベルダージ(日本人街)でお昼をごちそうになる。
トンカツや何やら日本のものと比べてまったく遜色ない。むしろ、量が多い分、こちらの勝ちって感じです。
ブラジルのビールまでごちそうになる。・・・私はタカリだろうか。
「ボエミア」って銘柄。これがマイルド・華やか・女性的で中々美味しい。

その後、まったく申し訳なくも非常に慌ただしくカナさんのバンド、「グルーポ・バイオン・ジ・クアトロ・マイズ・ウン」のリハーサルを見学させて頂く。
聴かせて頂くに、どうやらブラジル人の底流にはサンバの、あの2ビート感覚がとうとうと流れているようだ。
美しい音楽。このバンドの、ブラジルの音楽は繊細で美しく、また楽しい。
キューバのバンドには突撃ラッパが似合うイメージがあるが、ブラジルの音楽にそういったイメージはない。
キューバ音楽へのタイトルだったら「あの山に登れ!」なんて平気でつけられるけど、ブラジルの音楽には、山から見下ろした風景の印象などをタイトルにしてみたいと思う。

美しい音楽。メンバー全員が作曲するが故、曲もそれぞれのオリジナリティーによりバラエティーに富んでいる。
その中でカナさんの歌声や作品は、なぜかココロを和ませる。

リハ後、音楽の溢れる素敵な街、ビラ・マダレーナ地区でのライブへとご一緒する。
大変ラッキーな事に飛び入り演奏までさせて頂きました。

カナさんの曲や歌声には、何かこちらの心を弛ませるものがある。
日本語の歌詞を会場全体が口ずさんだあたりは圧巻でした。

そうこうしているうちに、もう午前1時。
なぜか眠らなくても元気だ。

藤田浩司-koji fujita-
DrumStudio LA FIESTA

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ブラジルへ行ってきます! 19 abril 2006

2006-04-19 | Brasil
しばらくの間、ブラジルへ音楽の旅に出かけてきます。

ブラジル、特に赤道に近い地域には黒い人が多く、リズムが面白い(はず)。

とある宗教の神様の名前が殆どキューバのそれと一致。

出自は主にナイジェリア。

音楽・・・
マラカトゥ、コーコ、マルシャ、フォホー、バイオン、カンドンブレ、フレーボ、アフォシェ、ブンバ・メウ・ボイ、ショーロ、ボサノバ、サンバ、サンバヘギ、ボサノバ、それに今もあるのかベレン発信のランバダ。
流行ものも見たいし。

はたしていくつ実物が見られるものかどうか・・・。

祭りの季節でなくても、リハーサルや練習の現場でそれらを見る事が出来ますように!

また凶悪な事件に巻き込まれませんように。

よい出会いに恵まれますように。

あちらでも機会が持てればブログ更新したいと思っています。
とはいえ、殆どhttp://kojifujita.com/blog/のみの更新になると思います。

帰ってきたらプロ予備軍の母校後輩達とセッションする、なんてイベントもあります。
とにかくスタジオ近所に仲間が欲しい今日この頃。

他にも帰国後には何人かのマル秘素晴らしいプレーヤーさん達とライブセッションする計画があるので、とても楽しみにしています。

それでは行ってきます!

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アマゾンの真上 19 abril 2006

2006-04-19 | Brasil
朝7時まで準備にかかり、午前中少し仮眠をとってからお昼過ぎに空港へと出発。
最近はいつもこういった準備がぎりぎりになってしまう。

ニューヨークへは時差の関係で成田を出発したのとほぼ同じ時刻、同日16時に到着。
例のテロ以降、アメリカ合衆国の空港はセキュリティチェックが非常に厳しく、時間がかかるので中々外には出る事が出来ない。
ブラジル、サンパウロ便の出発は22:05だから、トランジット中に普通の国なら確実に一度外へ出られた事であろう。
しかしシャープ製Willcom W-ZERO3を手に入れたおかげでこうして海外にいる時でも日記を書く気になる。
大変ありがたい事である。

そしてサンパウロへと向かう飛行機の中での長い時間を、これから1ヶ月間に渡るブラジル滞在のプランを練るのに使わせてもらう事にする。やはりカナさんが言うように、北東部中心に巡った方が良いのかも知れない。
ブラジルのような広大な国において、たった1ヶ月であれもこれもというのは、こうして現実に日程を詰めていくと、やはり無理だと感じる。
狭い日本国内でさえ、1ヶ月で全国巡ろうと思ったら大変な事ですから。
考えた挙げ句、今回はサンパウロ、サルバドール、フォルタレーザ、ジョアン・ペッソーア、レシフェ、それにリオデジャネイロの6都市に絞って巡ってみる事にする。

そして今、午前5時半。
ここはアマゾンの真上辺りか。ようやく白み始めた空の中、どこまでもジャングルと曲がりくねる河が続く。

サンパウロと東京の時差はちょうど12時間だから、もうかれこれ25時間以上も空の旅を続けている事になる。
やはりブラジルは遠い国だ。

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ダウンストロークの本質は  18 abril 2006

2006-04-18 | 演奏のコツ
ダウンストロークは大きい音を鳴らして、次に小さい音を鳴らしたい時に合理的な形。
フルストロークは大きい音を鳴らして、次にも大きい音を鳴らしたい時に合理的な形。

実は、ダウンストロークの本質はフルストロークと変わらない。
フルストロークがチップの弾みを高い位置で受け止めるように、ダウンストロークではチップの弾みを低い位置で受け止める。

球技のパスを受ける時には「引きの動作」でボールを受け止めますね。
あれとまったく同じ理屈でチップの、打面からの跳ね返りを受け止めます。
フルストロークは高い位置で。
ダウンストロークでは低い位置で。

ダウンストロークだからといって、真にダウンさせてチップを打面に叩き付けてしまうと、打面に当たった瞬間から浮き上がってこようとするチップの動きと、自分の手の動作がぶつかり合ってしまいます。

両者のベクトルの向きを整合させたいなら、打つ瞬間には手の動作を「引き」にしなければなりません。

レベルの違いこそあれど両者とも、打ち下ろし、浮き上がってくるチップの力を受け止め、吸収するという動作の質はまったく同じなのです。

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Willcom W-ZERO3にデータを詰め込むと・・・  17 abril 2006

2006-04-17 | Brasil
Willcom W-ZERO3ポケットPCにデータを詰め込み過ぎると、動作が非常に遅くなります。
ファイルの読み出しがやたら遅い。
まぁ当たり前ですが・・・。

しかし治安の悪いといわれるブラジルですが、万が一これを盗られたら、もう立ち直れません。
このW-ZERO3の中にはポ語辞典、語学書、旅行会話、ロンプラ、地球の歩き方、その他諸々のネットで集めた音楽情報や宿情報、その他情報が詰まっています。
主な都市の地図数点くらいはコピーして紙で持って行った方が安全かな・・・。

しかし益々便利な世の中になりました。
少し前なら辞書やガイドは紙で必携でしたから、それに比べると今回の荷物は随分と軽量化出来ました。
ところでポルトガル語の電子辞書はいつ出るのでしょうか?
調べたところ、まだ普通に使えそうな情報量のものは見あたりません。

またブラジルの国内線はブラジル往復の値段に対しては、やたら高い気もしてしまいます。
ちょっと調べたところではサンパウロ-ベレンが片道4万円。

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藤田浩司Los Cumbancherosライブ終了! 16 abril 2006

2006-04-16 | 創作・演奏活動
本日おいで頂いた皆様、どうもありがとうございました。

今日はプレイヤーばかり集まったので、ほぼ一日中セッション状態でした。

金管三本のキメなんか、リッチでしたねぇ(^o^)

ライブというのは毎回必ず何か発見がある、私にとっては大切なイマジネーションの泉みたいなものです。

20060416藤田浩司LosCumbancheros.jpg


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藤田浩司Los Cumbancherosライブin大神家 15 abril 2006

2006-04-15 | 創作・演奏活動
急激に冷え込んだ本日、まずはお越し頂いた皆様に御礼申し上げます!

さて、今回のライブはセカンドでお客さんのリクエスト曲を演奏した事をはじめとして、本番中にその他事前に考えていたプログラムとはかなりの曲を入れ替えてしまいました。

ラテン”ジャズ”バンドですから、こういうのも良いものです。

事前のプログラムにあった曲も本番当日のリハで構成を変えてしまったり、常に変化しています。

ふと振り返ってみれば、かなり大きな振幅でアプローチや質感が変わってしまったなあ、と思うレパートリーもあります。

変化していくのって刺激ありますね。

これからも常にこうありたいもの。

一方で変わらないものにも大変な価値があると思いますが、常に変わり続ける方が自分には合っているようです。

今日は今日の、明日は明日のステージがある。

二度とない。

一期一会です。

次回:
4月15日(土)藤田浩司 ロス クンバンチェロス
1st)20:00~ 2nd)21:30~
稲毛コルトレーン
千葉市稲毛区稲毛東3-19-15 mfビル 5F(1Fはカレー屋『シバ』) JR総武線 稲毛駅海側 徒歩1分
043-244-9776(土曜のみ営業)
当日2800yen(学生500円引き)前売2500yen 1ステージのみ2000yen

藤田浩司 ロス クンバンチェロス - Koji Fujita Los Cumbancheros -
[p&d:藤田浩司、tp:森戸拡義、fl:篠崎美千代、conga:川野優希、d:高崎洋平、s-bass:野口由紀]

さらにロスクンバンチェロス、大神家さんでのライブは7月15日(土)に決まりました。
一部メンバーを入れ替えて演奏させて頂くつもりです。

藤田浩司LosCumbancheros20060414.jpg

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藤田浩司 Los Cumbancherosライブ!  14 abril 2006

2006-04-14 | CUBA!
本日(14日金曜)、それから明日(15日土曜)に藤田浩司 Los Cumbancheros(ロスクンバンチェロス)の連続ライブがあります。

今回は会場でニューアルバム「インファンタ657/藤田浩司」の販売もさせて頂く予定です。
またアルバムからも何曲か演奏させて頂きます。

ロスクンバンチェロスは今回ラテンのスタンダードに重点をおいてリハーサルしてました。
ジャズもいいけど、ノリのよいラテンの曲ではやっている方も自然と燃えてきます!



さて、本日はブラジル行きに向けてパッキングしています。
なんとかバックパック一つで身軽に出かけたいと思っているのですが・・・。

まだまだ道のりは遠そうです・・・・




4月14日(金)藤田浩司 ロス クンバンチェロス
1st)19:30~ 2nd)21:00~
大神家(おおがみや)
長生郡一宮町東浪見7545-3
0475-42-7568
当日2500yen(前売2000yen)

4月15日(土)藤田浩司 ロス クンバンチェロス
1st)20:00~ 2nd)21:30~
稲毛コルトレーン
千葉市稲毛区稲毛東3-19-15 mfビル 5F(1Fはカレー屋『シバ』) JR総武線 稲毛駅海側 徒歩1分
043-244-9776(土曜のみ営業)
当日2800yen(学生500円引き)前売2500yen 1ステージのみ2000yen

藤田浩司 ロス クンバンチェロス - Koji Fujita Los Cumbancheros -
[p&d:藤田浩司、tp:森戸拡義、fl:篠崎美千代、conga:川野優希、d:高崎洋平、s-bass:野口由紀]


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テンパってます  13 abril 2006

2006-04-13 | Brasil
今回のブラジル行き、荷物を極力減らしたいと思い、紙の本の類は一冊も持って行かないつもりなのですが、しかしそれをPDFファイルにしてWillcom W-ZERO3ポケットPCで持ち運ぶつもりです。

必要なガイドや辞書等語学系のものをPDFファイルにする作業でテンパってます(◎_◎)

いくらスキャンが高速になったとはいえ、辞書一冊スキャンするのなんか何時間かかった事か・・・。

こちらはあと一息です。

荷物のパッキングなど物理的な準備は何一つ出来ていません。

練習もしたいし、大丈夫だろうか・・・。

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藤田浩司セカンドアルバム「Infanta657」より「Infanta657」

2006-04-12 | La Fiesta Shop
4月15日(土)発売予定のセカンドアルバム「インファンタ657」に収録されている楽曲を、全9回に渡ってエピソードを交え紹介させて頂いてます。

今回はいよいよ最終回、アルバムのラスト収録されているタイトル曲「インファンタ657」の紹介です。

9)Infanta 657(インファンタ657~ハバナ市セントロ・アバーナ王女通り657番地~)
大の友人アントニオの初来日を記念して2003年9月に作曲。バリバリのラテンフュージョン。私の吹く鍵盤ハーモニカのソロは多分まったくハーモニカらしくはありません。なぜか、吹いている時にソプラノサックスがアタマに浮かんでくるので、そんな感じになってしまいます。ドラムソロはスマートです。2006年1月、アルバムの最後に収録(REINAのドラムソロを除いて)。


今回アルバムのタイトル曲です。実はこのアルバム、キューバの友人アントニオ・ゴンザレス君に捧げたものとなっていますが、彼は私がキューバに初めて行った1996年より、行く度にお世話になっている大切な友人です。

M3「REINA」とこの曲はライブで盛り上がる意図に基づいて書いたため、こちら二曲はどこか似たところもあるかもしれません。

さて、これでアルバムに収録されている曲をひととおり紹介させて頂きました。
アルバムは既にお買い求め頂く事ができます。
また、お買い求め頂いた方々、如何でしたでしょうか?
アルバムを聴いてみての感想など、なんでも結構ですので感想をお寄せ頂ければとても励みになります。

それでは「Infanta657」のmp3デモをお聴き下さい。
M9「Infanta657」


Infanta657ジャケット.jpg

アルバムのご購入はこちらから→http://cart02.lolipop.jp/LA11160176/

M1「En la Montana Profunda」の紹介

M2「Red Hot Summer」の紹介

M3「REINA」の紹介

M4「Musashi」の紹介

M5「Lagrimas」の紹介

M6「Mi Diosa」の紹介

M7「Dos Mares」の紹介

M8「春の陽だまりの中」での紹介

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