一口馬主の収穫日記

がんばれ!愛馬達

完全燃焼

2009-07-22 01:20:21 | カリオンツリー(引退)
日曜はマリーンSを観戦するために、今回も京都競馬場へ。自宅でテレビ観戦でもいいんですが、グリーンチャンネルだと札幌のレースはパドック1周とレースのみという残念な扱い。せめてメインレースの馬場入場くらいは、放送できないものですかね。

今回もターフビジョンの前の椅子に座ってゆったりと観戦。
札幌8Rで同厩のエアシャトゥーシュが藤田騎手の乗るフィックルベリーをきっちりと差して勝利、なんとなく複雑な心境で9Rのパドックを向えます。

パドックでは、今回は引き手のかたは1人のみ、滞在効果か珍しく落ち着いていました。
それでも元気がないわけではなく、踏み込みは力強く、調教時計からもわかるように体調の良さが伝わってきます。
そうは言っても前を歩く本命馬の馬体には、さすがにかなわないなという印象でした。




今回は1、2番人気から大きく離れた3番人気。やはり2番枠を克服できるかが上位進出の鍵でした。






馬場入場を終え、スタートを待ちます。



そしてレーススタート



好スタート!さぁとにかく前へ





予想通り、出ムチ炸裂!ゴール前のように必死に追います



内と外から他馬が楽に前へ、今回も行けないのか。


しかし、藤田騎手は前回の轍を踏まずとあきらめずに追い続け、気迫負けしたのか外の馬は控えて、2番手で1コーナーを回ることができました。






この日は朝から高速決着が目立つ不良馬場、もともと道悪でも勝ち鞍があり苦手ではありませんでしたが、さすがにオープンのこのハイペースは初体験で追走するのも楽ではありません。3、4コーナーでは早くも手が動きます。



それでもなんとか2番手をキープして直線へ。







直線では前にいたマチカネニホンバレにはあっさりと突き放され、終始内で楽に追走していたエプソムアーロンにも先に出られ3番手に。
後方からは、内エアアドニス、外フリートアドミラルが迫りますが、なんとか持ち前の粘り腰を発揮して3着争いを制したところがゴールでした。



やはり並ぶとしぶとい馬で、最後の頑張りにはいつも頭が下がります。
前走の不完全燃焼の内容と異なり、前に行く本来の競馬を見せてくれました。見事に巻き返してくれた藤田騎手の手綱捌きもさすがです。是非、これからも乗っていただきたいです。
さすがにこの馬場で完全燃焼したので疲労もあることでしょう。
またしても賞金を加算できず次走についてはわかりませんが、まずは社台Fでじっくり休養して次走に備えてほしいです。

09/7/19 札幌競馬場

7/19(日)札幌・マリーンS(OP・ダート1700m)に56kg藤田騎手で出走、馬体重は前走からマイナス2kgの530kgでした。ゲートをポンと出ると、気合いをつけて2番手で1コーナーをまわりました。1番人気の馬の直後につけて、3コーナー付近ではその逃げ馬に半馬身ほど並びかけていきました。4コーナーから直線にかけて、内をついた馬に交わされて3番手となり、前2頭からは離されましたが、そこからよく踏ん張り、内・外のライバルの追撃を凌ぎきりました。1分41秒7というレコード決着のなか、勝ち馬から0秒8差の3着でゴールしています。レース後、藤田騎手は「勝負どころで後ろの馬が並びかけてくれば、もう1回ハミをとる馬なのですが、さすがに今回はペースが速過ぎて、後ろの馬がついてこれなかったようです。勝ち馬が強かったですね。ただ、直線に入ってからは、後ろにいる馬に交わされませんでしたし、よく頑張っていると思います」と語ってくれました。今後については、来週中に一旦社台Fへ放牧に出る予定です。