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Dr内野のおすすめ文献紹介

集中治療関連の文献紹介が主な趣旨のブログ。
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集中治療研修施設の認定が重症呼吸不全の補助療法の選択と予後に及ぼす影響

2024年12月29日 | ICU・システム
以前の同僚がfirst authorの研究。良い研究なので紹介します。

Yoshida T, Shimizu S, Fushimi K, et al.
Impact of board-certified intensive care training facilities on choice of adjunctive therapies and prognosis of severe respiratory failure: a nationwide cohort study.
J Intensive Care. 2024 Dec 19;12(1):52. PMID: 39696527.


DPC研究。2016~2019年に4日間以上の人工呼吸を必要とした患者さんを、病院が集中治療医学会認定研修施設かどうかで分けて比較。非認定施設の方がICU/HCUでの管理が少なく、鎮静・鎮痛剤の使用が少なく、シベレスタット・ドーパミンの使用が多く、死亡率が高い。

死亡率については、認定研修施設で軽症患者を長期人工呼吸していたかもしれないし、早期に死亡していたかもしれないので何とも言えない。でも治療内容の違いは明確と言っていいでしょう。いろいろなところで、集中治療の専門性についてアピールする時に使えるのでは。

他にも、認定研修施設のICUがある病院でICU/HCUの使用率が72%しかないのはどうなのかとか、Lancetの研究から20年近く経っているのにドーパミンを使う人ってどうなんだとか、いろいろ思うところがあり、面白いです。
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