Dr内野のおすすめ文献紹介

集中治療関連の文献紹介が主な趣旨のブログ。
しかし、セミリタイアした人間の文献紹介なんて価値があるのか?

Fragility index

2017年12月02日 | EBM関連
Shochet LR, Kerr PG, Polkinghorne KR.
The fragility of significant results underscores the need of larger randomized controlled trials in nephrology.
Kidney Int. 2017 Dec;92(6):1469-1475. PMID: 28754551.


有意差の出たRCTにおいて、何人の結果が逆転していたら有意差がなくなるか、というのがfragility index。直訳は脆さ指数ね。
腎臓内科系のメジャー雑誌に掲載された127のRCTを調べたら、なんと中央値が3だった、と。

やっぱりRCTは大きくないと信ぴょう性に問題がある、という話。
症例数で言われると、直感的で分かりやすい。
コメント
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