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ずっと昔のこと (ヤマザキ)
2014-10-26 01:53:30
ぼくが大蔵映画で撮るようになったのは(何度も書いたことだけれど)不動の主演女優だった三条まゆみさんがプロデューサーになった時に、浜野監督に声をかけ、その頃予算も安く、食事シーンは駄目など不思議な制約があって、ピンク映画監督の多くが見向きもしなかった大蔵映画に、浜野監督の代打ちとして送り込まれたのがスタートだった。
下手糞なくせに、エクセスの小松さんのキビシイ制約に馴染まなかったぼくは、好きな企画をやらせてくれる大蔵映画の監督として修行させてもらったのだけれど、その一番最初の時期に大蔵映画で撮っていたのが八竹さんや市村譲さんだった。
八竹さんは照明部、市村さんは役者出身で、そうとう無茶な現場であったことは、助監督としてついた国沢くんからいろんなエピソードを聞いて爆笑したけれど、八竹さんで印象的だったのはカラミは長回しで撮り、その一方で薔薇の花などを別撮りしておいて、バレたところに無造作に放り込んで行くことや、映倫試写で監督の八竹さんが画面を一切見ないことなど聞いて、何かひどく虚無的なものを感じたのを覚えている。
両監督とは一度ぐらい擦れ違ったかもしれないが、作品も見ないままで終わった。そういえば当時、小林悟さんも大蔵で撮っていたはずで、その後制作を取り仕切るようになった大蔵雅彦氏が小林さんに「(こういう手抜きは)もうヤメましょう」と発言して激怒させたことなど、これも又聞きだけれど思い出す。
ぼくが行った頃はピンク映画の番外地だった大蔵映画も、エクセスや新東宝の自滅によって唯我独尊となり、生え抜きの助監督として辛酸を舐めてきた国沢くんが「(ピンク映画監督たちが)みんな寄ってきやがって」と苦笑しながらぼやいていたのが、まるで昨日のことのように、鮮やかに記憶に残っている。
大蔵映画のピンク監督として自己形成してきたぼくは、1年ぶり以上で12月に撮影に入ることになった。前の制作体制では、拙作の試写後「これを100人の観客のうちの何人が理解するだろう。一人もいないのでは?」などと言われていたのが、今回は「(拙作を)待っているお客さんがいる」と言われて驚いたけれど、よくよく聞いてみると求められているのは度の過ぎた変態であるらしいことが分かり、目下プランを捻り直している。撮影に向かってアレコレ考えるのは楽しい。
 
 
 
>ずっと昔のこと (ドロップアウト@管理人)
2014-10-26 09:41:50
 お早う御座います、濃密なコメを着弾し遠征前に朝から悶絶してをります。

>カラミは長回しで撮り、その一方で薔薇の花などを別撮りしておいて、バレたところに無造作に放り込んで行く>>矢竹正知

 ハハハハ!これ本当にその通りの出来上がりになつてゐるんですよ。
 ある意味未知の手法にクラクラ来ます。

>何かひどく虚無的なものを感じた

 確かに、荒野的な状景が浮かんで来ます(笑
 それもそれで、如何にも量産型娯楽映画らしく思へないこともありませんが。

 それも兎も角、

>1年ぶり以上で12月に撮影に入ることになった

 キタ―――(゜∀゜)―――― !!
 御映運をお祈り申し上げます、平川直大呼んで下さい。

>よくよく聞いてみると求められているのは度の過ぎた変態であるらしい

 その点に関して個人的な希望は全然逆方向で、豊潤な変態博覧会も勿論楽しいのですが、
 それやこれやを一切廃した、エモーションの直球勝負を観たいところです。
 山監督の御意向が何処にあるのかは存じ上げませんが、
 何れにせよ、無粋な横槍は気になさらず御心の向くまゝお撮りになるのが、
 結果的に最良の結果に繋がる、のではなからうかと。
 と、いふか。そもそもデジタル・オーピーを、私は何処で観たらいいんですかね。
 地元駅前がオーピー新作封切りに乗り出して呉れるかなあ・・・・?
 
 
 
Unknown (Unknown)
2015-08-21 10:08:00
不良番長ですかw
当時の綺羅光の小説でありましたので、
キリギリOKかとw
しかしドラクエはⅢだったんだろうか?w
 
 
 
>“不良番長 野沢純一” (ドロップアウト@管理人)
2015-08-22 00:06:15
 そもそもノジーの出番殆どないんですけどね(笑

>しかしドラクエはⅢだったんだろうか?

 嗚呼、ファミコン(初代から)直撃世代の割に家庭用ゲーム機を
 所有したことのない人生なもんで判りません。
 関心がおありでしたらDMMで見られますよ(´・ω・`)
 
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