ドリームピックのウクレレ日記

ウクレレとヨットの大好きな「お腹の大きなオヤジさま」
dreampicのウクレレ日記。

日本人

2011年04月19日 23時18分57秒 | 独り言
     
「日本、日本人が世界でどう思われているか」
この質問に対する私の答えは、震災前と後では大きく変わった。
以前なら、決して良く思われていない、と答えていただろうから。

その理由として、黒澤映画やラストサムライなどを除けば、多くの
ハリウッド映画に、ちょい役で出てくる日本人は、コミカルな
ステレオタイプに描かれていて、「人はいいけど変」という扱いで
お世辞にもかっこ良くない事が多かったし。
韓国映画では悪役が相場だ。
ヨーロッパの映画には、日本人が出てくること自体が少ないと思う。

しかし、震災後の各国の支援には目を見張るものがあった。
けれど国家としての支援は、日本政府が各国との関係を良好に保ってきた
現われだともいえる。ここまでは、直接的に日本人に対しての思いとは
違うものもあるかもしれないと思っていた。

やがて、公的な機関でなく、世界中で、先ず俳優や歌手といった有名人が
個人として日本支援に立ち上がったことが報道された。しかも洋の東西で。

また、暴動も起きない、モラルの高い国民性を評価、という海外の報道を
逆にテレビなどで見ると、世界中で日本の立ち位置が変化するのでは
ないかとすら思う。特に、韓国、中国、ロシアとの関係は大きく変化
しそうだ。

そして更に、最近では一般の市民レベルまでの、支援活動の
うねりが報道されるに至り、

“日本人は世界で嫌われていなかったのだ”
“日本は世界で孤立した民族ではないのだ”

という胸を熱くする思いが、こみ上げてきているのは私だけじゃないはず。

今はまだ、この支援の手に身を委ねなければならない日本ですが
いつか必ず、世界中に恩返しをしなくてはなりません。
このことは決して忘れてはならないと思っています。
そのときに初めて、日本の世界での立ち位置が変化するものと確信します。
コメント
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