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世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

介護予防

2018年08月16日 | 100の力
夢を語る人はいつも美しい。

輝いている。

インタビュアーとして聴き入ってしまった。

そして惚れた。



超高齢化社会に新しい動きがある。

いや、動き自体は10年以上前からあった。

その動きにここ数年加速がついてきたのだ。


そこは学校だった。

黒板があり、

先生が前に立ち、

10名ほどの生徒たちが椅子に腰かけ先生を見る。



生徒の平均年齢、

恐らく、90歳くらい。


チャイムが鳴り、1時限目の授業が始まる。

独自の教材を使う。


ここでは、先生が教えるのではなく、

若い先生が生徒から学ぶのだ。


教科書の写真を見て、

柳行李って何ですか?

石臼って何ですか?

はたきってどうやって使うんですか?


生徒さんたちが得意になって教える。


彼女曰く、

「大切なのは

実は先生が教えないこと。

生徒から学ぶという姿勢に徹することです。

こと、若い介護職が先生を行う場合、

生徒さんはすっごい人生の先輩ですからね」



これは、

特別養護老人ホームの風景。


「介護予防」のための、いわば脳トレなのだ。

高齢者が「学び」で元気になっていく姿を見るのは楽しい。


繰り返すが、

そこは、まったくの学校だった。

そう、「おとなの学校」



朝礼から始まり、

国語、算数、理科、社会、音楽、体育などなどの授業を行う。


懐古するということで

記憶を蘇らせる。

そして、どんどん若く、元気になっていく。


高齢者は、「学び」たいんだ。

「おとなの学校」に、ボンヤリはない。



人の夢を聴くことで、

自分の夢が触発される。


明るい希望が泉のように湧き、

勇気と自信が風船のように膨らむ。



まだまだ彼女には

次のステージの戦略がある。


海外戦略もその一つ。



ボクにも出来ることがあると思った。

そのための勉強をする。

今日もまた。


素晴らしい一日が始まる。


ありがとう。

全てに感謝。


感謝するのに、理由なんていらない。

「ありがとう」の一言でいい。




【追記】


これからまだ30年、40年と間違いなく高齢者社会は加速する。

3人に一人が高齢者になる。

それと共に、認知症患者も増える。


あと5~6年後には高齢者の5人に一人(700万人)が認知症になるという。

なんと恐ろしい話ではないか。


それに加えて、

施設不足、

介護士不足、

財政不足

と、世の中は加速度的に欠乏症になっていく。


国民の負担は増え、

行政のサービスは低下する。


これから先は、

介護をどうするかより、

いかに介護を受けないで済むようにするかが真剣に問われる。


病気も然り。

病気になったらどうするかではなく、

病気にならないためにはどうするかが問題だ。

いわゆる、未病息災(無病息災ではない)。


そしてこれは、

自分だけの問題ではなく、

子供や孫の問題でもある。


平均寿命が延びる中、

健康寿命をいかにそれに近づけるか。


全ての人が、

平均寿命 = 健康寿命

となれば、

上記の問題は一気に解決される。



【提案】

学校であるなら、

高齢者の部活を作ればいい。

コーラス部、吹奏部、、調理部、ユルヨガ部、瞑想部となんでもいい。


廃校を使うことだってできる。


昔取った杵柄で、

楽しめればいいのだ。

リーダーシップを発揮する人も出てくるだろう。

もっともっと元気になる。

ボーっとしてる暇なんてなくなる。







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