イソジンかばの親子
★本日は、特別企画としまして本ブログ及びOCNの「おとぎのお家」で、NHKのおかあさんといっしょ“こんなこいるかな”や“北風小僧の寒太郎”“富士通のタッチおじさん”などのアニメーターやキャラクター作家としてよく知られている、月岡貞夫先生のテレビ東京放送のアニメ作品『あそぼトイちゃん』の絵コンテ(線画)を、インターネット上において初公開します。アニメや漫画ファンにとってはたいへん必見の価値があるとても魅力的なものだと思いますので、ぜひお見逃すことなくご覧になってください。尚、本作品の前編に関しましては、OCNの「おとぎのお家」でご覧ください。
また、同時に楽天ブログにおいても、これまでの月岡先生の主な作品をご紹介する『月岡貞夫作品展』を開催します。懐かしいレナウンのCM作品から、NHKみんなのうたのアニメ作品やその他テレビアニメなどのさまざまな作品が登場しますので、本作品同様にお見逃しすることなく、ぜひご覧ください。
OCNブログ
http://wildboar.blog.ocn.ne.jp/blog/
「あそぼトイちゃん」の作品内容の紹介
「あそぼトイちゃん」は“歯をみがく” “お昼ごはんです”“かくれんぼ”“おふろだよ ”“おえかき”などのタイトルを見てもすぐに分かるように、NHKお母さんといっしょの「こんなこいるのかな」の、動物版といってもいい作品です。「こんなこいるのかな」は、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、当時登場キャラクターのすべてが、子供の普段の生活の中での姿を参考にして、“いやだいやだの「やだもん」”とか“いたずら坊主の「たずら」”とか、名前がつけられています。そのせいか、すごいNHK始まって以来の人気作品になり、子供たちやそのお母さんたちだけではなく、女子大生などまでが、そのキャラクターグッズ(Tシャツやキーホルダー、帽子など)の商品を愛用していたことを覚えています。
★月岡貞夫プロフィール
新潟県出身。高校を卒業と同時に、小学校の頃から文通をしていた憧れの手塚治虫氏のもとへ上京、アシスタントになる。その手塚をして、“彼は天才だよ”と嘆ぜしめるほど高い才能を早くから発揮する。その間、手塚氏の代理として東映動画(現東映アニメーション)に出向。演出助手、キャラクターデザイナーを勤める。東映にアニメーターとして在籍中、「安寿と厨子王丸」「シンドバッドの冒険」「ねずみの嫁入り」初の作画監督兼演出。その後、東映動画初のオリジナル作品「狼少年ケン」のシナリオ、キャラクターデザイン、総監督を努める。また、手塚氏の要請により、虫プロダクションの設立に協力、「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」「リボンの騎士」などの作品制作において演出家として参加。
主な作品として、NHKおかさんといっしょの「こんなこいるかな」を始めとし、NHKみんなのうたの「北風小僧の寒太郎」、富士通CMの「タッチおじさん」、明治製菓CMの「イソジンのかば」など、数多くの作品がある。
現在は、宝塚造形大学教授、日大講師を務める傍ら、さまざまなCM制作や携帯電話用のモバイルコンテンツ(アニメーションなど)づくりを手がけている。