Voyages of Tricolor

横浜 F・マリノスと共に旅をする夫婦サポーターの航海記

この矛先はどこに向ければ......

2006-09-03 01:47:10 | 横浜F・マリノス関係
なんというか、どこにこの気持ちの矛先を持っていけばいいか分かりません。

プレーを止めなかった鹿に向けるべきか、プレーを止めなかった審判に向ける
べきか、プレーが止まると甘い考えでいた横浜の選手に向けるべきなのか...。

自分の稚拙なブログを見ていただいている方にはなんのことだかすぐ分かると
思いますが、どうもなんか釈然としない。

自分は、第四の審判がピッチ横まで出てきているのははじめてみました。
(今までもあったかもしれないけど認識したのは初めて)
頭を打って動けなくなっている吉田を気遣ってのことではないかと感じました。
それを主審にアピールしようとしているのではないかと。

頭は、やばい。
我々は去年日スタでルーカスがピッチ上から救急車で運ばれて行くのを見ています。
あのときだって、倒れたときはまさかあんなことになるなんて思っていなかった。
でも、今日の主審は全くそれに気がついていなかったみたいです。
これは我々サポーターの声が小さかったのかもしれません。
そして線審もなんのアピールもしませんでした。


鹿のやつらはそのまま攻めていきました。吉田が頭を打ったなんて知らなかった
のかもしれません。
ただ、彼らがボールをゴール前に運んでからゴールを決めるまでの時間は、
相手の選手が倒れて全く動けなくなっているのを認識するには十分な時間の長さ
だったように感じました。
相手にちょっとしたことでもやられたらすぐに倒れて痛がれという教育を
受けているであろう彼らには「俺達と一緒でどうせすぐに立ち上がるよ」という
軽い気持ちの元での得点劇だったのでしょうか?

ルール上は、審判がプレーを切っていないんだから、もちろんあれはOKなんでしょう。
ルール上は何も間違ったことしていないもんね。
スポーツマンとして、人間としての品性は別として。


横浜の選手達は、プレーが止まるだろうと思っていても鹿が攻めてくるので、
なんとなくそれを受けてしまい、得点を許してしまいました。
明らかに皆意識が吉田に行っていたのは分かりました。
でも、相手が鹿で、あの状況であいつらがプレーを自発的に止めることは
ないだろうことをなんで分かってないんだろう?
失点後に抗議しても、遅い.....。


負けたチームがあの失点に対していろいろ言ったってしょせん負け犬の遠吠え
なので、もうごちゃごちゃ書くのはやめときます。

ただ、スタジアムに行って、もし自分の応援するチームがああいう形で得点を
あげたとしても、俺は自分の応援するチームを誇りには思わないだろうなあ。
ああいう形で自分の応援するチームが勝利を拾っても、美味しい酒は飲めない
だろうなあ。
自分は甘い人間なのでこういう発想になるんでしょうけど。

帰宅して水沼監督の試合後のインタビューの表情をテレビで見て、そして
オヒサルHPのコメントを呼んで、少し救われた気持ちになりました。
わかってるじゃん、監督。

そして、負けたけど1点差だったのは、救い。



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1 コメント

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Unknown (anan)
2006-09-03 15:40:23
ファウルに見えるプレーがあったからといって、W杯決勝Tに残ったチームはいちいちプレイを止めていたか? 審判にアピールするのは笛が吹かれた時まで我慢するのが欧州サッカーの常識でしょ。それをこないだのW杯で学んだんじゃないの?

日本代表と同じ過ちを日本を代表するクラブの1つが相変わらず犯しているんじゃ、いつまでたっても日本のサッカーは世界じゃ勝てないよ。代表だけでなく、アジアCLでもそう。水沼マリノスもマリサポも、もっとたくましくならなきゃダメじゃないか! 井原のいた頃はもっとタフだったぞ!