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香港功夫映画と共に

我が愛しの「ロッキー」シリーズ⑦ 牙を剥く挑戦者クラバー・ラング!

2019-02-16 19:47:15 | 作品レビュー
死闘の末にアポロ・クリードを倒し世界チャンピオンとなったロッキーは快調に防衛戦を続け、豪邸を建て、愛するエイドリアンや息子と何不自由ない生活を満喫していました。
そんなロッキーをまるて飢えた虎のように着け狙う新進気鋭の黒人ボクサーがいました。
そのボクサーこそ世界ランキング1位のクラバー・ラング(ミスターT)でした。
クラバーはロッキーの銅像の除幕式に現れると群衆の前で激しくロッキーを挑発します。
「バルボア!何故俺の挑戦を受けない!?俺は今まで1人でトレーニングし、1人で寝て、この拳だけでここまで来たんだ。お前がクリードを倒して世界タイトルを手に入れたように、俺にも同じチャンスをよこせ!」
クラバーのアジテーションは荒っぽいながらもボクサーの言葉としては正論でした。
ロッキーは親代わりでトレーナーのミッキー(バージェス・メレディス)の忠告も聞かずにクラバーの挑戦を受諾します。
しかしクラバー戦の試合前にミッキーが心臓発作で倒れた事で激しく動揺し最悪のコンディションでリングに上がったロッキーにクラバーが歯を剥き出しながら襲いかかります!
「どうした?バルボア!かかって来い!」強烈な左右のフック!「さあ来い?バルボア!この死に損ないが!」またも怒濤の左右のフック!このクラバーがロッキーを挑発しながら次々と破壊力満点のフックを叩き込むシーン。
私は当時劇場でこのシーンを観た時、ボクシングの怖さ、過酷さ、非情さを目の当たりにした衝撃で思わず息を呑んだのを覚えています。
試合は第2ラウンド、クラバーの殺人左フックを浴びたロッキーのKO負けで、ロッキーは世界タイトルをクラバーに奪われます。
さらにボロボロになって控室に戻って来たロッキーを待っていたのは父親のように慕っていたミッキーの死でした。
そう、勝者クラバーラングにあって、敗者ロッキーバルボアになかった物。
それはかつてのロッキー自身が持っていた燃えるような闘争心やハングリー精神と言う名の“虎の眼”だったのです。
全てを失ったロッキーは1寂しく無人のジムを訪れますが、そこに意外な人物が現れます。
その人物こそ、かつてロッキーに敗れて世界チャンピオンから転落したアポロ・クリードだった!! 

Deadly confrontation from Rocky3.
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