超級龍熱

香港功夫映画と共に

“リングの墓掘り人”ローラン・ボックの衝撃!(後編)

2019-04-02 19:11:14 | 龍熱の昭和プロレス放談
ひたすら西ドイツのアントニオ猪木vsローラン・ボック戦にこだわる龍熱ですが😅、私は1978年の暮れに突如テレビで放送されたこの伝説の試合をリアルタイムで観ました。
10ラウンド判定でボックに猪木さんが敗れると、セコンドの藤原嘉明が憤怒の表情でタオルをコーナーに叩き着けたのが印象に残りましたが、当時の純粋な龍熱青年のこの試合に対する感想は「うう〜ん、猪木さん体調が悪かったのかなぁ?」で、ただそれでも猪木さんの敗北はかなりショックでした。
またご覧の画像でボックが猪木さんに強引に決めるジャーマンスープレックスや強烈な直下式のパイルドライバーは龍熱青年なりに「他の選手よりちょっとタイミングが変則的だな。このボックって選手ヤバいかも?」と感じていました。
ただ何よりもボックが当時は既に痛め技になっていたはずのボディスラムで猪木さんを何度もマットに思い切り叩き着ける度に猪木さんが苦痛に顔を歪めて「ガクッ」とダメージが蓄積していくのがハッキリ分かりました。
そしてこれは前回のボックと日本デビュー戦を闘った木村健悟さんと同じ評価になりますが、このボックのような対戦相手との信頼関係を重視せずにひたすら相手を精神的かつ肉体的に制圧する事を目的とした極めてデンジャラスなレスラーと10ラウンドを最後までフルに闘い抜いたのは猪木さんだから出来たんだと痛感しました。
他のレスラーならボックが巨体から発散する殺気と凄まじい荒技のプレッシャーに心が折れてしまい、とても10ラウンド保たずにボックにフォール負けしていたと思います。
最後に当時この“シュトゥットガルトの惨劇”を私たちと同じくテレビ観戦していた日本人プロレスラーがいました。
それが全日本プロレスのジャンボ鶴田でした。ジャンボは後日、この猪木vsボック戦の感想を周囲にこう語ったと言われています。

ジャンボ「ドイツの猪木さんとボックの試合観た?いや〜駄目だよねえ、あういう試合をテレビで放送しちゃあ!うん!」

出来る事ならジャンボ鶴田vsローラン・ボックの“あういう試合”を是非観てみたかった!と今も強く思う龍熱でした😉。

Antonio Inoki against Roland Bock at Stuttgart Germany 1978.
It was legendary match Bock won Inoki after 10 rounds fight.
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5 コメント

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Unknown (象が転んだ)
2020-02-01 07:55:44
はじめましてです。
私の友人にUWFの練習生がいたんですが(懐)
藤原や前田が全盛期の頃です。
誰が一番強いのか?と聞いた所
前田が一番かなと言ってました。

ただ、猪木はカメレオンみたいな所があり
強いとは思わんですが、とてもシブトイ。
ローランボック戦も見たんですが
腕力でローランボックが
圧倒した印象を受けます
Unknown (dragonfever1127)
2020-02-02 01:49:58
象が転んださん。

こんばんわ!はじめまして。
確かにこの試合のボックは体力で猪木さんを圧倒していましたね。出来る事ならこの時期に日本で2人が再戦して欲しかったです。
Unknown (大島てる)
2020-02-21 21:28:48
ジャンボ鶴田ね~
身体能力は確かに高かったけど、シュートとは
真逆の人だよね
Unknown (dragonfever1127)
2020-02-26 01:20:00
大島てるさん、
こんばんわ!返信遅れて失礼しました。
仰っているシュートとは真逆の意味にもよりますが、私がジャンボ鶴田の驚異的な身体能力とスタミナを一言で言い表すなら「シュートを超えたものがジャンボ鶴田である」になります
Unknown (dragonfever1127)
2020-11-22 00:38:19
こんばんわ!
返信遅れまして失礼しました。ご友人の貴重な証言ありがとうございました。