既に来年の新春第二弾での日本公開が決定している張之亮導演、劉徳華主演の武侠片『墨攻』観ました。
いや期待していた以上に面白かったですね!
戦国時代の中国。大国・趙が、同じく大国の燕を滅ぼそうとし、そのためにはまず両国の間にある小国の梁を手中に収めようと、趙の名将である巷将軍(アン・ソンギ!)が10万の兵を引き連れ、僅かな兵力の梁を攻め落としにやってきます。
この危機に梁は墨家(専守防衛思想の集団)に救いを求めますが、やってきたのは男性たった1人。
だがその男性こそが、天才戦術家の革離(劉徳華)だった!
こうして梁城を舞台に、攻める巷将軍と守る革離の決死の攻防が何度と無く展開されるんですが、堕落しきった梁の国王(王志文)により、事態はやがて意外な展開を見せていきます・・!
とにかく主役の劉徳華ことアンディが颯爽と革離を演じていて、他にも貫禄のアン・ソンギ、弓の達人役が強烈な印象を残す呉奇隆、お久しぶりで悪辣な梁の牛将軍を印象的に演じていた銭小豪(でも老けたなぁ)、そして日に日に李賽鳳ことムーン・リーに似てきた(笑)ファン・ビンビンちゃんとキャストも充実しています。
アクション・シーンに関してはトン・ワイが武師だそうですが、弓を多用した合戦シーンや終盤の「ある乗り物」による空からの意外性のある奇襲シーンなど、及第点を進呈してもいいんじゃないでしょうか。
ただ敢えて苦言を呈すれば、映画の舞台の多くが趙の大軍に取り囲まれた梁城の中で展開されるのですが、主人公の革離たちが、いま自分たちが10万の敵兵に取り囲まれている・・という緊迫感がどうも希薄だった事。
また映画の前半で革離と巷将軍がお互いを好敵手として認め合っていく過程がもっとシッカリと描かれていたら、終盤の革離と巷将軍が梁の城内で対峙しての「革離・・私がなぜ自分の兵をこれだけ失っても退却しなかったか判るか?それはお前と決着を着け、お前に勝つためだ!」「将軍、どうか退却してください。私の軍隊はもうそこまで来ているんです!今しか機会はありません!」「軍隊だと?いったい・・それは何処にいるのだ?」「将軍!どうか、どうか生きてここから・・!」という男臭い台詞回しが最高に光ったと思うんだけどなぁ。で、そのアンディこと革離の用意した「軍隊」が何なのか?それは来年の公開時に是非ご自分で確かめてみてくださいね。
上映時間が2時間を越える作品ですが、映画のストーリー自体が抜群に面白くて、アッと言う間に時間が経ってしまいます。
近年のアジア系の武侠片では秀作の1本でした。
いや期待していた以上に面白かったですね!
戦国時代の中国。大国・趙が、同じく大国の燕を滅ぼそうとし、そのためにはまず両国の間にある小国の梁を手中に収めようと、趙の名将である巷将軍(アン・ソンギ!)が10万の兵を引き連れ、僅かな兵力の梁を攻め落としにやってきます。
この危機に梁は墨家(専守防衛思想の集団)に救いを求めますが、やってきたのは男性たった1人。
だがその男性こそが、天才戦術家の革離(劉徳華)だった!
こうして梁城を舞台に、攻める巷将軍と守る革離の決死の攻防が何度と無く展開されるんですが、堕落しきった梁の国王(王志文)により、事態はやがて意外な展開を見せていきます・・!
とにかく主役の劉徳華ことアンディが颯爽と革離を演じていて、他にも貫禄のアン・ソンギ、弓の達人役が強烈な印象を残す呉奇隆、お久しぶりで悪辣な梁の牛将軍を印象的に演じていた銭小豪(でも老けたなぁ)、そして日に日に李賽鳳ことムーン・リーに似てきた(笑)ファン・ビンビンちゃんとキャストも充実しています。
アクション・シーンに関してはトン・ワイが武師だそうですが、弓を多用した合戦シーンや終盤の「ある乗り物」による空からの意外性のある奇襲シーンなど、及第点を進呈してもいいんじゃないでしょうか。
ただ敢えて苦言を呈すれば、映画の舞台の多くが趙の大軍に取り囲まれた梁城の中で展開されるのですが、主人公の革離たちが、いま自分たちが10万の敵兵に取り囲まれている・・という緊迫感がどうも希薄だった事。
また映画の前半で革離と巷将軍がお互いを好敵手として認め合っていく過程がもっとシッカリと描かれていたら、終盤の革離と巷将軍が梁の城内で対峙しての「革離・・私がなぜ自分の兵をこれだけ失っても退却しなかったか判るか?それはお前と決着を着け、お前に勝つためだ!」「将軍、どうか退却してください。私の軍隊はもうそこまで来ているんです!今しか機会はありません!」「軍隊だと?いったい・・それは何処にいるのだ?」「将軍!どうか、どうか生きてここから・・!」という男臭い台詞回しが最高に光ったと思うんだけどなぁ。で、そのアンディこと革離の用意した「軍隊」が何なのか?それは来年の公開時に是非ご自分で確かめてみてくださいね。
上映時間が2時間を越える作品ですが、映画のストーリー自体が抜群に面白くて、アッと言う間に時間が経ってしまいます。
近年のアジア系の武侠片では秀作の1本でした。
最近の武侠片には結構裏切られっぱなし(?)なので、期待してなかったのですが、龍熱さんご指摘の通り、久々に見ごたえある武侠片でしたね!
欠点も龍熱さんご指摘通り、アン・ソンギとの友情の描写不足、登場人物それぞれ描写不足(農民の家族の事やヒロインの兄弟の事など)な所もありますが、物語もシンプルで、人物も魅力的で、欠点を拭う長所が多かった為、2時間13分、最後まで興奮して観ていられました。
特に劉徳華は、本当に素晴らしく、「刺馬」も期待してしまいまうね。
最近、女性狙いの武侠片が多い中で久々に男性向けの骨太な武侠片ですね。ヒットを祈ります!
こんにちわ!
おお、『墨攻』を試写でご覧に
なったとはナイスですね。
仰るように2時間ちょっとが
アッという間の面白さですね。
私もこの映画はお気に入り
なんですが、是非日本でも
ヒットして欲しいです。
あと、同じアンディの『刺馬』も
ショウ・ブラザース作品のリメイク
でもありますし、今から超期待
しています!!