超級龍熱

香港功夫映画と共に

「死亡遊戯」公開前夜、“韓国合気道金段”池漢載とは誰だ?

2021-09-18 11:50:51 | 闘神伝説~李小龍

まだ78版「死亡遊戯」が完成&公開する遥か以前、当時はスチール写真のみの「死亡遊戯」情報に頼っていた私たちリーさん信者は五重塔内のリーさんvsカリームアブドゥルジャバールやvsダンイノサントのファイトシーンのスチール群にひたすら胸を踊らせていました。ところがその後に少しずつこのリーさん☓池漢載戦のスチールが世に出始めた事で「このリーと闘っている金の帯したオッチャン(失礼)は誰だ?ジャバールやイノサントの他にも塔内のファイトシーンを撮っていたのか?」と喧々諤々状態となったのでした。
実はこの当時はリーさん信者の間では格闘技実践者以外に韓国合気道の存在は殆ど浸透しておらず、池漢載は何と跆拳道の達人と認識されていました。
実際、私こと龍熱もこの時期にBFCの会報「DRAGON」に執筆したノベライゼーション「死亡遊戯:完全版」では思い切り堂々と「武芸者=跆拳道の達人」と書いています😂。
その後、徐々に公開された「死亡遊戯」の未公開映像の中で池師範が見せる激的にショボい蹴り技を見れば、どう見ても池師範が跆拳道の達人、はあり得ない事が分かるのですが。
またこの頃既に日本での李小龍関連の記事では他の追随を許さない記事を数多く発表していた日野康一さんが「「死亡遊戯」が撮影中断したのは池漢載が韓国を代表している自分が負け役は困る!とゴネたから」とのトップネタを私たちリーさん信者に提供してくれた事で、韓国を代表する偉大な武道家であるはずの池師範がリーさん信者たちから微妙なヒール的イメージで見られる副産物まで生んだのでした。
実際、五重塔内は“龍殿”での李小龍vs池漢載の闘いは、最後にリーさんの強烈な背骨折りこと波分けを浴びて戦闘不能状態となった池漢載はその場で絶命せずに横たわったままである事から、恐らくはリー監督と池師範の間で「私は貴方を倒しますが、あなたが映画の中で私に殺される事はありません」との約束が交わされていた可能性は否定出来ません。
その“密約”があったからこそ、他のフロアで李小龍がイノサントやジャバールを倒すフィニッシャーが必ず首を折る絶命技であるのに対して、李小龍vs池漢載戦だけは背骨をヘシ折り、戦闘不能に追い込む古武術の荒技波分けだったのかも知れませんね。

Bruce Lee against Jh Han Jae from Game of Death.

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