超級龍熱

香港功夫映画と共に

心優しき“死の宮殿”の番人よ、安らかに。ロイ・ホラン死去。

2021-10-16 20:19:26 | その他

誠に残念な訃報です。「死亡の塔」(81)をはじめ数多くの香港映画に出演し、近年は当ブログ「超級龍熱」でも2度に渡ってインタビューに応じてくれたロイ・ホランが亡くなりました。

私にとってホラン教授は多くの謎に包まれていた「死亡の塔」の真実を解き明かしてくれた、言わば恩人でした。ホラン教授との2度に渡るインタビューほど私自身心が踊り、また探究心が満たされたインタビューはありませんでした。今だからお話ししますが、あれだけのロングインタビューに応じてくれたのにホラン教授は私にギャランティなどは一切求めませんでした。ノーギャラでした。私がそれでは余りに申し訳ないので何かお礼にお送りしたいですと言ったら、ホラン教授は遠慮しながら「じゃあ日本に滞在した時に美味しかった抹茶が飲みたいな♫」とリクエストされて来たので、日本で抹茶を買って送ると「届いたよ!美味しかったな♫」と喜んでくれました。

改めて私こと龍熱にとって“死の宮殿”の番人ルイスことロイ・ホラン教授との2度に渡る「死亡の塔」の全ての謎を解き明かしたインタビューは生涯の誇りです。今はこれ以上の言葉は出て来ません。ホラン教授、まだ70歳前後でした。悲しいし、寂しいし、残念です。出来る事なら1度お会いしたかった。どうか安らかに。合掌。

https://blog.goo.ne.jp/dragonfever1127/e/da80646eb31f2bb5181e9cdda537bc15


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傲慢一直線、されど実力派!不滅なり“ノーザンレッグ”劉忠良!

2021-10-16 17:53:00 | その他

“ノーザンレッグ”劉忠良の見事な開脚です。劉忠良は日本でも「燃えよCIA危機100発!!」(81)などがVHSでリリースされていましたし、何より呉思遠が放った“蹴撃革命電影”「南拳北腿」(75)で王道と共に黄正利と真っ向から蹴り合いを見せた本格派武打星でした。
私が劉忠良を高く評価するのも、この誰もが闘う事を恐れた黄正利と何本もの作品で壮絶な蹴り合いに挑んだ事で、それだけでも劉忠良が“本物”である事が判るわけです。
ただ劉忠良は私生活がどうも胡散臭い人と言いますか(^_^;)、彼が創造したオリジナルの武術である忍拳道の創始伝説絡みで師匠の譚道良を蔑にしたり、外人女性が大好きだったり(奥さんのマリオン・ブランクも外人さん)、チャック・ノリスと試合して勝ったと言われながら実は模範試合だったらしいとか、挙句の果てに「忍拳道威震巴里」(79)のポルノ版を撮ったり、と相当ハチャメチャな人だったりします(^_^;)。
それでも龍熱はそんな“ノーザンレッグ”が多くの主演作品で披露した豪快かつ強烈な右の廻し蹴りは不滅なのだ!と言い切るわけです。

Northern Leg John Liu.A real deal kicking legend.


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