ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

女闘士たち

2008-01-13 22:14:47 | 
ついでなんでその頃の女闘士列伝でも記してみようか。

僕らのいたころは、それこそキャンパスにはいろんな勢力というかグループがいた。
工事現場で着用する土建用のヘルメットで颯爽と登場する。そんな学園紛争(もうその頃では10年も前のこと)文化も営々と継承されていた。
そのヘルメットの色ごとに大体どこのグループかさっしがつく。
唯一、日●共●党系や社●党(協●派)系だけは、もうそういう習慣を捨てたようだった。
昔は、黄色をヘルメットのシンボル色としていた日●系は、いまや「暴力反対」のレッテル貼り戦術で勢力を拡張しようと躍起になっていた。
なんて汚い・・・。かつての学園紛争の時のあのゲバルトの酷さはどうしたんだろう。
彼らは何しろそうしたヌエのように曖昧でずるい連中というイメージしかなかった。
彼らが長らく自治会の執行部を掌握していたが、選挙ではそうした戦術が一定、効を奏していたようだ。彼らに反対するその他諸勢力の「統一候補」は毎年、善戦及ばず小差で敗退した。
日●系の「女闘士」は、その言葉さえ似合わない「甘ちゃん」ばかりであった。
「お嬢ちゃん。もう少し世の中のこと勉強したら??」というような世間知らず。
そういう人らを、フォークダンスやら芋煮会やらで取り込むのが彼らの戦略。まるで高校の、いや中学校の生徒会のレベル。

そしてその他のグループ。白いもの、青いもの、赤いもの、黒いもの。大きく4つのヘルメット色がある。赤いのは、さらに二つに分岐している。
どこのセクトにも属さないグループを俗に「ノンセクト」と呼んだ。
白、青、赤はセクトである。赤のもう一つは文学部系のノンセクトグループ。
黒は寄宿舎、学寮、サークル連合系のノンセクトであった。なぜ、ノンセクトが黒と赤に分かれていたのか理由はわからないが、関西方面の影響らしい。

白い勢力の女性闘士は、情熱的で迫力があった。こんな女性にかかったら、どうにでも好きにされてしまいそうなくらい迫力があった。ちとおっかない・・。
青い勢力の女性闘士は、内向的で先鋭な感じを受けた。そのくせ眼光が鋭く、余り関わりたくないなと思わせる。白が陽なら青は陰という印象を受けた。
赤い勢力の女性闘士は、何か実務的で口やかましい。新聞会などを仕切っていた。
文学部のノンセクトの女性闘士は、とても理知的に見えた。素敵なお姉さんという感じで好印象を持った。理屈っぽいのが玉に瑕。
サークル連合系の女性闘士は、格好気にしなさすぎでちと不潔っぽい感じがしたが、面倒見が良く根が優しい方々だった。
ノンセクト系は、大体が「優しいお姉さんは好きですか」系と言えた。余りお世話になったことはありませんが・・。
で、寄宿舎系は、男子寮なので残念ながら女性闘士はおりませんでした。
入り浸っていたのが何人かいるくらいで。
女子寮については完全にノンポリ(政治的無関心)。

他にもわけのわからない勢力はいろいろといたが、忘れた。
ただ、統●教会の学生組織には、手を焼かされたものだ。
合同結婚式で有名な組織。これが知らないうちに学生に蔓延っていた。
いわゆる「洗脳」というものはこの当時からあった。学生の下宿を訪問し引きずり込む。「宗教の仮面」を被っているからもう理屈を超えていた。
洗脳された女子学生もだいぶおり、リーダーはそれこそ「女性闘士」顔負けとなる。

こんな感じだったろうか。H子もその一人であった。

ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ



最新の画像もっと見る