ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

林芙美子を見に

2011-10-09 21:00:11 | 


結局、気になり神奈川近代文学館へ。
その前に…

まったく冴えないスポーツウエアをまとい、
朝もはよから特急に乗って早朝の横浜港みらい21地区へと。



インターコンチネンタルホテル。
いつか泊まりたいと願うホテルのひとつ。

いかにもこのホテルの宿泊者が朝ジョギングしている風を装って。
そんな人々とすれ違いながら、朝の浜の空気はとてもうまい。





なんとも憎たらしい造形だ。
海岸線に垂直にそそり立つ白い怪物。
そう昔々その昔、大怪獣ガメラシリーズに出てた宇宙怪獣「ギロン」。
頭がどでかい包丁の刃となり何でも切り刻む恐ろしい武器に。
それを思い出す。



こんなダサイ格好で赤レンガ倉庫まで駆け抜けました。


そして大桟橋、山下公園、元町から港の見える丘公園へと向かったのでありました。
もうへとへとですね。






林芙美子展を見ました。

物書きに生涯をささげた人の生き様はどんな作家でも僕は尊敬する。
そんなに真剣に自分と向き合えないから。

苦悩、葛藤、矛盾、嫌悪、理想、愛、希望、、自分の中に渦巻く混沌と格闘しなくてはならない。


僕は結局、逃げ回っているに過ぎない。

それでいい。
せいぜい体を鍛え、健康に気をつけ、普通の人のように死ぬまで生きるまでだ。