ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

タバコ遍歴

2008-01-07 23:47:37 | 
今日から都内のタクシーが全面禁煙になった。愛煙家にはまことに残念な事態である。
タバコのみの安らぎの空間は年年歳歳少なくなっている。僕の会社のあるビルでもこの寒空の中、ビルの屋外にある僅かばかりの喫煙所スペースで、肩をすぼめながら煙を吐くサラリーマンの姿が、なんとも涙を誘う・・・。

僕がタバコと出会ったのは5~6才の頃だったか。タバコの煙はとても嫌いだった。が、祖父の吸う「しんせい」というタバコの、タバコの葉っぱの匂いがとても好きで、タバコの巻紙を解いては葉っぱを鼻穴に押し込めていた。鼻の奥がキィーンとし、「快感」を覚えた。変な子供だった。
しかし、あまりにタバコの減り方が早いことに疑問を持った祖父に、いつか鼻に詰めている現場を押さえられ、ゲンコツを食らってからしばらく、タバコとおさらばした。

次に再開したのが、中学生の時、中学時代3年間お世話になったバスケット部の悪童らと。中学校の隣にあったさる公立高校の分校の便所で、毎朝一服してから中学校へ行くのがいつの間にか日課になっていた。銘柄は「セブンスター」。当時の新進気鋭の大スターであった。1箱100円の時代。
2年生の10月ごろ、ついに分校の先生に現行犯で「摘発」されつまみ出された。中学校の職員室に仲間全員呼び出され、担任の先生にこっぴどく叱られしょっぴかれた。再会して約1年半くらいの愛しき君ともこれでしばしのお別れ・・・。

高校の3年間は、心を改め、非行と一切訣別。“清く正しく”生きた。

そして大学に入学して再々度の邂逅・・・・!!
自由になり開放感にあふれた僕は、勢い酒と同じようにタバコも再開した。
その時の君は“労働者のタバコ”=ハイライト。1箱80円也。
缶ピース、峯、ロングピース、・・・いろいろ浮気もし。
大学時代は誰にも怒られずよってやめようなどと一切考えないまま過ごした。

以上のように僕とタバコの付き合いは長い。
今は、マルボロメンソールライトを愛用している。タバコはもう320円になっている。
一日1箱吸うか吸わないか程度の消費。何度か禁煙も試みたがもう諦めている。
タバコとは今後も人に迷惑をかけない程度にほどほどに付き合って行きたいと思う。
 ※ 近くの誰かに思いっきり叱られれば、もしかしたらまたやめれるかもね・・
   叱ってくれる人募集中。

ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ