Days of Dragonflies & Moths

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写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

裏ヤンマ 其の四

2007年08月10日 | トンボ
いつの間にか、8月も半ばになってしまった。
時間が取れれば、せっかくの仕事の谷間で、色々行きまくりたかったが、
そうは問屋が卸さないと言うのが現実である。

さて、8月の半ばともなると、大型のヤンマ類も出そろってくる。
山で見かけるルリボシやオオルリボシはもう少し後になるが、
あとは大体アカトンボを残すのみという感じだ。

そして裏ヤンマも中盤ということになる。
この時期のメインは、何と言ってもコシボソヤンマだ。
撮影対象としても最難関の一つで、まずホバリングを滅多に
しないことから、追い撮りということになる。

今シーズンは、時間も取れないこともあって、
没姿時刻ギリギリに現れる上流のポイントを
狙ってみる。

6時頃に到着するが、見られるのはミヤマカワトンボのみ。
仕方なく、岸辺にいたアキアカネやミヤマカワトンボで
ストロボのテストをしてみる。
日中光の撮影ではないので、ある程度暗さも表現したいところ
だし、ストロボの散光も難しいので、強いと被写体がテカり過ぎて
しまう。



かなりアンダーだが、まあ被写体露光を考えると、こんなものか、あるいは
少々プラスにするかだろうか。GN36(72)で1/4 f8~11 撮影距離1.5メートル弱
といった感じで狙うことにする。

今シーズンはコシボソを望遠で追い撮りしてみようと考えてのことだ。
昨年も少しチャレンジしたが、動きをつかみきれず、しっぽにピントの
あった画像しかとれなかった。

車から携帯椅子を取り出し、流れに腰掛けて待つことしばし。
やがて、オニヤンマが行き来をはじめる。
ちょうどコシボソと同じように短い往復飛翔をするので、練習台に・・・
と思ってチャレンジするが、待っている角度が悪いのか、全く写せない。

ふと振り返ると、傍らにミルンヤンマの羽化殻が。。。こんな感じで
羽化しているのか・・・。



更にしばらく待つが6時40分頃になって、やっとコシボソが登場した。
こんな事なら、コシボソを写しながら川を上ってくれば良かったとも
思うのだが、その辺は後で去年一昨年のexifチェックをして時間帯を
読みつつ、後日時間が取れたら・・・と思う。

しかし、せっかく手ぐすね引いて待っていたのに、コシボソが飛んだのは
僅か2分間くらい・・・・。望遠で追い切れず、仕方なく広角にスイッチして
シャッターを切ったら、いなくなった・・・。



これがせめてもの置きみやげだった・・・がっかり。

コシボソも終了し、帰り際、車を転回させるついでにミルン摂食を狙うことにする。
少し行くと早速ミルンの往来に出会う。もはやかなり暗いので、ヘッドライトで照らし
ながら撮影にチャレンジ。ミルンの摂食はせわしなく、動きも決まってないので、
ちゃんと写せているかも全くわからないままめくらめっぽうシャッターを切る感じだ。
画面も暗いので現場では果たして写ってるのか写ってないのか?わからなかったが、
こんなショットが撮れていた。実感なし。。。広角だと画面のどこにはいるかで、露出が
全然変わるので難しい。



やっぱりミルンは9月に♂のホバリングに挑戦したいものだ。
しかし、時間が取れるかどうかまだ微妙。。。


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