パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

グランプレステージ(賞味期限切れ)とホシノ酵母で適当に作った丸パン

2008-08-04 06:14:16 | パン
冷蔵庫の奥から賞味期限切れのグランプレステージというミックス粉が410gほど出てきた。パネトーネやシュトーレン用のミックス粉で、小麦粉だけでなく、バターなどの油脂や卵黄まで入っている。しかし、レシピが決まっていて使いにくい。これでパネトーネ風食パンを作るとなるとバターを大量に使わないといけない。おまけに一度に使う量は少ないし、作ったパンは味も濃いので結構、あきる。そんなわけで冷蔵庫の奥深くに眠っていた。

グランプレステージを販売していたサイトにレシピがあるが、これによると

配合-1.5斤
強力粉 280g (70%)
グランプレステージ 120g (30%)
水 192g (48%)
砂糖 48g (12%)
塩 6g (1.5%)
全卵 60g (15%)
無塩バター 60g (15%)
ミックスフルーツ 120g (30%)
インスタントイースト金 2.6g (0.7%)

ということで、手元にある分だけでもバターを200gぐらい使ってしまう。おまけに50gぐらい粉が余ってしまう。賞味期限が切れて1年がたっている。とりあえず匂い、味は大丈夫そうだ。

ホシノの菓子パン酵母液も余っているし、どうせ、賞味期限切れている粉で、捨てるよりはと思い、適当に丸パン作ってみた。賞味期限1年後といっても冷蔵庫のチルドの奥に入っていたし、焼成するので多分大丈夫であろう(笑)。 

加水は最初、120mlで徐々に加水して大体、最終140~150ml程度。加水後、固かったため、バターを10g加えた。ミックス粉だけで作ったからか塩味がやや強い。ただ、しょっぱい、というほどではない。適度な酸味があり、夏の汗をかいた後に食べるには結構いい感じだ。



グランプレステージ   410g
水           140~150ml
ホシノ菓子パン液タネ  50g
バター         10g

グランプレステージと水、タネを入れて捏ねる。
ある程度まとまったバターを投入して捏ね、一次発酵、室温で4~5時間。
60~70g程度に分割、ベンチタイム5分、成形。
二次発酵 40~45度 40分程度。

焼成200度 12分。



本当は焼成するから大丈夫というわけではない、比較的水分が少なくてもブドウ球菌は増殖し、ブドウ球菌の毒素は耐熱性。ただ、この場合、0度というチルド状態であったことと、粉が乾燥していたので大丈夫だろう、と判断した。冷凍保存ではないので本当はあやしい。