玉飛接近

右玉&左玉、ときどき詰将棋

振り飛車から右玉へ

2012年05月18日 | 右玉
個人的に好きな指し方ではないのですが、振り飛車から右玉に組み替える手法があります。

1.四間飛車編
▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲4八銀△4二飛▲6八玉△3二銀▲7八銀△7二銀▲5八金右△4三銀▲9六歩△9四歩▲2五歩△3三角▲7九玉△6四歩▲7七角△7四歩▲8六歩△6三銀▲5九銀△7三桂▲6八銀△6二玉▲6六歩△7二玉▲8八玉△6二金▲6七金△3二金▲8七銀△4一飛(第1図)

四間飛車からの組み換えを得意としている方の将棋から取材。
急戦を相手にすることは稀で、大抵は穴熊か銀冠を相手にすることになります。
藤井システムの手順でいくと急戦でこられる場合があるので、右玉にしたいのなら振った直後に玉を上がるのが確実です。

2.中飛車編
▲7六歩△3四歩▲6六歩△4二銀▲4八銀△3二金▲6八銀△4四歩▲5八金右△5二飛▲7八金△4三銀▲6七金右△6二玉▲4六歩△7二玉▲4七銀△6二銀▲6九玉△6四歩▲7九角△7四歩▲5六歩△8四歩▲7七銀△9四歩▲9六歩△7三桂▲6八角△6三銀▲7九玉△6二金▲3六歩△5一飛(第2図)

自分の将棋から。
この記事のために無理矢理飛車を振ったのでイレギュラーな駒組みになりましたが、通常は穴熊を相手にすることになります。

通常の駒組みに飽きた方、ブラフとして使いたい方は試してみては如何。
普通に指すのがベストだと思いますが(笑)。

詰将棋紹介(第7回)

2012年05月15日 | 詰将棋
吉村達也氏の急逝には驚きました。
公式ホームページの「遺書」にも驚きました。どう反応していいものやら。

今回紹介する作品は、リアルタイムで触れた氏の作品の中で最も印象に残っている作品です。

某巨大匿名掲示板の某スレッドで角砂糖図式の話が出ていたので、1号局も紹介。
“禁断の詰将棋”として、連載エッセイ『毎日がパラダイス』で発表(公表?)されました。

謹んでお悔やみ申し上げます。

対石田穴熊(2)

2012年05月11日 | 右玉
前回の続き。

ここから先手はどう指すべきか。

指してはいけないのは▲5六歩。
以下、△1九角成▲同飛△4六香(第3図)で終わり。


では、どう指すのか。
ここでは▲3七桂△4六銀▲4五歩(変化2図)があります。

これで後手の攻めを凌いでいます。

▲5六銀左もあるかなと思って少し考えてみましたが、ダメっぽいです。

以上、手抜き記事でした。