玉飛接近

右玉&左玉、ときどき詰将棋

ツノ銀型左玉の組み方(2)

2012年05月23日 | 左玉
対石田流ツノ銀型左玉の組み方・後手編。
(今回もこの戦法を得意としている方の将棋から取材しました。)

▲7六歩△3四歩▲7五歩△4四歩▲7八飛△6二銀▲4八玉△6四歩▲3八玉△6三銀▲2八玉△1四歩▲1六歩△3二銀▲3八銀△4三銀▲6八銀△4五歩(基本図)

駒組みは先手の時と変わりません。
ここから角交換をした場合と拒否した場合の2パターンに別れるのも同じです。

1.角交換
▲8六歩△3三角▲同角成△同桂▲8八飛△2二飛▲8五歩△7二金▲8四歩△同歩▲同飛△8三歩▲8六飛△5二金▲9六歩△2一飛▲9五歩△4二玉(第1図)

本譜ではイレギュラーな手順で角交換しましたが、基本的に先手の時と変わりません。

2.角交換を拒否
▲6六歩△6二飛▲6七銀△4二玉▲5六銀△5四銀右▲7四歩△同歩▲同飛△3二玉▲7八金△7三歩▲7六飛△4二金▲7七桂△4四角▲9六歩△3三桂(第2図)

こちらも先手の時と変わりません。
飛車を転回して戦う場合と、右四間のまま戦う場合とに別れるのも同様です。
序盤の早い段階で角交換をしてこの形に組む順が『痛快!ワンダー戦法』で「対升田式・地下鉄飛車」として紹介されていますが、角交換をしないで組む順を推奨します。