童話と絵本の会

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童話と絵本の会 2016.10.06 ふしぎな たいこ(西ナイジェリア)(1~2)

2016-10-06 22:39:21 | ハ行の絵本
2016年10月 6日(木)晴れ22℃ 78%RH am5:10
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_ふしぎな たいこ(西ナイジェリア) (1~2)
__アフリカのむかし話 文 木暮正夫 絵 渡辺侚三 池田龍雄 堀内誠一 林夏介 
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書

むかし、ある くにに、おうさまが いました。
くには、ゆたかで へいわでした。
と いうのも、おうさまが、とても ふしぎな
たいこを もって いたからです。

かたちは ふつうの たいこです。
でも、たたくと、たちまち
いろんな ごちそうが とびだすのです。
さくもつが とれない ときでも、みんなは、
この たいこの おかげで たすかりました。
ある ひ、となりの くにと
せんそうが はじまりました。
おうさまは、たいこを もって
でかけて いきました。

おうさまは、ずんずん あるいて
てきの まえまで くると、
ふしぎな たいこを たたきました。
とんとことん とんとことん
でて くる、でて くる。
たちまち、ごちそうの やまが できました。
てきの へいたいは、せんそうを やめて、
ごちそうに とびつきました。
そして、おなかが いっぱいに なると、
せんそうの ことは わすれて、
じぶんの くにへ かえって いきました。
おうさまの くには、また、へいわに なりました。

おうさまは、ときどき
もりの けものたちにも、ごちそうしました。
「あの たいこが ほしいなあ。」
ずるがしこい かめは、
たいこが ほしくて たまりません。

けれども、たいこには ひみつが ありました。
ぼうきれの うえを またいで たたくと、
三びやくにんの へいたいが とびだして、
あばれまわるのです。

ある あさ、おきさきと おうじょが、
みずあびを して いました。
それを みた かめは、きの うえから、
やしの みを ひとつ おとしました。
ふたりは おなかが すいて いたので、
さっそく、やしの みを たべました。
すると かめは おこって いいました。
「やしの みは、ぼくのだよ。かえして おくれ。」

「ごめんなさい。あなたのだとは しらなかったの。」
ふたりは あやまりました。
けれども、かめは、わざと おこって いいました。
「これから おうさまの ところへ いって、
さいばんして もらいましょう。」
かめと おきさきと おうじょは、
おうさまの おしろへ いきました。
「しめしめ、うまく いくぞ。」
と、かめは おもいました。

おうささまの まえで、かめは ひざまずいて、
これまでの ことを はなしました。
おうさまは、こころの ひろい
こうへいな かたでした。

「きさきが、やしの みを ぬすんだとは、
きっと なにかの まちがいだろう。
だが、 まあ よい。べんしょうしよう。
なんでも、おまえの すきなものを あげよう。」
すると、かめは すぐに いいました。
「おうさまの たいこを ください。」(つづく)
 
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