京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

九月句会評

2017-01-10 11:15:14 | 日記
九月句会評
      金澤 ひろあき
 九月下旬は、秋雨前線の影響で雨が多かったです。ただ、句会の日は幸いに晴れました。暑いぐらいでした。
 中野様、三村様、青島様と私の四人で句評を行いました。
  神奈備へとどろく太鼓観月祭    中野 硯池
 本当に神事の月という漢字が出ています。松尾大社へ行かれたそうです。そういば松尾大社の近くに月読神社があって、月の神様もお祀りしています。
  泡盛の町に巨大な異国あり     金澤 ひろあき
 今回はすなおに客観写生をしてみました。主観を交えず、事実をそのまま写すことで、かえってドキッとうることにハッと気づくことがあります。
  道草という名のパン屋曼珠沙華   三村 須美子
 面白い名のパン屋だな。曼珠沙華との取り合わせがあって面白い。お話が始まりそうですね。
  宵ふたり 素足で入る大聖堂    青島 巡紅
 ヨーロッパの古い歴史がある大聖堂を舞台に。このふたりは恋人かな。将来を神に誓っている。そういうストーリーが思い浮かびます。
  他、投句された方々の作品です。
  ぶらりぶら悠悠自適へちまの実   坪谷 智恵子
  浮世絵師筆は真夏の水に浸す    葛城 裸時
  長睫毛凜とおすまし彼岸花     岡畠 さな子
  五輪の輪いつく残るかどうぴんぐ  野谷 真治


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