2024年11月 京都童心の会 通信句会作品
この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。
特選句の選評をいただけるとありがたいです。
1 手がるに買えぬ松茸居すわる
2 野の家の一人体操畳の上
3 細胞を入れかえて待つ同居
4 夕陽のこしてとんがり屋根と芒の野
5 思い出コロリン村になびかれて来た芒野
6 政局ざわつくお月様まんまる
7 月下のオオタニサン打たれた投手
8 夕刻炊き上がる新米茶碗
9 半額シール貼られる十六夜
10 夜長縦長豆腐三昧
11 黙しても揺らぐ心や芒原
12 芒野や老女の赤シャツ花となる
13 なつかしき過ぎし日返らず芒の穂
14 御香宮名水硬く尾花散る
15 新畳木戸ぶち開けて犬の足
16 秋祭り臨時の巫女さん隣家の娘
17 秋の雷かけこむ茶店昔歌
18 涙腺がつまりてポトリ青畳
19 月迎え輪になり踊る埴輪の目
20 夕焼けの路地 小さなコオロギ小さな私
21 あなたの味だまっすぐ引けない線
22 本を閉じ 今夏は訃報多かった
23 友死んで芒のさみしさ持て余す
24 天高し横綱のごと神輿二基
25 どんぐりが畳に正座不得手です
26 芒からバトンタッチをされた雪
27 新酒出て天狗舞い出す祭笛
28 ゴーヤまだ日本に無かった日畳の間
29 金木犀畳にうたた寝日和かな
30 空耳に呼ばれた病院浮き雲流れ雲
31 病院でおろおろ空耳呼ばれるまでは
32 きっかけはかげろうケンカの種
33 なごやかに話せぬ話題しんきろう
34 息子の笑顔でリセット石頭
35 お年寄りほほえみ語る私も同じ
36 役目終えし田にぼんやりと彼岸花
37 良いのかな-夏・秋の花のデュオとまどう私
38 2丁目に行きたい左右に「車両通行禁止」ニッチモサッチモ行ける所は1丁目ばかり
39 久しぶり友と語ればひと時 自分に会える
40 ありがたい交わす方言 空気を変える
41 闇バイトお金欲しさに人殺し
42 池に映りし雲コントラストがモネの絵画
43 友人の弟が亡くなった51才 名はじゅんちゃん
44 5回目でようやく座るひじかけ椅子
45 イシバ ノダ そろってノトを守ってくれ
46 ヨトー ヤトー云わずに国を守っていけ
47 秋はいつ秋はまだかな十月末日
48 昇り龍あと少しだが胸を張り
49 水鳥や言霊乗せて秋空へ
50 はにわ巫女くり抜き目玉天高し
51 並び立つ円筒はにわに木の実落つ
52 石棺の阿蘇より運ばれ返り花
53 古墳巡る影の長きや芝生広場
54 秋の空何のためだか円筒(つつ)に穴
55 舟じるしあちらこちらに秋日差す
56 高床式倉庫どんぐり収穫祭
57 大王の埴輪まつりや土の肌
58 大王を見送る埴輪文化の日
59 古墳の空どんぐり達を眠らせて
60 眼も口も開けたままのはにわの村
61 秋に揺れ幼児が数えるはにわの列
62 連れられて古墳の山に二本の杖
63 出番が来てもどこかさみしいはにわの眼
64 ゆるやかな山と埴輪の数に驚いて
65 素焼の土器たちと私は私でいられる空
66 埴輪の数に驚いて一口の水
67 彼岸花遅咲きながら時感じ
68 鰯雲追いて行きたし故郷に
69 秋色に染めた小道をくぐり抜け
70 神社道どんぐり拾い手に握る
71 寒さ耐え赤く染まりし山の色
72 紅萩が風に揺られて大原野
73 川沿いのコスモス通り風かおる
74 おむすび持ってハニワに会いにいこう吟行会
75 鳥・馬・牛と人に負けないハニワ群
76 木の実降る円筒ハニワ六千本
77 手を上げるハニワとしばしハイタッチ!
78 秋の主役か朝顔に心うばわれる
79 どんぐりの道にしっぽを巻いた馬
80 木の実降るハニワの力士四股を踏む
81 魂はこぶ埴輪の鳥や天高し
82 天高しハニワの鷹の狩りの夢
83 後円部大王眠る冬木立
84 月凍てる赤い棺は阿蘇の岩
85 大王の黄泉路赴く祭笛
86 輪となって踊る埴輪の魂送り
※銅鐸のレプリカです。大阪府茨木市
この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。
特選句の選評をいただけるとありがたいです。
1 手がるに買えぬ松茸居すわる
2 野の家の一人体操畳の上
3 細胞を入れかえて待つ同居
4 夕陽のこしてとんがり屋根と芒の野
5 思い出コロリン村になびかれて来た芒野
6 政局ざわつくお月様まんまる
7 月下のオオタニサン打たれた投手
8 夕刻炊き上がる新米茶碗
9 半額シール貼られる十六夜
10 夜長縦長豆腐三昧
11 黙しても揺らぐ心や芒原
12 芒野や老女の赤シャツ花となる
13 なつかしき過ぎし日返らず芒の穂
14 御香宮名水硬く尾花散る
15 新畳木戸ぶち開けて犬の足
16 秋祭り臨時の巫女さん隣家の娘
17 秋の雷かけこむ茶店昔歌
18 涙腺がつまりてポトリ青畳
19 月迎え輪になり踊る埴輪の目
20 夕焼けの路地 小さなコオロギ小さな私
21 あなたの味だまっすぐ引けない線
22 本を閉じ 今夏は訃報多かった
23 友死んで芒のさみしさ持て余す
24 天高し横綱のごと神輿二基
25 どんぐりが畳に正座不得手です
26 芒からバトンタッチをされた雪
27 新酒出て天狗舞い出す祭笛
28 ゴーヤまだ日本に無かった日畳の間
29 金木犀畳にうたた寝日和かな
30 空耳に呼ばれた病院浮き雲流れ雲
31 病院でおろおろ空耳呼ばれるまでは
32 きっかけはかげろうケンカの種
33 なごやかに話せぬ話題しんきろう
34 息子の笑顔でリセット石頭
35 お年寄りほほえみ語る私も同じ
36 役目終えし田にぼんやりと彼岸花
37 良いのかな-夏・秋の花のデュオとまどう私
38 2丁目に行きたい左右に「車両通行禁止」ニッチモサッチモ行ける所は1丁目ばかり
39 久しぶり友と語ればひと時 自分に会える
40 ありがたい交わす方言 空気を変える
41 闇バイトお金欲しさに人殺し
42 池に映りし雲コントラストがモネの絵画
43 友人の弟が亡くなった51才 名はじゅんちゃん
44 5回目でようやく座るひじかけ椅子
45 イシバ ノダ そろってノトを守ってくれ
46 ヨトー ヤトー云わずに国を守っていけ
47 秋はいつ秋はまだかな十月末日
48 昇り龍あと少しだが胸を張り
49 水鳥や言霊乗せて秋空へ
50 はにわ巫女くり抜き目玉天高し
51 並び立つ円筒はにわに木の実落つ
52 石棺の阿蘇より運ばれ返り花
53 古墳巡る影の長きや芝生広場
54 秋の空何のためだか円筒(つつ)に穴
55 舟じるしあちらこちらに秋日差す
56 高床式倉庫どんぐり収穫祭
57 大王の埴輪まつりや土の肌
58 大王を見送る埴輪文化の日
59 古墳の空どんぐり達を眠らせて
60 眼も口も開けたままのはにわの村
61 秋に揺れ幼児が数えるはにわの列
62 連れられて古墳の山に二本の杖
63 出番が来てもどこかさみしいはにわの眼
64 ゆるやかな山と埴輪の数に驚いて
65 素焼の土器たちと私は私でいられる空
66 埴輪の数に驚いて一口の水
67 彼岸花遅咲きながら時感じ
68 鰯雲追いて行きたし故郷に
69 秋色に染めた小道をくぐり抜け
70 神社道どんぐり拾い手に握る
71 寒さ耐え赤く染まりし山の色
72 紅萩が風に揺られて大原野
73 川沿いのコスモス通り風かおる
74 おむすび持ってハニワに会いにいこう吟行会
75 鳥・馬・牛と人に負けないハニワ群
76 木の実降る円筒ハニワ六千本
77 手を上げるハニワとしばしハイタッチ!
78 秋の主役か朝顔に心うばわれる
79 どんぐりの道にしっぽを巻いた馬
80 木の実降るハニワの力士四股を踏む
81 魂はこぶ埴輪の鳥や天高し
82 天高しハニワの鷹の狩りの夢
83 後円部大王眠る冬木立
84 月凍てる赤い棺は阿蘇の岩
85 大王の黄泉路赴く祭笛
86 輪となって踊る埴輪の魂送り
※銅鐸のレプリカです。大阪府茨木市
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