細川厚労相が、3号年金受給者(専業主婦)の「救済」に関し、「知らなかった」と答弁し、窮地に立っている。
「知らなかった」のは、「2年分を一括して収めれば、すべて収めたとする」という、厚生省の課長通達で、これはさすがにおかしいと、私も思う。
私が言っているのは、「2年分を収めれば、適当な数式で計算した額を年金としてもらえる」というもので、「2年分を収めれば、すべて収めたとする」というのでは、さすがに、ない。
さらに加えて前原辞任。
にもかかわらず、さっぱり吹かない自民党への期待。
そんなことを考えながら、ふと、目に入ったのが、ポール・ローマーというアメリカの学者の動き。
ローマーは、ITソフトの事業で成功しているので、金銭問題に脅かされることなく、「好きなこと」をできる立場なのだそうだが、それで、やろうとしていることは、たとえば、中国における香港のような、一国内2制度の地域を「NGO」として「つくる」ことにあるらしい。
ローマーの専門は「経済」らしいが、さすが、あちらの人はやること、考えることのスケールがでかい。
いや、表現のしようがないので、「スケールがでかい」と書いたが、もはや、「国家(ナショナリティ)」の有効性が尽きていると見る、その視野は、やっぱり「スケールがでかい」。
いずれにせよ、日本が「文化ナショナリズム」を脱却すべきところに来ていることは、わかっている人はわかっていると思う。
日本が「文化ナショナリズム」に拘泥しているのは、実際には、それが危機に瀕しているからなのだ。
「知らなかった」のは、「2年分を一括して収めれば、すべて収めたとする」という、厚生省の課長通達で、これはさすがにおかしいと、私も思う。
私が言っているのは、「2年分を収めれば、適当な数式で計算した額を年金としてもらえる」というもので、「2年分を収めれば、すべて収めたとする」というのでは、さすがに、ない。
さらに加えて前原辞任。
にもかかわらず、さっぱり吹かない自民党への期待。
そんなことを考えながら、ふと、目に入ったのが、ポール・ローマーというアメリカの学者の動き。
ローマーは、ITソフトの事業で成功しているので、金銭問題に脅かされることなく、「好きなこと」をできる立場なのだそうだが、それで、やろうとしていることは、たとえば、中国における香港のような、一国内2制度の地域を「NGO」として「つくる」ことにあるらしい。
ローマーの専門は「経済」らしいが、さすが、あちらの人はやること、考えることのスケールがでかい。
いや、表現のしようがないので、「スケールがでかい」と書いたが、もはや、「国家(ナショナリティ)」の有効性が尽きていると見る、その視野は、やっぱり「スケールがでかい」。
いずれにせよ、日本が「文化ナショナリズム」を脱却すべきところに来ていることは、わかっている人はわかっていると思う。
日本が「文化ナショナリズム」に拘泥しているのは、実際には、それが危機に瀕しているからなのだ。