パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

早ッ

2008-01-28 22:06:30 | Weblog
 橋下弁護士、大阪府知事に当選。
 民主党は、「知名度に負けた」、と言っているみたいだが、そうかなあ。
 私は大阪府民ではないので、なんとも言えないが、テレビ等で見る限り、熊谷とかいう、民主党推薦候補はものすごく感じが悪かった。大学院の教授だそうだが、傲慢,冷血以外の何ものでもない感じで、落選が決まった画面でも、能面のような表情に薄ら笑いを隠しているように思った。それに比べ、橋下は、ともかく必死にやっているという感じは受けた。
 昨年の参院選挙の安倍大敗も、地方格差の拡大が原因とか言っているけど、私は、塩崎官房長官の高をくくったような応対が原因じゃないかと、今でも思っている。本当にあいつは感じ悪かった。どうでもいいことは確かなのだが、「法律に違反していないからいい」の一点張り。おかげで、その「どうでもいい」ことが何であったか忘れてしまったが、塩崎の感じの悪さだけは、今も残っている。塩崎、もしくは安倍首相の一存でいくらでも処理できることなのに、それをしないから、「どうでもいい」ことはわかっていても、どうしてもこだわってしまう。赤城大臣の絆創膏なんか、本当にどうでもいいのだが、隠すからこだわってしまう。

 ところで、リンダ問題、って知ってますか? 山本リンダは処女か否か(60過ぎだが)という問題…ではなくて、社会正義にあふれた女性で、大学時代は哲学専攻、環境保護を訴えるデモにも積極的に参加していた。
 さて、このリンダ、今、どうしているでしょう? 次のA、Bから選んでください、というもの。

 A。銀行の出納係。
 B。銀行の出納係で、フェミニズムの運動家でもある。

 論理的に考えると、シナリオが詳しいほど事実である確率は減るので、答えはAなのだが、感覚的にはシナリオが詳しいほどあり得る話に思えてしまうので、Bと答える人が圧倒的に多い、という。

 これが、「リンダ問題」で、カーネマンというノーベル経済学賞を受けたえらい学者が考えたのだそうだ。皆さんはどうですか? 私は、Aと答えましたけど。理由は、まさに、シナリオが詳しいほど事実である可能性は低いだろうと思ったのだが、一般的には9割ちかくが、Bと答えるらしい。
 それで、ちょっと面白かったのが、このリンダ問題を日本の大学生とインドネシアの大学生に聞いたところ、日本の大学生は、Aが25パーセント、Bが75パーセントだったが、インドネシアの大学生は、Aが11パーセント、Bが89パーセントだったんだそうだ。
 日本人て結構こすっからいなーと思ったが、それはそれとして、インドネシアの人、というか南方の人は、いかにも人が良さそうだ。私が大学生時代、ベトナム、インドネシア等、南方からの留学生がたくさんいたが、みんな人が良かった。でも、あんまり勉強はできなかったような記憶が…。すみません、南方の方。

 白鵬、朝青竜を破る。
 産経の一面に勝負がついた瞬間の写真が載っていたが、朝青竜のお尻が土俵につくかつかないかといった時に、早くも控えに座っていた琴光喜が、土俵から目を離して、腰をあげている様子が写っていた。「早ッ」、ってこうい場合に使うのかな、と思ったが、本当に早い。やっぱり、同業者は見るところが一般ファンとはちがうのだろうなあ。

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