パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

鳩山首相が

2010-06-02 20:49:28 | Weblog
 今朝、辞意を……と書くと、細川総理の真夜中の辞意を、「え、真夜中にオナニーしてますなんて言っちゃっていいの?」と茶化した爆笑問題を思い出してしまうが、まあ、それはそれとして、この鳩山首相の辞意表明について、極東ブログ氏は、「あらためてダメな人だと思った」と書いている。それは、特に安全保障問題に著しい。すなわち、鳩山首相曰く、

 『私はつまるところ、日本の平和、日本人自身で作り上げていくときを、いつかは求めなきゃならないと思っています。アメリカに依存し続ける安全保障、これから50年、100年続けていいとは思いません。そこのところもぜひ、みなさん、ご理解をいただいて、だから鳩山が何としても、少しでも県外にと思ってきた。その思い、ご理解を願えればと思っています。その中に今回の普天間の本質が宿っていると、そのように思っています。…』(極東ブログからコピペ)

 と言ったのだったが、極東氏は、普天間問題の本質は市街地に基地が近いのであぶないという単純な問題であって、鳩山は問題の根本を把握し損ねていると批判している。

 私も極東氏に同意だが、ただし、「日本の平和は日本人自身が作り上げるべきもの」云々について、「まあ、その通りかもしれないが」と極東氏が言っているところは不同意。

 第2次大戦を戦った国同士は、これからまた戦うということは、多分ない。

 少なくとも、国家同士の利害関係を「戦争」で解決するということは、日米欧各国の間ではもうない。

 では、戦争はもはや地球上から姿を消したかというと、もちろん、そうではない。

 今回、「抑止」という言葉が踊ったが、これは、この「地球」において、将来あり得るかもしれない戦争すべてに対する「抑止」と考えるべきなのだ。

 そのための米軍を支えるために、沖縄に基地を提供する、そう理解すべきなのだ。

 と、大風呂敷を広げてしまったが、「戦争」なるものを、「自衛」の視点で考えるのは、もはや適当ではない、そんな時代認識が必要なのではないか、とまた大風呂敷。
 

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